営業と内勤、どっちの仕事に適性があるのか見極めが重要です
会社の仕事には社内での製造や経理、事務などに関わる内勤の仕事と、外部の顧客と関わり、自社の製品を売り込んだり、仕事の注文を取ってくる営業職があります。
どっちの仕事もそれぞれ特色があって、一概にどちらの方がいい仕事だと言うことはできません。ただその仕事に合う人、合わない人がいるだけです。
営業職に求められる人格、特質とは一体どんなものなのでしょうか?
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営業と内勤、やりがいと過酷さを天秤にかけてどっちを選ぶかを決めましょう
営業職は、とてもやりがいがあり、また報われることも多い職です。しかし、営業は競争の激しい分野なので、休憩する時間はありません。
経験豊富なセールスマンでさえ毎日の競争で押しのけられることがあります。営業職は医薬品の販売から自動車の販売、不動産から保険まで、どんな会社でもなくてはならない職です。彼らは、テレマーケティング、広告、または会社の機能を果たすことまで要求されます。
企業が商品を生産したり、サービスを提供したりするためには、営業が鍵となります。熟練した意欲のある営業スタッフの助けがなければ、どんな企業であっても経営は成り立ちません。営業は過酷なノルマに追われることも多く、業績を上げなければというプレッシャーが過度になりすぎて、早期の離職や雇用の不安定化を招く可能性があります。ですから自分が営業に向いているかどうかを判断することは非常に重要です。
内勤にはない営業の特権も、どっちがいいのか考え方次第
自分が営業職に合っているか疑問に思っている人はたくさんいます。そう自問する人達は、個人的な経験や自分の周辺の人達の意見、営業職にまつわる一般的な意見によって引き起こされる心配をたくさん抱えています。
そうした人達は、他の人の営業職にまつわる話を聞いているのですが、その話というのが大抵は成功した話ではなく、恐怖の失敗談なのです。
しかし「営業は私に向いているのか?」という質問は、「私は営業に向いているのか?」と言い直した方がいいでしょう。
営業は簡単な仕事ではありません。
世間の誤った認識は、営業員が会議室よりもゴルフコースで多くの時間を費やしているというものです。確かに多くの営業員は、ゴルフコースで顧客を楽しませることに時間を費やしていますが、その時間は稼いだ時間です。営業員がずる休みをして、責任を放棄してゴルフや何かの遊びにふけっているのでない限り、それは一生懸命働いた後のこと、またはそれも営業の仕事の一環なのです。
どんなことを求められるのか、営業と内勤のどっちを選ぶかはそれを理解した上で
営業は厳しい仕事です。営業職に就くことを考えているなら、営業員としての特権の一部を得る前に、長時間一生懸命働くことを期待されることをまず理解する必要があります。会社から厳しいノルマを課させるだけでなく、顧客からも、あらゆる約束を果たすために力を尽くすことを要求されます。
また営業は会社の代表であることも求められます。例えば会社の製造の都合で製品がちゃんと納品できなかった時、その責任は営業にはないとしても、顧客からの非難を全て自分で引き受けることになります。私のせいではありませんと言うことなど許されません。それだけの覚悟が要求されることをよく覚えておく必要があります。
多くの人は何も考えずに営業職に就き、自分がその仕事に合っているを考えることをしません。もしあなたが営業職を目指しているけれど、仕事で成功するために必要なものを持っているかどうか分からなければ、それを調べるいくつかの方法があります。
自分が営業に向いているかどうか、判断してみましょう
できるだけ多くの営業職の人の話を聞きましょう。 営業さんに1日付き合ってみます。営業の仕事がそんなに楽な仕事ではないことを肌で感じることができるでしょう。自分なら長続きするかどうか、それで判断できると思います。
あなたはありきたりではない解決策を出せるでしょうか?優れた営業員は、物事に対するユニークなビジョンを仕事にもたらすことによって、自らを際立たせます。
辛抱強く、長い目で見て計画を立てられることが必要です。販売サイクルは通常数か月、時には何年もかかります。ある顧客との取引の間に、別の見込みある顧客に目配りできる人が、営業のための資質を備えていると言えます。
製品に対する本物の愛は、ほとんどの営業員が遭遇する難局をくぐり抜けさせてくれます。営業の成功の秘訣は燃える情熱を持つことです。たとえ自分が売っている製品を信じていなくてもです。
人は、誠実な営業員から物を買うことを好むものです。信頼が次の注文につながっていきます。人に信頼される人間になることが肝要です。
あなたは社交的でしょうか?営業は常に新しい仕事上の関係を作っていくことを求められます。ですから新しい人と出会うことが好きなだけではなく、それが生きがいだというくらいでなければなりません。
お客をつなぎ止めるために、例え相手が嫌いでも、それをおくびにも出さずにいられることが重要です。営業職は何度断られても諦めない、鉄の神経が必要です。
あなたは規律があり、なおかつ柔軟性がありますか?営業を成功させるためには、大きな成功の後に慢心していてはだめです。常に初心を忘れずにいることが必要です。営業は食うか食われるかの世界です。もしあなたがトップになれなければ、代わりの誰かがなるのです。
やる気のある人が、やりがいのある営業職に向いています
多くの営業職は多くの裁量権を与えられています。つまり、仕事の時間の多くをどう使うかはあなた次第です。自らを律し、強い意欲を持っていない人は、そうした時間をうまく活用して成功に結びつけることは難しいでしょう。
威圧的な管理職は営業部門によく見られますが、それは自発的な意欲を持たない営業チーム結成した結果なのです。しかし通常、威圧的な上司に悩んでいるという営業員こそが、尻を叩いてくれる上司を一番必要としている人なのです。
自分に、朝起きて一日中バリバリ働く強い自発的な意欲があるかどうかよく分からないという人は、営業は自分のための戦いであり、成功はすぐに手をすり抜けていくことを肝に銘じてください。
企業は、商品をうまく販売し、会社の利益をさらに大きくするために、営業チームに大きな比重を置いています。物事を率先してやる人、コミュニケーション能力に長けた人、製品に詳しい人は、営業職で成功する資質を持った人です。ですから、もし自分が営業職に向いていると感じたら、是非とも営業職に挑戦してみましょう。