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民間社会人には判らない公務員の人間関係めんどくさい点

公務員と言えば、「安定」「仕事が楽」なんて民間企業に勤めている人に思われがちですが、とにかく人間関係がめんどくさいのが問題です。

民間企業だって社内の人間関係はめんどくさいし、大変だよ!と思われる方はたくさんいると思いますが、民間企業にはない公務員特有のめんどくささがあるのです。

なにせ公務員の休職理由のトップが精神疾患と言われるほど、心が病んでしまうほどのめんどくさい人間関係についてご説明いたします。


公務員の人間関係がめんどくさい点とは?

それは浅く広い人間関係があるからです。

公務員はずっと同じ職場で働くという事は少なく、数年経てば、異動する人が大半です。つまり常に職場には新しい人が来て、誰かが去っていくという日々です。

当然、歓送迎会も多くなります。飲み会嫌いには苦痛ですよね。かといって歓送迎会の飲み会は不参加は職場の人間関係にかなり影響しますから、中々サボりにくいのが実情です。

さて異動が多いといっても、別に移動先が他県になる事は地方公務員にはありません。違う部署に異動になる訳ですから、当然顔を合わせる機会もあります。

という事は広く浅い人間関係が出来上がるという事です。

広く浅い人間関係の職場の弊害は「噂話」です。

知らない人の噂話は盛り上がりませんが、知っている人の噂話は盛り上がるの常です。という事で飲み会は噂話が横行する事になります。

これはかなり厳しいですよね。

公務員で人間関係がめんどくさいのは上司の所為かも

公務員は数年に一度異動がありますという事はご説明いたしました。異動するのは平ばかりではありません。当然上司も異動してきます。

という事は全然仕事を知らない上司が上司になる危険性を孕んでいるという事です。

もちろん真面目な上司はきちんと勉強をして、仕事を覚えます。しかしいい加減な上司は仕事を覚える気がありません。何故なら数年後には無用な知識になるからです。という事で無能な上司が上司面して、仕事を丸投げしてくるのですから堪りません。

また公務員は仕事が出来なくても、試験にさえ合格すれば出世可能ですから、頭でっかちで口だけの上司がパワハラレベルの権力を振りかざしてくれば、誰だった人間関係がめんどくさいと感じるでしょう。

特に消防署や警察署などは、体育会系の気分がある所はかなり厳しいという話しもあるくらいです。

公務員の人間関係がめんどくさいのは価値観が古い所為かも

今時民間で「結婚しないの?」なんて女子社員に聞けば、「セクハラ」認定で、女子社員から総スカンをくらいます。下手をすれば、人事部から呼び出しレベルになる可能性もあるくらいです

育休産休などの制度が整備されている公務員ですが、そこに働いている公務員の価値観は昭和でも止まっている人も少なくありません。

つまり「結婚は正義」という事です。結婚しなければ「いつ結婚するの?早く結婚しなよ」と上司から飲み会の席で突っ込まれたり、結婚しない事で飲み会のネタにされる事になります。

特に女性にとっては優しい職場とはいいがたい側面があります。

しかし、結婚したからといって安心できません。それもまた飲み会のネタにされる事もあります。例えば無口な人であれば「よく結婚できたね〜」的な突っ込みを入れられたりする訳です。とにかく価値観が昭和的というのは致命的かもしれません。

めんどくさい人間関係を生き抜くコツとは

部署によってはブラック企業並みに厳しい所もありますが、公務員は基本時間内に定められた仕事を熟せばOKという点があります。こういう浅く広い人間関係で噂話が好きという人はストレスなく勤められるかもしれません。

逆に「自分は自分」と確固たる信念を持ち、たとえ孤立しようが気にしないくらいメンタルが強ければ、これもまた生き抜く事は出来るでしょう。

しかし、孤立する勇気もなく、かといって噂話も苦手というタイプが一番つらい思いをするかもしれません。

自分の気持ちを無視して人に合わせる事を続けるとどこかに歪みがきます。

もし自分がこういう人間関係に耐えられないという事であれば、どこかで息抜きをする術を身に着ける必要があります。

もしくは転職を考えるかです。人間関係で職場を退職するのは逃げに感じる人もいるかもしれませんが、そうではないのです。それは自分を守るための手段なのです。

人間関係はどこの職場でもストレス理由のトップである

公務員も民間企業の人も、ストレス理由の第一位になっているのは「人間関係」です。

職場の環境も人間関係とは切っても切り離せません。民間にも問題がありますが、公務員には公務員特有のめんどうな人間関係があります。

例えば部署異動に伴う仕事の出来ない上司が上司として赴任する事もあります。出来ない上司が上司面して権力を振りかざすのは耐えがたい苦痛です。また、どうしても狭い世界で人間関係が構築されるため、噂話が横行する事もあります。誰がどこに異動した、誰と誰が付き合った、誰がこういう理由で辞めたなど噂話のネタは尽きません。

そして、特に女性にとっては厳しい「結婚が正義」の価値観が、飲み会や雑談の時に結婚をしていない女性をネタとして扱われる事もあります。

生き抜くためには、この流れに身を任せるか、自分を貫くと通す強さを身に着けるか、転職を考えるかを選択する必要があるかもしれません。

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