公務員が転職する理由とは?公務員が転職するためのポイント
公務員が転職を考えると多くの場合、退職したい理由も聞かれないまま「勿体ないよ!」と家族や友人に止められてしまう事が多いでしょう。そのため退職したいという悩みを抱えて困っている人も多いと思います。
公務員が退職を決意してから転職するまでのポイントをご説明いたします。明日にでも退職したいと悩んでいる人はどうか是非参考にしていただければと存じます。
このページの目次
公務員が転職したいと考える理由
公務員が転職したい、即ち公務員を辞めたい理由は大きく三つあります。
1.仕事にやりがいがないと感じる人
公務員の仕事は部署にもよりますが、今までの仕事をそのままのやり方でやり続けるというのが求められる場所です。中には時間潰しというしか思えない仕事もあるそうです。そのため、仕事になんのやりがいを見出せないまま過ごしている事が苦痛と感じる人もいます。
2.職場の人間関係に疲れた場合
職場の人間関係というのは民間でも退職理由の一つになるほどです。まして公務員の独特の価値観により構築された人間関係というのは、慣れない人には本当に苦痛とも言われています。
3.給料と仕事量が見合わない
これは公務員だけではありませんが、特に若い公務員の給料は民間企業よりも低めである事は珍しくありません。激務の部署に配属されて給料も安いとなると、立派な辞めたい理由になるのです。
公務員が転職する人は少ないの?その理由とは?
公務員が転職する人が少ないというのは本当です。
最近は若者の離職率が高いとニュースにもなっています。大卒の人でも、3年で3割は辞めてしまうと言います。それから比べれば、国家公務員では2%未満、地方公務員でも10%前後と言われています。
ただそれが公務員に満足している人が多いという現実を反映しているのではありません。
例え職場に不満足でも「安定している」「福利厚生がしっかりしている」という点を重視して、頑張っている人も少なくないからです。
民間同士の転職というのは、あまり家族や友人からの反対もないため、比較的しやすいですが、公務員からの転職となると、理由はどうあれ「勿体ない」と止める人が多くなります。つまり公務員を辞めたい、転職したいと考える人の中には、そういったこともあり一人で抱え込んでしまう人も少なくないのです。
公務員が転職する時に退職理由を明確にすべき
公務員を辞める理由は人それぞれです。しかし、その理由は民間企業に行ったから即解消されるという訳ではありません。
公務員から比べれば、民間企業の方が仕事の自由裁量権がありそうに感じるかもしれません。しかし、大企業になればなるほど社員の自由裁量権は下がっていきます。それは組織が大きくなればなるほどあり得る現実です。その最もたるのは公務員ですよね。
自分のやりがいの仕事を探しているのであれば、自分がどういう仕事をしたいのか、明確に考える必要があります。また、反対する家族や友人、恋人にも説得出来るほどの理由です。身近な人間が説得できなかったとしたら、企業面接も上手く行く訳はないのです。
また人間関係に疲れた人が退職理由の人は、どこの職場にも人間関係がある事を忘れないほうがいいでしょう。どういった人間関係にうんざりしているのかについてよく考えた上で、企業選びをした方がいいです。
公務員を辞める決断は若い時に行うべし
我慢に我慢を重ねて、40歳近くで公務員を辞す。気持ちは判りますが、色々と人生設計が複雑になりそうです。
もし公務員をこの状態で「10年続けられそうにない」と思ったら、決断は早いうちにした方がいいでしょう。というのも、民間企業に入社するのも若いうちが採用されやすいのです。よほど特殊な専門分野がある人ならばまだしも、そうでない40歳の人が民間企業で再出発するのはかなり困難です。
また公務員も民間企業も根本的な部分で考え方が違います。その考え方に慣れるためにも転職するのであれば若いうちが馴染みやすいでしょう。企業もそう考えるために、若い人の方が取る傾向があるのです。
また公務員というのは、この時代であれば競争率が高いため「公務員になった」=「難しい試験に合格」したという事で優秀というブランドが付いているのも同然です。
公務員の転職事情 転職は上手くいくか?
公務員の転職で上手く行く人もいれば、失敗する人もいます。
公務員の転職する理由は、大きく3つあります。
一つ目は「仕事にやりがいがない」です。二つ目は「職場の人間関係に疲れた」、三つ目は「給料と仕事が見合っていない」という点が多いようです。
こういった理由で民間に転職しても、それで悩みが解消されるとは限らないのが現実です。そのためにも、何故自分がこの仕事を辞めたいのか、そしてどういう仕事をしたいのかというのを明確にしなくてはいけません。
公務員と民間企業の考え方として最も大きな違いは組織の目的です。民間企業は当然ながら「利益の追求」が一番ですから、こういった考えの違いに慣れるためにも、転職をするのであれば若いうちがオススメです。
ある程度の年齢になってしまうと、その考えのギャップについていけずに、失敗してしまう人もいます。
決断は早めにするべきです。