パワハラの訴えはどこに相談をするが適切なのか分からない方へ
パワハラを受けたことがある人は、決して少なくはないはずです。
軽度な状況であれば、自分の中で解決をしようと考えるかもしれませんが、深刻な場合は訴えを起こすことも考えるべきです。
しかし、パワハラの悩みなどはどこに訴えを起こせば良いか理解している人は少ないでしょう。
深刻な状況になる前に、相談を行う窓口などは知っておくことも大切なことです。
このページの目次
パワハラの訴えはどこに相談するべきか考える前に
パワハラの被害は、決して人事ではありません。
今、パワハラの被害にあっていなくても、職場の部署が変わったり、上司が変わったりすることで、パワハラの被害を急に受けてしまうことは決して珍しくはありません。
こうした状況になった場合、どのに訴えを起こすべきなのかを考えてしまうかもしれませんが、まずは一度冷静になって考えることも重要です。
そのパワハラは、本当にパワハラと呼べる被害なのかを考えてみましょう。
つまり、自分の考えや一時的な感情で訴えを起こすなどの考えを持つことは危険な場合があります。
上司などは、教育のためにそうした行動を起こした可能性もありますので、まずはその上司などと会話をすることも大切なことになるのです。
会話をすることで、お互いが感じていた感情が見えていき、思い違いなどが解消されることもあることを知っておきましょう。
実際にパワハラを受けた場合は訴えはどこに相談するべきか
実際にパワハラを受けて、そしてさらにそのパワハラが継続的に行われ、誰が見ても危険な状況であるという、深刻な状況になった場合は、必ず自分自身で考え込むことなく早目に相談を行うことが重要です。
訴えと言った大げさな行動ではなく、まずは身近な人に相談を行うことが先決でしょう。
しかし、相談を行う相手は社外の人か社内の人か悩むはずです。
まずは、社外の人に相談を行うことを考えてみましょう。
自分自身の考えを、客観的に評価してくれる人に相談を行い、自分の考えなどが間違っていないかどうかを評価してもらうことが重要です。
自分自身の気持ちはヒートアップしており、適切な判断ができない状況になっていることが考えられますので、冷静に一緒に考えてくれる家族などに相談を行うことが最適だと言えます。
家族など、とても身近な人への相談を行い、助言を求めてみましょう。
パワハラの訴えはどこに相談をするべきかを考えることは重要なポイント
深刻なパワハラを受けている場合、家族での相談でも解決しないことも珍しくありません。
深刻な状況の場合は、家族もどういったことが職場で行われているのかを理解できないことが多いからです。
こういった状況の場合は、社内に設けられている相談窓口などを活用してみましょう。
社員数が多い会社では、こうしたコンプライアンスに関する相談室のような物が設置されていることが多く、大抵の場合は総務などが担当しているでしょう。
こういったパワハラを受けることがなければ、相談室の存在は知らないことが多いので、事前に社内でどのような部署が担当しているのかを知っておくことが重要となります。
また、社内でパワハラの相談を行う場合はこの人に相談を行っても大きな問題にはならないといった人を選ぶようにしましょう。
その人によっては、社内で大きな問題になってしまうこともありますので、相手はしっかり選んで訴えを聞いてもらうべきです。
深刻な状況のパワハラを受けた場合は厚生労働省に相談をする
家族への相談や、職場内での相談などさまざまな方法がありますが、どこに相談を行っても解決しないことも多いでしょう。
とくに、職場内での相談の場合、主観などが入ることが多く、状況によってはパワハラを行った上司などを守る状況になることも珍しくありません。
こういった状況になった場合、自分自身の立場はとても弱くなってしまうはずです。
深刻なパワハラを受け、さらに職場内での自分の立場も危うくなってしまった場合は、厚生労働省へ直接訴えを起こすという方法もあります。
厚生労働省では、とくに最近ではパワハラについてはとても神経質になっている傾向があります。
状況が客観的に確認ができる状況であれば、厚生労働省は早目に動いてくれることが考えられますので、大きな悩みになってしまう前に早目に相談を行うことも大切なことだということを覚えておきましょう。
パワハラの訴えはどこに相談を行いどのようなタイミングで行動を起こすべきかを考える
パワハラの訴えは、年々増えている傾向にあります。
しかし、中にはどこに訴えを起こせばよいのか分からない人や、そもそもどのような行動を取るべきか分からないと言った人も多いのです。
まずは、今の状況をしっかり冷静に理解をして、本当に相談をするべき問題なのかを把握しましょう。
そして、必要であればまずは身近な家族などに相談を行ってみることをお薦めします。
さらに、家族では解決しない状況になった場合には、職場内で設置されているパワハラなどに対する相談窓口に訴えを起こすべきです。
しかし、職場内での相談は自分自身が不利な状況になってしまうことも決して珍しくありません。
自分の身が危ういと感じた場合には、最後の手段として厚生労働省へ直接パワハラに対する訴えを起こすことをお薦めします。
状況が確認されれば、厚生労働省は必ず何らかの行動を起こしてくれます。