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失業保険と再就職のお祝い金どっちが得?すぐ辞めたらどちらも貰えない!?

会社を辞めた場合、雇用保険に入っていれば失業保険が貰えます。そのためには必要な書類を持ってハローワークに行く必要があります。

失業保険の手続きをして早くに再就職が決まった場合、お祝い金が貰えます。ただし、すぐに辞めてしまうとそれは無しになります。お祝い金目当ての最終を防ぐためのもので、続かない場合はお祝い金は貰えません。

また、失業手当も雇用保険に一年以上加入していないともらえませんんから、すぐ辞めた場合は失業保険も貰えなくなります。

仕事を辞めてから再就職するまでに、何をしたらいいかをしっかり知らないと損をしてしまいます。これから退職後のやるべき事をご紹介します。

すぐ辞めた人は貰えない失業保険。手続きと再就職の意思が必要。

退職をしたからと言って必ずしも失業保険が貰える訳ではありません。
まずは辞めた会社で雇用保険に加入していたか。一年以上雇用保険料を支払っていたかが必要になります。

雇用保険に加入してない場合や就職してすぐに辞めた場合、加入期間が一年未満の場合は受給資格がありません。
退職したら必要な書類を用意して、ハローワークに行きましょう。

必要なものは

  • 雇用保険被保険者離職票(1)
  • 雇用保険被保険者離職票(2)
  • 印鑑
  • 写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
  • 普通預金通帳(郵便局の通帳でもOK)
  • マイナンバー確認証明書(マイナンバーカード、通知カード、住民票)
  • 本人確認証(運転免許証、マイナンバーカード、年金手帳)

以上のものを用意して、ハローワークで求職の申し込みをして下さい。
就職する意思のない人には、失業保険は降りません。

例えば怪我や病気などで退職し、再就職出来ない人には失業保険は降りません。
この場合は傷病手当てなどの手続きを保険組合の方に提出しましょう。

失業保険を貰える人の条件として、働く意思があり、再就職を出来る人になりますので、そこの所は気をつけましょう。

ですから、まずは求職の申し込みをする事になります。
そして窓口にて退職理由などの必要な質問などに答えた後、問題が無ければ失業保険の受給資格が与えられます。

退職の理由が自己退職の場合とクビや会社の倒産で止む無く辞めた場合とで、変わってきます。

自分から辞めた場合は、失業保険は三ヶ月後からの支給になりますが、辞めさせられたり、会社の倒産などが理由の時は手続きが終わり次第支給されます。

ですから、自己退職の方は失業保険が入らない3ヵ月の生活費は自分で負担する必要があります。退職する前にそういった事を頭に入れて退職しないと、生活苦におちいりますから気をつけて下さい。

初日の手続きはこれで終わりになります。
次に必ず出席しなければならないのが、
『雇用保険受給説明会』です。
1〜3週間後の間に行われますから、必ず確認して出席して下さい。

これに出ないと受給資格が無くなってしまいます。この説明会にて失業保険の仕組みを教えます。大体時間は2時間ぐらいです。

失業保険受給中の再就職。すぐ辞めた場合は貰えない手当て

失業保険を受給中に再就職が早く決まった場合、受給資格期間の残りの日数により、お祝い金が貰えます。
ただし、すぐではなく再就職した会社をすぐに辞めずに続いた場合に限ります。

お祝い金とは、就業促進手当の中の「再就職手当て」というものです。
これは就業を促進させるための狙いから設けた制度です。

失業保険が貰える日数が3文の1以上ある場合で再就職が決まった人のみに与えられる制度になります。日数がたくさん余っていればいるだけ、お祝い金の額が上がります。

再就職手当ての額

  • 3分の2以上残して再就職した場合
  • →基本手当ての支給残日数の60%の額

  • 3分の1以上残して再就職した場合
  • →基本手当ての支給残日数の50%の額

    お祝い金の額の暫定はこのようになっています。

    更に再就職先で6ヵ月以上働いて、前職場の給料より少なかった場合「就業促進定着手当て」というのが支給されます。

    金額などは貰っている給料により変わりますから、詳しい事はハローワークに訊ねるのが一番です。

    このような制度を知らないと、貰えるものも貰えなくなりますから知っておくと便利だと思います。
    失業保険を貰い続けるか、お祝い金を貰うかは本人の選択になります。

    それと再就職のお祝い金は、ハローワークを通した会社ではないと貰えませんので、ここを注意して下さい。

    知り合いの伝や別の求人情報からの就職の場合は失業保険が残っていても、一切お祝い金は貰えません。ハローワークのみになりますから頭に入れておきましょう。

    会社をすぐ辞めた場合の再就職と失業保険

    再就職をしたのは良いが、すぐに辞めた場合デメリットが大きくなります。
    再就職した事で失業保険の受給資格は無くなります。

    また、お祝い金も貰えなくなるのです。
    お祝い金はすぐに貰えるものではなく、長く続くかを見計らってから支給されます。

    ですから、再就職してすぐ辞めた場合は受給資格は無しと見なされ貰えないのです。
    また、退職してから一年未満の場合、失業保険を貰う資格がありません。

    そのため再就職をすぐに辞めた場合は、失業保険もなく、お祝い金もなくデメリットばかりになってしまいます。
    すぐに再就職を決めないと、生活自体が困難となってしまいます。

    もし、再就職をされる場合はしっかりと続ける事を前提にしないと大変な事になってしまいます。しっかりと計画的に考えて行動しましょう。

    なかなか再就職が決まらない場合は、「職業訓練」を受けてから再就職をすると良いかもしれません。

    これは支給を貰いながら、専門的な勉強をさせてくれる制度です。
    スキルを身につける事で再就職の確率が上がるからです。

    気を付けなければいけないのは、この受講1日も休めない事です。1日でも休むと給付金が貰えないからです。
    また、受講日や募集期間が決まっており、
    自分の失業保険受給期間を過ぎてしまったりする場合もあります。

    その場合は、延長給付が受けられる場合がありますので、早めにハローワークに申し出をして下さい。

    再就職出来ない人の場合の制度を確認

    雇用保険に入っていて、しかも自己退職出なくても、失業手当てが出ない場合があります。
    それは再就職が出来ない場合です。

    例えば、うつ病にかかり会社から解雇を言い渡されて、退職したが再就職が出来るだけの回復をしてない。
    または、病気になり通院中で仕事が出来る状態にない場合です。

    これらの場合は、再就職を出来る見込みがないと見なされ、失業保険は貰えません。
    無職になり、更に失業保険も出ないし、働けない。
    これでは、生きていけませんよね。

    この場合、健康保険、社会保険組合に申し込みをして、認められたら、「傷病手当て」が毎月支給されます。
    保険組合により、多少の違いはありますが、働けない人の救済としての制度になります。

    こちらも手続きをしないと貰えませんから、退職が決まったらすぐに手続きをして下さい。
    これは会社の保険組合に入っている人限定で、扶養の人や国民健康保険の人は受けられませんので、注意して下さい。

    傷病手当て支給申請書は、保険組合から取り寄せて下さい。
    必要なものとして、医師の意見書が必要です。かかりつけの医師に頼んで書いてもらいます。
    次に会社のを辞める前なら事業主証明書を貰います。
    会社が休業している事、給与が支払われていない事を証明するためのものです。

    これを会社から貰い、保険組合の方に渡します。
    もし、会社をやめた場合でも、社会保険の会社の保険を続ける事が出来ますので、社会保険組合に連絡して頼んで下さい。

    あとは申請がおりるのを待つだけです。
    支給額は貰っていた給料の金額により変わりますから詳しく見るは保険組合にお問い合わせ下さい。
    最長1年6ヵ月傷病手当ては支給されます。

    会社を辞めたら知っておきたい制度。知らないと損をしてしまいますよ

    退職を考えたらまずは、失業保険と再就職、その後の生活をどうするかを考えないといけません。
    いきなり辞めても制度を知らないと貯金を崩して生活するか、借金をするしかなくなります。

    退職が決まったら、すぐにハローワークに行くのが良いです。失業保険の手続きをしていれば、遅くとも3ヶ月後には、失業保険が手に入りますからね。
    全く収入がないよりずっと安心出来ます。

    また、再就職に有利なスキルも身につけられる制度も、活用すると、仕事の幅も広がり新しい職業につくのに良いでしょう。失業保険を貰いながら学べますから、生活費の心配もしなくて良いのが利点でしすね。

    再就職して給料が前より安いなら、それに加算された手当てもくれる制度も、生活レベルを下げなくて良いわけですからすごい助かると思います。

    退職しても、知らなければ何の意味もない制度です。とにかく申請をしないと誰も何もしてくれません。知識がないと貰えないし、知ってたら助かったのになんてなりかねません。

    誰にでも起きるかもしれない退職後の問題です。
    そんな時のために、このような知識を頭に入れておくと役に立つはずです。
    イザとなって慌てないためにも予備知識は大切ですね。

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