不安障害で仕事を辞めるべきだけど辞める事に抵抗を感じる人へ
不安障害で仕事を辞めるべきと医者から言われているけど、仕事を辞める事に抵抗があると感じていませんか?それは経済的なものだったり、自分の仕事の姿勢だったり、また将来の不安だったりします。
また辞める事に抵抗はあるけど、辞めたいと自分でも思っていて、もうどうしていいか判らないなんて困っていませんか?
そんな人へ、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
このページの目次
不安障害で仕事を辞めるべきと勧められたら?
不安障害というのは、精神的なストレスやプレッシャーが原因で、表立って症状と出る事が多いようです。
どんなストレスやプレッシャーかというと「他者からの批判・否定的評価を受ける恐れ」があるという事です。そして一番の解決策としては、そういった環境から自分を離す事が大切なのです。
職場というのは、どうしても評価されるのが付き物です。もちろんどんなに頑張っても、否定的評価をされる事というのはあります。社会で働くにあたって、批判を恐れていては仕事は出来ないのです。
誰だってそんなストレスは受けているよという意見もあるでしょうが、ストレス耐性には個人差があり、不安障害の人はストレス耐性が弱いのです。
ここで踏みとどまって頑張って、ストレス耐性が強くなるという事はありません。症状が出た場合はきちんと治療して、心身の健康を保つようにして初めてストレス耐性は上がります。
不安障害で仕事を辞める事に抵抗を感じるとしたら?
経済的な事、将来的な事があるからという事ありますよね。
今仕事を辞めてしまえば、お金が稼がなければ生活できない。また今安易に仕事を辞めてしまったら、将来再就職が大変になるのでは?と心配になります。
しかし、根本的には仕事をするにはそれなりに健康でないと無理なのです。というのも心身が弱れば、ストレス耐性も下がりますし、仕事にはどうしてもストレスが付き物です。
病気は早期に対処する事で回復も早くなりますが、本当にギリギリまで頑張ってしまうとその分消耗してしまって回復も遅くなります。無理は禁物なのです。
また、仕事を途中で投げ出す事に抵抗があったり、逃げる事が常習化するのではと心配する人もいます。
しかし世の中には戦略的撤退という言葉があるように、頑張る事、踏みとどまる事が必要な時と、撤退が必要な時とがあります。
逃げる事が負けになるという事ではない事を理解しましょう。
不安障害で仕事を辞めるべきかどうか迷っている人へ
成人したら、自分で仕事をしてお金を稼ぐのが当たり前です。しかし、それが出来ない状況というのはあります。前述したように、経済的なものや将来的な不安があるからという事もあるでしょう。
みんなすごく頑張って仕事をしますよね。頑張って、頑張って、頑張って、頑張りすぎてしまうのです。
でも心の中では「仕事を辞めたい!」と思っているならば、それは心の声です。もっと心の声に声を傾けましょう。人間にはメリハリが必要です。頑張れる時には頑張るべきですが、頑張れない時には頑張れないのは仕方のない事です。そういった時は思い切って自分に優しくしてあげる事が大切です。
その見極めをきちんと付ける事で、もっと仕事も生活も楽になります。不安障害の症状が出ているという事はすでに心が悲鳴を上げているのですから、きちんと自分の心に向き合ってあげましょう。
症状が収まっても不安障害とは気長に付き合おう
不安障害というのは症状が収まったから、また仕事を始めようと考えるのはとてもいい事です。しかし、本当に大丈夫か否か、自己診断は危険かもしれません。治療をしている人はまずは医師に相談してみましょう。
その上で慎重に勤める会社を見つけましょう。
ついつい焦ってとにかく採用してくれている会社に入ろうと思ってしまいます。しかし、無理は禁物です。その職場の環境があなたに会うかどうかは判りません。だから条件をきちんと検討しましょう。また面接の際に会社へ行く時には、社内の雰囲気をよく見てください。
一番判りやすいのは社員の顔です。どんよりした人がおおいのであれば、恐らくその会社は目に見えない何か問題を抱えています。逆にちょっと条件が悪くても、活気のある会社であれば、何か目に見えない良い部分があるのかもしれません。
不安障害でも仕事は出来る。ただ無理は禁物なだけ
不安障害と診断されて、このまま自分はどうしようと悩んでいる人もいると思います。しかし、不安障害でも仕事をする事は出来ます。
でももしその症状が生活に支障をきたすレベルであったり、医師から仕事を休んだほうがいいと言われた時、また心が悲鳴を上げている時には、思い切って仕事を休んだり、辞めてしまった方がいいでしょう。
経済的な問題、将来的な不安、心理的傾向等々、辞められない理由はたくさんありますが、それでも仕事をする上では、自分が健康でいる事がまず大切なのです。心身が弱った状態ではストレス耐性も下がってしまうので、余計事態が悪化します。
例えば内臓に疾患を抱えている人は、食事制限をしなくてはいけない人もいるでしょう。でも生活する事が出来ます。それと同様に不安障害だとしても、自分の気を付けなければいけない点を理解していけば十分に仕事もこなせます。
頑張るのが全てではありません。生活にメリハリをつけて、頑張る時は頑張る、頑張らなければ、休むという事が大切です。