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上司が理不尽でつらい!そんな上司に上手に反抗する方法

組織に身を置いている方は誰しも上司がいると思います。もちろん組織である以上、上下関係は大切ではありますが、なかには上司という立場に相応しくない人が役職を担っている場合もあるでしょう。

理不尽な言動や態度をとるような人が上司だと、部下の立場としては堪りませんよね。そんな、理不尽な上司に屈することなく、上手く反抗するにはどうすればいいのか?

その方法を紹介していきます。

上司の理不尽はどんなもの?反抗する前に確認

理不尽な上司に振り回される方は数多くいると思います。そして、その数だけ理不尽にも違いというものがあるでしょう。そこでまず、上司から受ける理不尽にはどのようなものがあるか、理不尽に当てはまるものがあるかを見てみましょう。

  • 無理な仕事、過剰な量の仕事などを押し付けてくる
  • 指示が曖昧だったり、めちゃくちゃだったりして振り回される
  • こちらに非がなくとも、周囲に同僚たちがいる前で怒鳴り散らす
  • なにかトラブルが起こる度に「クビにするぞ!」と脅してくる
  • 上司が取るべき責任を自分に被せてくる
  • ことある毎に嫌味を言ってくる
  • 自分のプライベートにいちいち口を出してくる

上記に挙げたものは一例ですが、すべて理不尽なものです。もし、自分の場合にも当てはまる理不尽があると分かったら、一度、反抗することを考えてみてはどうでしょうか。

上司の理不尽に対してやってはいけない反抗方法とは?

いくら上司の理不尽に怒っていようとやってはいけない、間違った反抗があります。間違ったやり方を行うと自分の立場や環境が悪くなり、最悪の場合、仕事を辞めるきっかけになるかもしれません。ですので、間違った方法で上司に対決しないように慎重に行動しましょう。

それでは、その間違った方法をご覧下さい。

  • 上司に対して感情的になり、罵倒や暴言を吐く
  • 上司に対して暴力を振るう
  • 上司を無視する
  • 同僚などの周囲の人間に上司の陰口を言う

などがあります。

一つ目の【上司に対して感情的になり、罵倒や暴言を吐く】ですが、これをやることで上司に目の敵にされるでしょうし、周囲の同僚からも印象が悪くなってしまい、いざという時に助け舟を出してくれないかもしれません。

二つ目の【上司に対して暴力を振るう】は言わずもがな。法的措置をとられることもあるので、絶対に止めましょう。

三つ目の【上司を無視する】もやらないほうがいいでしょう。上司を無視することで敵対心を煽ることになりますし、その結果、追い込まれて孤立する可能性がありますので注意が必要です。

四つ目の【同僚などの周囲の人間に上司の陰口を言う】は、陰口をたたくだけならそんなに問題にならないように見えますが、それを聞いた同僚から廻りまわって上司の耳に入ることもあるかもしれません。どうしてもと言う方は、口の堅い同僚や家族・友人に愚痴るなど、上司に漏れないように工夫しましょう。

上司の理不尽に対して効果がある反抗を行うことが重要

先述したように、理不尽の種類は上司によって十人十色です。対処の方法も様々なものがありますが、上司に効果がある方法を使うことが大切です。

例えば、【無理な仕事、過剰な量の仕事などを押し付けてくる】上司に対しては、拒絶の対応をするのではなく、まず肯定します。肯定してから、論理的に仕事の内容に意見を言うと上司も冷静に受け取りやすいです。

無理難題を押し付けてくる上司に対して、「無理です」とか「出来ません」というような拒絶の意志を示すと上司は反感を持ち、さらに理不尽になるかもしれません。始めに肯定することで上司を受け入れた姿勢を保てるので、相手も感情的になりにくいということです。

どのような反抗をするにしろ、こちらが感情的になっては状況も一向に良くなりません。ですから、怒りなどの負の感情を静かに心の底に落として、理知的に振舞うことでこちらに落ち度を作らないようにすることがどの場面においても有効です。

上司に反抗するなんてとてもじゃないが出来ない人は?

理不尽に遭遇するのは苦しいとはいえ、会社では上下関係が絶対です。会社は上司を評価して今の地位を与えていますので、上司と部下の揉め事が起こっても、上司を優先して部下の社員を切り捨てるかもしれません。そう考えると怖くてとても出来ないと言う方もいらっしゃると思います。

「今まで理不尽に耐えてきたが、上司にはどうしても反抗できない。我慢するのも限界だ。」という方には、転職することをオススメします。

実際に理不尽に遭うたびに、転職のことが頭をよぎったことのある人もいるかと思います。しかし、転職に踏み切れずにそのままずるずると仕事を続けていては、常にストレスに苛まれることになりかねませんし、ストレスが元で体を壊す会社員は少なくありません。

いまいち転職に乗り切れない人も、毎日とは言いませんから、定期的に転職サイトを閲覧してみて下さい。上司が原因で退職、または転職をする人も大勢います。理不尽に苦しんでいるのはあなただけではなく、同じ悩みを抱えた人はたくさんいるのです。

自らの健康、ひいては命を守るためにも、転職することを本気で考えてみたほうがいいのではないでしょうか?

理不尽とは社会の常!自分にとって正しい選択を取ろう

いかがでしたか?

これから社会の仲間入りを果たす人も、すでに社会に身を投じている人もいらっしゃると思いますが、理不尽というのはどこにもついて回るものです。

上司も人間ですから虫の居所が悪くて、反射的に理不尽な言動をとってしまうこともあるかもしれませんし、何の関係もなく、元から人格が理不尽な上司に虐げられることもあるかもしれません。辛いことではありますが、理不尽がついて回る以上、それとの付き合い方を覚える必要があります。

上司の言動を観察し、「上司からどんな理不尽を強いられているのか?」を紙に書き出してみて、それを基に、なぜ上司は理不尽を働くのかを、上司の視点で探ってみましょう。そうすることで、現状を打開できるかもこともあるので、ぜひお試し下さい。

どんな道を選択するにしても行動あるのみです。皆さんが理不尽に怯える日が来なくなることを祈っています。

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