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不安障害で仕事に行くのが怖い時。自分でできる克服方

人前にて出ると頭が真っ白になってしまったり、極度の緊張で息が苦しくなってしまう社会不安障害の患者は、10人に1人がかかると言われていて決して珍しくはない病気です。

この不安障害を患い、症状に悩まされたまま仕事を続けるのは非常に辛く怖いことです。
この怖いという意識から症状は悪化するどころか、パニック障害を併発する恐れなども出てきます。
仕事に行くのが怖い時、少しでも症状を緩和できるような克服方をまとめました。


仕事が怖いと感じる不安障害とは

不安障害の患者がなぜ、仕事に行くのを怖いと感じてしまうのでしょうか。

それは、人前に出た時や自分の意見を求められた時、息切れや動悸、異常な声と手の震えなどが止まらなくなってしまったり、ひどい場合は吐き気を感じることもあります。

そんな症状が出ることを恐れて、自分に自信がなくなり自分の力を発揮できなくなってしまうのです。

自信を喪失し、仕事に行くのが怖くなり引きこもりになってしまうケースも少なくはありません。

この病気は年齢に関係無く、小さい頃のトラウマや生まれ持った性格などが原因とされていますが、仕事でのストレスや何かをきっかけにしてどの世代の男女でもなってしまう可能性があるということです。

パニック障害を併発してしまうと、過呼吸などの症状が出て、それにより怖いという感情がどんどん増していきます。
仕事に行くのが怖いと感じて、足が震えたりお腹が痛くなった場合は、無理をせず休養を取りましょう。

不安障害で仕事に行くのが怖い時

では、仕事に行くのが怖いという時に自分で出来る克服方はあるのでしょうか。

一番効果的なのは、軽い運動をすることです。
日中に日の光をたくさん浴びながら、ストレッチや軽いジョギング、好きなスポーツをすることもオススメです。

時期によっては無理をせず、休憩を十分取りながら行うことが良いですが、基本的に30分以上の有酸素運動をすることを心がけましょう。

不安障害を患うと、自宅にこもってしまいがちになりますが、そんな時はあえて外に出て走ってみる。
走るのが苦手な方はウォーキングでも構いません。

とにかく体を動かすことで、精神的な安定を得ることができるのと、眠る時などに体のリラックス状態を作り出しやすくなります。
心の健康は実は、運動をすることが一番良いとされているのです。

軽い運動を心がけることで、飲むものや食事をしっかり摂るようになり、毎日適当にしがちだった食生活も見直すことができ一石二鳥となるのです。

不安障害で仕事は怖いが休むことができない時

どうしても仕事を休むことができない時。
そんな時は、仕事の中である習慣をつけましょう。

その習慣をするために仕事に行くんだというスタンスで、仕事への不安を軽減させることができます。

自分の持ち場に観葉植物を置き、その観葉植物に水を朝晩であげるために出勤しなくては。などと自分の出勤が必要だという理由をつけることで体が動くようになります。

休憩時間は本を読むなどと、行動を決めてしまうのも不安にならずに過ごせるので良いですよ。
人にランチに誘われるのがプレッシャーで断りずらいのであれば、お弁当を持って行き一人で過ごせるようにするのもオススメです。

仕事に関係ないところでの自分なりのリラックス方法を見つけて、なるべく気楽に過ごすことができれば、不安も帰る頃には無くなっているかもしれませんね。
是非試してみてください。

どうして不安障害になってしまう?不安障害を引き起こした原因

小さい頃のトラウマや育ってきた環境、そもそもの性格などが不安障害の原因とされていますが、いじめや人間関係のもつれによる、人を信用できないという恐怖心から不安障害を患うのではないかと考えられています。

自分に自信が無く、否定されることが怖くて意見できないなどの気持ちは、少なからずみんな心の中にあるのではないでしょうか。

通常であればそれは成功した経験や、人に認められたという過去があれば少なくなっていく感情であり、その中で徐々に自分に自信をつけていくことが出来ます。

そんな感情を上手く自分の中で消化することが出来ず、むしろ大きくなってしまったのが不安障害という病気です。

ミスが怖くて何も出来無くなってしまったり、周りの人の心のケアやサポートが必要になってしまうと、余計に自分に自信がなくなり迷惑をかけるのも怖いといった気持ちになってしまうのです。

不安障害と上手に付き合っていくために

治療法としては、薬やカウンセリングなどが挙げられますが、生活習慣の改善によって劇的に良くなることもあります。

不規則な生活や睡眠不足は心の乱れを引き起こします。
体が不健康だと感情もネガティブになり、心も不健康になってしまうのです。

食事をきちんとし、適度な運動により質の良い睡眠をとることで、気持ちは少なからず晴れていくことは間違いありません。

そんな自分で生活を見直すことが出来れば、不安障害の克服も近いと言えます。

習慣付けたことを毎日続け、なにより大切にするのは自分の体と心の健康です。
それを意識して前向きな気持ちになれたならば、もう少しです。

自然と仕事にいくのが怖くは無くなっていきますよ。
一人ではどうしようもない時、必ず誰か助けになってくれる人はいます。

家族であったり、カウンセラーであったり、相談するということはとても大切なことです。
一人で悩まないようにしてくださいね。

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