私嫌われてる?挨拶を無視してくる職場の人にはどう対処すべきか
せっかく挨拶をしたのに無視をされる。これほど、朝からやる気を削がれ、嫌な思いにさせられる行為はありません。
それなのに、どうして相手は人の挨拶を無視し、それを省みてくれないのでしょうか?
実は、自分の職場の同僚からの挨拶を無視する人には、ある共通点があります。
そうした人に悩まされないよう、その人の心理や対処法を知り、嫌な気持ちに巻き込まれないようにしましょう!
このページの目次
職場の同僚が挨拶を無視する… 一体何が原因?その心理は?
人と人の最初のコミュニケーションは会話であり、その会話のきっかけが挨拶です。
加えて、挨拶を交わすという行為は、相手の存在を自分の中に認め、同時に自分が相手に対して敬意を持っていることを示す、一番簡単で確実な行為です。
と、そこまで、毎日の挨拶について深く考えている人はいませんが、特に、日本は昔から礼儀・儀礼といったものを尊重する文化がありますから、子供の頃から人に挨拶をすることを良しと教えられてきました。
ですから、職場で同僚に挨拶を無視されると、自分のコミュニケーションを拒否された、という気持ちになってしまい、「自分は嫌われているのではないか」、「どうして無視されなければならないのか」と、非常に嫌な気分になってしまいます。
それに対し、職場の同僚の挨拶を無視する人の心理は、中々複雑です。
- 挨拶に気付かなかっただけ
- その日は機嫌が悪く挨拶をする気になれなかった
- 挨拶という行動が嫌い
- 挨拶の後に始まるコミュニケーションが苦手
- 挨拶をしてきた人に好意が持てない
あなたを悩ませている人は、どのケースに当たるのでしょうか?
そこは職場。仕事に夢中で単に挨拶を無視してしまっただけかも
単に一回挨拶を無視されたようなけれど、その後の普段の会話は普通だった時や、明らかに相手が忙しくて挨拶が返ってこなかった時は、気にする必要はありません。
特に職場のような、真剣に仕事に集中することが前提の場所では、相手がそちらのことに集中しすぎていて気付いていない、という可能性が非常に高いからです。
むしろ、仕事に集中している人に、儀礼だからと返事があるまで挨拶をするようなことはNG。
挨拶は元気よく交わしあったほうが気持ちいいですが、そこはケースバイケース、空気を読んで、忙しそうな人には邪魔をしないよう、会釈や小さな声での挨拶で済ませましょう。
少し注意した方がいいのが、その人の機嫌によって挨拶が返ってこないような時です。
見るからにイライラしている時に挨拶を返してくれないような人は、言ってしまえば”八つ当たりをする人”です。
イライラの原因があなた、という状況は別として、他の人にも挨拶を返さないような場合は、その矛先が自分に向かわないように立ち回るようにしましょう。
挨拶という行為が嫌いで無視!? そんな職場の人にはどうすべき?
中々扱いが難しいのが、”挨拶という行動そのものが嫌い”という人です。
こうした人は、挨拶は当然のものと考える人からしては理解しがたいかもしれませんが、挨拶というよりもむしろ儀礼的な行為を嫌っている場合が多くあります。
挨拶をされたら挨拶を返す。これは、穿った見方をしてしまうと、「私はあなたに対して礼儀を尽くしているのだから、あなたも私に対して礼儀を尽くしなさい」という”強制的な礼儀の押し付け”――となるわけです。
職場ですから、仕事の話はする。だけどそれ以外の場所では常に横柄な態度だったり、同僚に対して否定的な態度を取るような人に、こうした考えを持っている傾向があります。
こうした同僚に対しては「挨拶は返ってこないもの」と割り切りましょう。
そして、そのことに対して心を痛めたり、悩む必要はありません。
ただやはり、八つ当たりをする人同様、その人の批判が自分に向かないよう保身の意味を込めて、自分から挨拶をすることは心がけましょう。
自分の好き嫌いで挨拶を無視する職場の人にはどう対応する?
挨拶を無視する人の中には、他者とのコミュニケーションが苦手だから、挨拶を無視する人もいます。
こうした人は、職場の人、引いては職場に対して、交流したいという気持ちを持っておらず、言ってしまえばコミュニケーションを拒否していると言えます。
そして、どんな時でも明らかに特定の人にだけ挨拶を返さないような人の場合、この時には残念ですが、嫌われていることが原因だと言えます。
相手からコミュニケーションを拒絶されていることを認めることは、とても辛いことです。
ただ、そんな時は、落ち込むのではなく、発想の転換を行いましょう。
何故、あなたは職場に行くのでしょうか?
その人に挨拶をするためだけに、毎日出勤しているわけではありませんよね?
そして、職場は、別に仲のいい人が集まって、和気あいあいと楽しみながら仕事をする、という類の場所でも(本来は)ありません。
つまり、人柄の好き嫌いは当然起こり得る場所ですし、自分のことを気に入らないと思う人がいても当たり前だ、という事実を受け入れましょう。
挨拶を無視されても、自分のスタンスを変える必要は全く無い!
挨拶をする人、そしてそれに気付いているのに明らかに無視する人。
この二人を第三者が見て、どちらが非常識に映るか――考えるまでもありませんね。
何故なら、やはり挨拶とは、他人を結びつける最初のコミュニケーションであり、礼儀だからです。
ですから、どの理由化はさておき、職場の同僚に挨拶を無視されたとしても、あなたは挨拶を続けて下さい。
それが、他の第三者から、あなたの印象を守る武器であり、盾になります。
挨拶を無視する人は、得てして自分のことを棚に上げる傾向もありますから、「あいつは挨拶をしてこない無礼な人間!」と批判されることがないようにするのが重要ポイントです。
勿論、おざなりな――良く揶揄されるような「ざまーす」や「れっしたー」としか聞こえない発音ではなく、はっきり聞き取れる発音で「おはようございます」「お疲れ様でした」と挨拶をしましょう。
この時、顔は笑顔が基本です。
会釈や小声の挨拶の時にも、この笑顔は大事です。
挨拶を無視されると、ついついその理由を考えてしまいがちです。
しかし、これは考えるだけ意味のない問題です。
ただ、自分は相手と同じように非常識にならないよう、笑顔の挨拶を続けましょう。