公務員の人間関係がつらい!うつ病にならないためにすべき事
公務員なんて適当に仕事していれば、いいんだから楽だよな〜なんて民間企業の人は思っているかもしれませんが、そんな事ないのです。民間企業にない特有の人間関係がつらいと悩んでいる人もたくさんいます。
公務員の休職理由のトップは「精神疾患」で、平成26年度は、その15年前の4倍近く増えているのです。
公務員特有の人間関係の問題とうつ病にならないためのすべき事についてご説明いたします。
このページの目次
公務員の人間関係がつらい理由
公務員の人間関係をつらいとしているそもそもの原因は「公定力」という言葉にあります。これは法律で定められたもので簡単に言えば上司の命令には絶対服従が基本なのです。
これは民間企業にはない考え方ですよね。民間企業にももちろん横暴上司などはいますが、絶対服従を法律では定められていません。
この考え方が公務員のパワハラ上司の助長を招いているのです。
部下は自分に逆らえないと考えているから、パワハラし放題です。特に今の時代などは、バブル時代に民間企業に行けなかったような低レベルの人が役職付きで幅を利かせているのですから、堪りません。仕事が出来なくても、勉強が出来るという人が出世しやすいという構造的欠陥も問題点の一つです。
また消防署や警察署など基本体育会系な公務員は、更に輪をかけてひどいという話しもあります。
人間関係をつらいものにしている公務員特有の考え方
公務員特有の考え方に「横並び」というのがあります。
つまり一人だけ目立ってはいけないのです。目立てば孤立します。孤立すれば、職場に居づらくなりますよね。
例えば職場で「一生懸命仕事しても給料が変わる訳ではないから、適当でいいじゃん」という空気があります。
それは間違っている!と一生懸命やればやるほど、「あいつ一人で目立ちたいのかよ」と周囲の目が冷たくなってくれるというのです。
また、仕事は一生懸命やって早く終わらすと次々と仕事を振られるという事もあります。
人の倍仕事しても、評価は変わらないとするとやる気がなくなるのも当然です。
そして仕事の内容にも問題があるとも言われています。つまり、あまり頑張って早く仕事を終わらせても、次に振られる仕事が全く意味のないもので、単に就業時間中に何かさせるための仕事をさせられることもあります。また皆が残業してれいば、たとえ仕事が終わっていても、一緒に残業する事を求められます。
公務員の人間関係をつらいモノにしている人々の問題
公務員も税金払っているんだけどね…。
これが公務員の心の叫びです。別に税金免除される訳でもなく、自分達も払っているのに、なぜか市民はみな「公僕」として、最後の一瞬まで自分たちに奉仕する事を求めてきます。
そしてそれが当然と考えているのです。
日本人は「おもてなし」という心があります。しかし、最近はこれを過剰に求める傾向があるように見受けられます。
例えば「お客様は神様」という言葉をそのまま受け取って、お店で店員に対してどんなふるまいも許されていると考える人達、税金を払っているから、公務員は市民に対して自分の身を捧げなくてはいけないと考えている人達が一定数存在しています。
これはかつての横暴な公務員たちへの批判から生まれたのも事実ですが、しかし最近は常識を超えて過剰なレベルまで上がっています。
こういう人達を相手にしなくてはいけない公務員はやはり精神を病んでしまうのです。
公務員もつらいよ!うつ病にならないために
自分で自分のメンタルヘルスに気を付ける必要があります。
最近食欲はありますか?何を食べてもおいしいと感じなくなっていませんか?
朝起きるのが億劫ではありませんか?熟睡感が得られない事ありますか?
夜はよく眠れていますか?途中で目を覚ます事ありませんか?
自分の趣味を楽しんでいますか?趣味を楽しめなくなっていませんか?
自分がいつもと違うと感じた状態が2週間継続するようならば、メンタルヘルスが不調になっている証拠です。
食欲がない、睡眠に問題を抱えている、憂鬱な気分が続くようならば、一度専門医に相談してみましょう。
うつ病というのは、全人口の2%がかかる事のある病気です。そして、条件が揃えばだれでも発症するものです。しかし軽度であれば、回復も早くなりますので、不調を感じたらすぐに対処をしたほうがいいでしょう。
公務員特有の問題が公務員を追い詰めている
パワハラはどこにもありますが、公務員の基本上司には絶対服従という法律に規定されている考え方が、パワハラを助長しているのも事実です。
そのためパワハラをパワハラだと意識せずに自分の権力を振りかざす上司についた部下は地獄を見ることになります
また公務員特有の「横並び」という考え方も問題です。基本的にみな同じ時間に同じ仕事を同じようにする事を求めるため、人のモチベーションを下げるばかりでなく、一生懸命仕事する人を孤立化させる傾向もあります。
また過剰にサービスを求める人々が公務員を追い詰めているのも事実です。彼らは税金を払っているという事実をもとに、自分の望みは全て叶えてもらって当然という考えがありそういう風に振る舞います。
公務員は特に自分のメンタルヘルスについてもう少し注意しなくてはいけません。いつもと違う状態が2週間継続するようならば、一度病院に受診する事をオススメします。