教師の給料は安い?実際の仕事内容と給料の関係性を解説
学校教師の仕事は大変だとは想像することはできますが、公務員の仕事ですし良い給料をもらっていると思っている人も多いでしょう。
確かに年功序列によって給料は上がっていきますが、若い教師になるほど給料が安いのに時間に追われて仕事をしていることもあります。
そこで教師の仕事内容に対する給料との比較について紹介します。
このページの目次
教師の給料は若いうちは安いがどんどんと安定していく
学校教師の仕事は誰もが学生時代を経験しているので、ある程度は知っているかもしれません。
授業を行ったり学校行事のために準備をするなど、教師の仕事は意外にも多岐に渡ってたくさんあります。
しかも部活動をすれば夕方過ぎまでは拘束されますし、それから明日の授業の準備などがあれば、夜遅くまで仕事をすることになります。
仕事内容が多い割には若い教師は給料が安いんで、不満を持って仕事をしている人も中にはいるでしょう。
しかし公務員なので実績を積んでいけば着実に給料も上がっていくことから、将来的には安定した生活を送ることができます。
教師の仕事は定年まで毎年同じ仕事をすることになりますが、生徒たちに対して真摯に向き合うことも大切な仕事のひとつです。
授業だけでなく生徒に真摯に向き合おうとすれば、いくら時間があっても足りないですし、ストレスも溜まっていくことも多いでしょう。
仕事の割には給料が安いと思うのは当然かもしれません。
給料が安いと思うのは教師の仕事内容にマッチしていないから
教師の給料が安いと思うのは仕事量や大変さに対して、給料額が見合っていないことが要因のひとつです。
公務員の仕事なので年功序列式に給料は上がっていきますが、若い教師とベテラン教師では授業内容は同じです。
自分が受け持つクラスもあれば授業内容も同じなので、若手とベテラン教師にはほとんど仕事に差がないと言ってもいいでしょう。
しかも学校によっては若手教師に経験を積ませるために、部活動を優先的にやらせたりするので、自分の時間も無くなっていきます。
教師は同じ専攻の先生と一緒に相談をしてテストを作成することもありますが、若手教師に雑用などの仕事を任せることも多いでしょう。
どの会社でも若手が一番動いて仕事をするものですが、教師も同じで若手が頑張って仕事をしています。
そのため給料が安いのに仕事量が見合っていないと思うことは当然なので、早く慣れて少しでも余裕を持って対応できるように力をつけるしかありません。
教師の給料は安いとは思わないが大変な仕事なのは理解できる
一般の人に教師の給料が安いか聞いてみると、多くの人は高いと答えることが多いです。
社会人として働いた時に教師の平均給与額を聞けば、多くの人が高いと答えます。
年収300万円前後が平均給与となる一般会社にくらべて、教師の平均給与は45歳で約700万円になります。
若手教師の頃は月に20万円ほどの給料だったのが、年々給料額は上がっていくので、高いと思われているのです。
もちろんさらに上の年代では給料が上がる可能性もありますし、校長や教頭にまでなればさらにアップします。
しかも公務員なので退職金などもしっかり受け取ることができることから、一般会社員からすれば高給取りと言われて当然です。
教師とすればそれだけ仕事が大変ですし、手当などもないと言うかもしれませんが、サービス残業をしている人も多いのでそれは通用しないでしょう。
教師の仕事は大変なのは理解できますが、給料は高すぎると思っている人も多いようです。
一般の仕事に比べて高いのに仕事内容を考えると納得していない
教師に給料のことを聞けば仕事内容に比べて安いと感じる人も多いので、それだけ教師の仕事が精神的にもストレスを受ける仕事だと言えるのかもしれません。
若手教師の頃には給料は安くて仕事にも慣れていないため、大変な思いをするかもしれません。
しかし30代や40代になってくると仕事にも慣れてくる中堅になるので、ある程度仕事のやり方も楽になってくるでしょう。
毎年生徒が入れ替わっていきますが、新たな気持ちで1年を迎えることになるので、去年の反省を活かして毎年成長することができます。
生徒は生身の人間なので同じ対応はできないので、その分毎回精神的にストレスを受けてまで対応を考えることになります。
ほんの少しの妥協や間違いによって、その生徒の人生に大きな影響を与えてしまう可能性があるので、毎回真剣に生徒と向き合わなければなりません。
そんな仕事内容を考えると高い給料をもらっても、割に合わないと思っている教師もいるようです。
教師は給料よりも自分の仕事に真摯に向き合うことが大事
教師の仕事は生徒たちに教育をして、正しい道に進めるように背中を押してあげることが仕事です。
そのため給料が安い若手教師でも、ベテラン教師でもやるべき事は同じです。
公務員という仕事ですが子供の教育に直接関わることの多い教師という立場は、親の立場からすると信頼できる教師を望んでいます。
そのため真摯に生徒と向き合ってくれる教師でなければいけませんし、給料のために仕事をしてはいけません。
生活のために仕事をしているのは当然ですが、それでも真摯に向き合ってくれる教師を親は望んでいますし、教師はそうでなくてはいけません。
若手教師に時は給料が安くて大変な思いをするかもしれませんが、教師としての情熱を持って頑張ってもらいたいものです。
毎年生徒は入れ替わっていくので、新たな気持ちで毎年を迎えることになります。
いつまでの生徒に対して真摯な態度で接してくれることを願っています。