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会社が赤字でもボーナスを支給できる仕組みと思惑とは

会社勤めをしている時に辛いことがあっても頑張れるのは、ボーナスが支給されるから頑張っている人も多いはずです。

働く時にボーナスを期待しながら働きますが、会社が赤字になってしまった時でもなぜか支給されることがあります。

そこで会社が赤字になっても従業員にボーナスを出す理由や仕組みについて紹介したいと思います。


会社が赤字でもボーナスを支給するのは士気を高めるため

会社が赤字になっていてもボーナスを支給する理由としては、働き従業員の士気を高めることにあります。

仕事をする理由は給料をもらうためですが、ボーナスは臨時収入でもあるので、給料以外にもらうと非常に嬉しく思います。

まとまったお金をボーナスとしてもらうとこができるので、普段辛いことがあっても頑張って良かったと思うでしょう。

ボーナスは本来であれば会社が利益を出したことによって、自分の頑張りによる対価としてもらうことができます。

しかし必死で頑張っても赤字になってしまった時に、ボーナスが支給されなければモチベーションも下がってしまうでしょう。

会社としては働く従業員のモチベーションが上がらないと、利益を上げることはできないと考えているので、例え赤字になってもボーナスを支給しようと思うのです。

赤字になった分はモチベーションを上げて来期に頑張って利益を上げるために、起爆剤としてボーナスを支給するのです。

赤字でもボーナスができるのは会社が内部留保をしているから

ボーナスを支給するのは当初の予想よりも利益が出たことによって、ボーナスが支給されるものです。

しかし会社の利益が出ずに赤字になってしまったのにボーナスが出る仕組みとしては、会社は内部留保をしているので、そこからボーナスを支給しているのです。

内部留保とは毎年会社が少しずつ利益を積み立てていくことによって、将来的にまとまったお金を使うために貯めているお金です。

企業によっては設備投資をしなければいけないので、内部留保のお金を使って設備を揃えることにも使います。

内部留保のお金は会社の貯金でもあるので、どんな使い方をしても構いません。

そのため会社が赤字になった時には内部留保のお金から工面しますし、従業員のボーナスも内部留保のお金から支給されます。

会社はいい時もあれば悪い時もあるので、何かの時にための内部留保をしているので、そこからボーナスも支給されるのです。

会社が赤字になったのはボーナスを支給した結果によるもの

会社が赤字になったのはボーナスを支給したことによって、黒字から赤字になってしまったのかもしれません。

会社とすればギリギリ黒字決算になったとしても、税金を支払ってしまえば限りなく赤字に近づいてしまいます。

そのため授業員のボーナスを少なくして黒字にしても意味がないので、あえて従業員にボーナスをしっかりと支給した結果が赤字になってしまったのかもしれません。

会社としては赤字になるのは嫌なものですが、従業員のモチベーションが上がることによって、来期の利益を上げるきっかけになるかもしれません。

税金を支払うのであれば従業員に還元した方がいいと考えているので、従業員のモチベーションも上がるでしょう。

ボーナス額を少しずつ減額してもたかが知れているので、その分の赤字は従業員のモチベーションが上がればすぐに取り返せると思っています。

会社の存続は従業員の働きにかかっている

会社にとって従業員は宝であるので、社長がしっかりと従業員を大切にしているのであれば、ボーナスをできるだけきっちり払ってくれます。

たとえ赤字になったとしてもボーナスを支給することによって、来期の目標を高く掲げてくれることが、会社にとってプラスになります。

従業員にとってボーナス額が少しでも下がることは、モチベーションも下がってしまうので、赤字であってもきっちりと支払うことで、来期に期待することができます。

もちろん来期もどんどん利益が下がっていけばボーナス額も下げざるを得ませんが、従業員も状況が分かっているので納得してくれるはずです。

それだけボーナスは従業員のモチベーションに大きく影響を与えるので、やる気を出して働いてもらうたいと願っています。

内部留保にも限りはありますが、従業員の働きが良くなればまた利益が上げられると信じているので、赤字でもボーナスを支給するのです。

そもそもボーナスが出ない会社ではやる気が起きない

会社で働いていてボーナス時期になっても支給されなければ、かなりモチベーションは下がってしまうでしょう。

会社の業績が赤字だと分っていても、ボーナスが出なければモチベーションも上がりませんし、同じ状況が続くので倒産する可能性もあります。

ボーナスは会社の状態を知ることができる指標でもあるので、働く人にとっては重要なものです。

たとえ赤字でもボーナスを支給する会社であれば、従業員のことを考えていますし、内部留保もあるので体力はまだあるから頑張れると思えます。

しかしボーナスが支給されないといよいよ内部留保も底をついているので、次も成績が上がらなければ倒産するかもしれないと思ってしまいます。

この会社で頑張るよりも早く違う会社に転職しようとする人も出てくるので、ボーナスはモチベーションに大きく影響を与えます。

ボーナスによって働く意欲が出てくるので、赤字でも従業員のことを考えてボーナスを支給する会社も多いです。

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