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パワハラの定義に「怒鳴るキレる」は含まれる?パワハラの具体例

2017.5.30

「パワハラ」ってよく聞くけど具体的な定義はご存知ですか?

以外にみなものすごい事をされなければ、パワハラに当たらないと思っている人もいますが、もっと身近な上司のふるまいもパワハラに当たるのです。

例えば上司が「怒鳴るキレる」も当たり前と思っていませんか?これだって十分なパワハラなんです。具体例を挙げながら、パワハラの定義についてご説明いたします。

パワハラの定義に「怒鳴るキレる」も含まれる

人間は感情的な生き物です。だから上司だって感情的になる事はあります。

しかし、いくら上司とはいえ、やはり度を過ぎて感情的になり怒鳴るキレるを繰り返すようならば、これも立派なパワハラです。

厚生労働省のパワハラの定義では「脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言」などがあります。

具体的に言えば、みんなの前で大声で叱責し、モノを投げつける行為をする。「生きている価値がない」「お前が会社を辞めた方が、みんなのためだ」「何考えて生きているんだ、死んでしまえ」「お願いだから、明日から会社に来るな」など暴言を吐くなどです。

パワハラの定義は確かに曖昧ですが、基本被害者がパワハラを受けたと感じれば、パワハラは成立します。例え上司が「部下を厳しく叱責して、奮起を促す」事を目的とした声掛けでも、それが「侮辱や名誉棄損、脅迫」などを感じさせる内容であれば、パワハラに当たります。

怒鳴るキレる以外のパワハラの定義とは?

厚生労働省が説明しているパワハラの定義には他にも「暴行・傷害」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」があります。

この項では、「過大な要求」「過小な要求」について詳しくご説明いたします。

過大な要求というのは、よくパワハラであるパターンです。例えばどんな人でも達成できないノルマを課したり、休日出勤や残業をしても終わらない量の仕事を任される。また営業をしていた人間に突然システム関係に仕事を担当させるなどと全く知識も業種も違う仕事をしろと言われるなどです。

過少な要求というのは、その反対になります。一般的には「干されている」状態に近いと思います。業務に必要なパソコンも支給されない。本来の能力に見合わない仕事ばかり任されるとかです。仕事をしなくて、お金がもらえるならラッキーという意見もありますが、普通の感性があると、みんなが忙しくて自分だけ暇という状況はかなり精神的なストレスを引き起こします。

怒鳴るキレる上に暴力も!パワハラの定義では「暴行・傷害」に当たる

人間というのは、不思議なもので、ずっと怒鳴っていると何故かその自分の声に鼓舞されるように、行動がエスカレートしていきます。その結果暴力をふるう上司もいるのです。

よくあるのは、蹴りを入れられるです。男性相手の事が多いですが、女性にもそのような行為をする人がいます。また髪の毛を引っ張られる、モノを投げられるというのもよくあり話です。

これは上司の暴力の結果、ケガを負えばもちろんですが、とくに跡が残らなくても暴行という行為を働いただけで、パワハラが成立します。

こういった上司の多くは、他の部下の前で怒鳴った上に行う事が多いので、そういった意味では大変目撃者も多くなりますから、パワハラを訴えた時には成立しやすい条件が揃います。

例え上司でもどんな名分があっても他の人の暴力はふるってはいけないのです。ケガを負えば、それはパワハラを超えて傷害事件といってもいいでしょう。

「人間関係との切り離し」と「個の侵害」の具体的なパワハラ例

パワハラの定義の一つである「人間関係との切り離し」についてご説明いたします。

人間関係との切り離しというのは具体的に言えば仲間はずれという事です。例えば、挨拶されても無視されたり、会話に入れてもらえない、仕事の手伝いを申し出ても断られるなどが当たります。

これは上司が一人命令しても、実行される事がなく、大なり小なりその部署の人間や会社に人間が自分の意思で行っています。また、意識的に無視してなくても、上司から目を付けられた人との関わりを絶ちたいという思いからもこういった行動が起こります。

「個の侵害」というのは、いわゆるプライバシーの侵害という事です。やたらプライベートな事に口を突っ込んだり、誰かのプライバシーを暴いた上にそれを話のタネにして笑うなども含まれます。

よくあるのが、ある程度の年齢の女性に対して「早く結婚しなよ」「子供欲しくないの」など言ったりします。これはセクハラとも言える行為です。

パワハラの定義を知って自分を守ろう

パワハラというのは日常茶飯事で起こっています。

しかし昔から日本人は「上司の命令は絶対」「忍従の美徳」などの社会的風土があり、その結果、パワハラがまかり通る世の中になってしまいました。

前述したように、怒鳴るキレるは「脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言」にあたり、他にも「暴行・傷害」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」などのパワハラの定義があります。

もちろん上司の命令には基本従う義務があります。またミスをすれば叱責されるのは当然です。しかし、それが度を越したものの場合だったり、人格を否定する発言や体に傷を負う行為などを我慢する必要はないのです。

他にも、到底一人で終わらない量の仕事を課されたリ、また逆に干された状況だったりするのもやはりパワハラなのです。また職場内で無視されるのも、やたらプライバシーを侵害する質問をされるのも、パワハラに当たります。

自分が傷つけられたと感じたら、一人で抱え込まずに社内の相談窓口や人事部、社外であれば公的機関やNPO団体がパワハラの相談窓口を開設しているので是非ご活用ください。

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