社員旅行に子供を連れての参加、実は迷惑がられている

子供が参加してしまえば、社員旅行ではなくなる！

そもそも社員旅行とは、社員同士の親睦を深め、日ごろの労をねぎらい合う旅行です。

毎月の給料から、旅行代の積み立ても差し引かれています。

それを子供がいる人だけ連れてきて、子供達の旅費は会社払いだとしますと、不公平だと思うのが当然だと思います。

1人の社員が、1人ではなく2人子供を連れてくる場合もありますよね。

そうなると、周囲の行動自体も子供に合わせたスケジュールや観光場所になってしまうのではないでしょうか。

お酒を飲むときにも大人だけの時と違って気を使いますし、話す内容まで気にしなければなりません。

社員が、自分の子供の世話を他の社員に見てもらったりしたら、いくら子供が好きな女性社員や新人社員であっても、内心は旅行を楽しむことが出来ませんよね。

まるで子供のお守りをするだけの為に、旅行に参加した気分になります。

子供が社員旅行に参加すると、なつかれた人は大変！

子供は子供嫌いな人には近づきませんが、可愛がってくれる人にはすぐに懐いて離れません。

旅行が日帰りならまだしも、1泊の場合が殆どです。

そうなると、次の日も子供はお目当ての社員さんに朝からずっとくっついてまわります。
親は厳しく躾の為に叱ったりもしますが、優しいお兄さんやお姉さん、その他の人達は皆優しくします。

親もいるわけですから、ガミガミ怒るわけにもいきませんし、多少のわがままも聞いてあげ、同僚と話していても子供に話しかけられたり遊ぼうと言われたりするかもしれません。

周りの社員の方からも、子供がせっかく懐いているから、彼や彼女に任せておこうという雰囲気さえ生まれてきそうですね。

ましてや今回だけに限らず、その人がまた来年からも毎年子供を連れて来たらと思うと、仕事以外に大変なストレスだと感じてしまい、会社を辞めたいという気持ちにならないとも限りません。

社員旅行に子供が参加！落ち着かない！楽しめない！

子供は特に小学生の低学年までは手がかかります。

走り回ったり、迷子になったりと本当に保育士さんのように目を離すことが出来ません。

仕事の疲れを癒すための旅行なのに、人に子守を任せて親はどういう考えをしているのだろうと社員の性格まで疑ってしまいますね。

親に買ってもらいなさいと言えない人は、子供に喉が渇いたと言われれば、ジュースくらいでわざわざ親に言いにいくのも気がひける気がして、買ってあげたりする羽目になるかもしれません。

そして食事の時くらいならまだ我慢も出来ますが、お風呂も一緒に入りたいとか一緒に寝たいとか言い出しそうです。

お風呂などで動き回られては、もう爆発してしまいそうです。

さすがに夜はきっぱりと断りたいところですが、それも親次第でしょう。

どうしても一緒に寝たいというのでとお願いされたら、本当に困惑してしまいますよね。

子供の参加のせいで社員旅行の宴会を楽しめない！

これは子供を連れてきた親も同様に感じる気持ちだと思います。

常に子供の行動に意識が行ってしまって、会社の人達との親睦を図るどころではない気がします。

これまでお話してきた、人に任せっきりの社員の場合は別ですが、本来ならば自分の子どもは自分が面倒見るのが普通です。

バスの中などでは子供を横に座らせますし、殆ど会社の人とゆっくり話すどころではありませんね。

唯一話せる時間と言えば、子供が寝た後の時間です。

部屋で話せるならそれにこしたことはありませんが、子供が慣れない場所に泊まっている為、急に起き出してしまったらと思うと不安で、ホテルのバーやカラオケルームへ行くことも無理な気がします。

同僚や上司と話していても、横に子供がいるわけですから子供中心の話になってしまって、本来じっくり話したい話もお互いに出来ません。

持参する荷物にしても、子供の着替えやその他諸々で大荷物になってしまいます。

社員旅行はやはり本人のみに限る！

やむを得ない事情がある場合を除いて、やはり社員旅行は社員だけでのんびりと親睦を図る旅行でありたいものです。

本人も気を使う必要がありませんし、そういう旅行の時だけは家族や親戚にお願いしても良いと思います。

子供を参加させることで、周囲の人に余計な気を使わせたり、迷惑をかけて気疲れするようでは旅行を心から楽しむことは出来ません。

もし、会社が子供さんや家族の方もどうぞという場合でも、連れて行かない方が無難だと思います。

子供が嫌いな人もいますし、社員旅行に家族を連れて行ったせいで常識がないと思われるのも損です。

多くの人達は、社員本人達だけで旅行を楽しみたいと思っているのが本音だと言うことを忘れないでください。

子供達は、小旅行やドライブや公園遊びでも大いに喜んでくれます。

家族や仲良しの家族同士での家族旅行なら、それぞれが皆、気兼ねなく楽しめそうですね。