女性の部下を食事に誘ってOKの場合でも好意があるとは限らない
女性の部下との食事を誘う心理には色々あります。
異性的な好意の可能性もありますし、部下との純粋なコミュニケーションが目的だったりすることもあります。
誘われた部下もどちらか決めかねて断るケースや別に好意がなくても「食事くらいなら」と受けてしまうことがあります。
女性の部下が食事にOK出しても別の心理から受けただけで、上司に好意があるとは限りませんので、部下に誘われた女性の心理についてご説明いたします。
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食事に誘って断った時の女性の部下の心理
ランチならともかくディナーとしての食事を上司に誘われた時、人によってとらえ方が違います。それは上司も同様です。
上司からの食事の誘いに対していわゆる異性としてのお誘いの場合と受け取る人もいます。また逆に仕事の延長と受け取る人もいます。
もし女性の部下が食事に誘われて断ったのだとしたら、あなたに異性として誘われたから警戒して断ったという事が考えられます。またどっちか判らずに不安で断る事もあるのです。
もっと単純に他に予定があったのかもしれません。
恋人でない男性と食事をとるのに抵抗感があったかもしれませんし、あなたが既婚者の場合、変な噂を警戒したかもしれません。
あなたと食事するのが気づまりだったのかもしれません。ただ、女性の部下が断ったからといってあなたを嫌っているとも限りません。
食事はたかが食事でもあり、食事だけではないのです。
食事に誘ってOKした時の女性の部下の心理
断ったからと言って、あなたを嫌っているとは限らないのと同様に、食事にOKを出したからといって、好意があるとは限りません。
まず問題なのは上司と部下という関係性です。
一般的に上司の命令に関しては理不尽なものでない限り、部下は従おうとします。だから別に嫌いな上司だろうと、誘われれば断るのが失礼と感じて食事をするかもしれません。
また異性としてではなくても、人間的には好意があるので食事するという事もあり得ます。そして異性として好きだから食事に誘われてOKするというのももちろんあります。
しかし、単に食事に誘われたという事実だけではそこから上司への好意も、嫌悪を読み取るのは難しいのです。
だから部下の女性を食事に誘ってOKされても断られても、そこから何か意味を読み取る事は無意味とも言えます。もし単純に部下とのコミュニケーションだったとしたら、他の部下を入れた方が女性の部下が悩まずに済むでしょう。
女性の部下を食事に誘うとセクハラになる?
セクハラはご存知のように性的嫌がらせの事です。つまり性的要素がなければ、成立しないのですが、その判断は誘われた側がどう受け取るかによります。
しかし、食事に誘うという行為自体はすぐに性的要素とは結び付きません。それを無理強いしなければ、セクハラに該当する可能性があります。
また女性の部下に断られて、怒りのあまりその部下に当たるようになればもしかしたら、食事に誘った事とその後の行動がセクハラと受け取られる可能性があります。
部下の女性を食事に誘う時は、しつこく誘わない、また一回に誘う行為はしつこくなくても、相手がOKするまでずっと誘い続けるなどの行為はやはり問題行動ととられます。
また部下は基本的に上司に誘われると断りにくいという力関係が働いているので、その事を念頭に置いて女性を誘うようにしましょう。
既婚男性は女性の部下と二人で飲みに行かない方がいい
上司と部下、全く異性的な感情をお互いに持っていなくても、片方が既婚者でかつ二人っきりで飲みに行ったり、食事をしたりするのは避けた方がいいでしょう。
というのも、中には男女が二人っきりで食事や飲みに行くというのは親密さの表れと思われる事が多いからです。特に既婚者の人は自分の配偶者の感情をきちんと考えなくてはいけません。
男女二人の食事や飲みに行くことに関して、「デート」であると受け取る人は少なくありません。お互いにそういう関係でない二人は、世間がそう見る事に反発するように、たとえ飲みに行っても食事をしても私たちは男女関係ではないのよとアピールしたがります。
しかし、配偶者がそういう事を嫌がるようならば、それを敢えてやる必要性もないのです。
何となく世間の偏見に負けたような気持ちになるかもしれませんが、自分達のメンツよりも配偶者の気持ちを大切にすべきだと思います。
女性の部下との関係には、少し気を遣おう
男女差別なく付き合えるのはとても素晴らしい事です。男性の部下を誘うように、女性の部下を誘う事は何の問題もありません。しかし、誘われた方もそう考えるかどうか別です。また自分に配偶者がいる場合、部下の女性と二人きりで食事をする時や、飲みに行くときは、配偶者の感情にも配慮が必要です。
単純に部下とのコミュニケーション目的であるならば、ランチの方がハードルが低くて誘われた方も気が楽になります。また二人っきりというのはやはりハードルが高いので、ディナーや飲みに行くときは、他の部下を誘った方がいいでしょう。
どうしても異性としての好意の目的で二人きりで話す必要のある時は、誘う時にきちんと目的を伝えてあげると、女性も余計な想像をせずに気軽に応じる事が出来るかもしれません。
また異性としての好意である場合は、その旨はっきり伝えた上で誘えば、お互いに誤解がなくて済みます。ただし上司という関係があるため、強引に誘ったりしつこい場合はセクハラになる可能性があるから注意してください。