会社で自分だけ仕事が大変と感じるのは?仕事の段取り述
会社で周りを見ると、おしゃべりしている人、離席したまま中々戻ってこない人もいるのに、何故か自分だけは発狂する程の大変な量の仕事を押し付けられていると感じた事ありませんか?
自分だけ忙しいという状況が何故か理不尽に感じられますよね。
どうすればこのような状況から脱出できるのか、仕事の段取り術についてご説明いたします。
このページの目次
会社で自分だけ大変と感じているのは仕事が出来ないから?
実際の所、会社にはやたら忙しい人とそうでない人がいます。
これには二つのタイプがあります。
まず忙しい人の中には仕事が出来るが故に、どんどん仕事を回される人がいます。よく会社組織は蟻の構成に例えられます。2割の働き蟻と8割の普通の蟻がいます。そのうち更に2割が働かない蟻なのです。つまり、良く働く蟻2割、普通の蟻6割、働かない蟻2割という構成比です。
忙しい人の中には良く働く蟻タイプの人がいます。
さてもう一つのタイプとして「忙しい」という人に限って仕事を大してしていないという法則もあります。社内でもよく「忙しい」と言っているけど、「あの人いつも何の仕事をしているんだろう」と社内の謎になっている人です。この人は良く働く蟻の振りをした働かない蟻なのです。
さて「忙しい」と感じているあなたはどちらのタイプなのでしょうか?
客観的に会社で自分だけ大変という状況を分析する
自分だけ大変と感じている人は、自分を前述した「働き蟻」タイプだと思い込んでいる事が多いようです。ここで客観的に自分の仕事の状況を分析してみましょう。
一番いいのは仕事の成果を数字として表す事です。日報を付けている人は、それを利用してもいいでしょう。
例えばAという業務にかかる時間がどのくらいの時間がかかるのか?この量を熟すのにどのくらいの時間がかかるのかという事をきちんとデータとして残すのです。大体一週間ぐらいでいいと思います。
これは後で上司に相談する時の大切な資料になりますから取っておいてください。
自分の仕事量と他の人の仕事量を比べてどうでしたか?
人によって業務内容は違うと思いますが、誰か他の人と比較して、さほど数が違っていないようなら、あなたは働き蟻気分の普通の蟻もしくは働かない蟻です。そして、他の人と比較して、数字がずば抜けて高いようならば、あなたは働き蟻です。
会社で自分だけ大変だという状況を打破するには?
客観的にあなたが「働き蟻」だとすると、あなたの所にどんどん仕事は回ってくるでしょう。
とすると、どこかで状況を打破する必要があります。そこで使うのは、先ほど作成した資料です。そして、自分にどのくらいの負荷がかかっているかを上司に相談しましょう。
最近は残業に厳しい会社も多いので、残業せずにギリギリ就業時間内で仕事を終わらせる量に調節したいところです。
業務負荷の減らし方は二つあります。一つ目は、納期のある仕事が多い人であれば、一時的に新規のものを持ち込まないようにしてもらい、今の仕事を終わらして業務負荷を減らす方法です。
二つ目は納期のない恒常的な仕事をしている人の場合、増やさないようにする事にプラスして、業務の一部を他の人に振ってもらうのです。
こういった上司への相談にも、数字による客観的資料がないと、ただの愚痴になってしまいます。
仕事の段取りをして、スピードアップをしよう
働き蟻気分のそうでない蟻の人は、忙しいと感じている割には仕事がはかどりません。それの原因は仕事の段取りが悪いからです。
まずは自分の仕事をリストにしましょう。段取りの悪い人は、リストを作るというと、パソコンでわざわざ時間をかけて立派なモノを作ろうとしますけど、そこに時間をかける必要はないのです。手書きのメモでいいので、業務内容と納期のあるものは納期をかきます。
できれば毎朝会社に行ったらこのメモを作りましょう。そうすると全体像が見えます。その上で納期のあるモノを優先して仕事をします。このメモは、昨日の出来なかった仕事を、今日のメモに転記する時に数字を振っておきましょう。納期がないモノの場合は、この数字が大きいモノから順にこなしていきます。
たったこれだけでも、仕事量を客観的に見る事が出来るので、頭が整理できます。
ライフワークバランスを取れるようにしよう
過重労働やパワハラ等、有名大手企業でも問題がニュースになる時代です。これからはどんどん残業にも厳しくなるでしょう。
となると、限られた時間内で仕事を熟し、残りの時間はプライベートに当てるというライフスタイルがもっと一般化してきます。
会社で自分だけ大変と感じているとしたら、まずは客観的に自分が本当に仕事をどのくらいしているのか数値化してみましょう。そこで働き蟻なのか、それともそう思っているだけなのかはっきりわかります。
働き蟻の人は、上司に相談して業務負荷を減らしてもらいます。もし働き蟻気分の人は、仕事を効率化するために、まずは自分の仕事をすべて書きだした「TO DOリスト」を作りましょう。
「TO DOリスト」は業務名と納期、納期のないモノは、メモを作り直す際に数字を振っていくと仕事の優先順位がつけやすくなります。