仕事ができない人には病気が隠れているかも。その場合の特徴と対処法!
職場で恐ろしく物覚えが悪いことがないでしょうか。自分ではきちんとやっているはずなのに仕事だけは上手くいかない人がいます。
そのように仕事ができない人には病気が隠れているかもしれません。また周りの人も病気ではないかと思っていることもあるでしょう。
そして仕事ができない人がいることで職場は大きなストレスを抱えているかもしれません。そこで本人の症状だけでなく周りの状況から病気の可能性を探っていきましょう。
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仕事ができない人は病気かもしれないが、成績は優秀
仕事ができない人は何かしらの病気があるかもしれませんが、成績が優秀であることが少なくありません。たとえば学校での成績がトップクラスだったとか試験をすれば高い点数を獲得できるとか、頭が良いと言える成績を収めることが少なくありません。しかし仕事をしてみるとミスが多いのです。
また才能が突出している人も同様で、いざ仕事をするとミスが目立つことがあります。それで周囲から仕事はできない人だと思われることがあります。
そのように仕事はできないだけで得意なことだけはできるというように、能力のバランスが欠如しているのです。
得意なことだけを見ればかなり優秀な人材なので、その人は仕事のやる気がないと評価されてしまうことが少なくありません。そのため怠け者であるというレッテルをつけられてしまって職場での評価は上がらず低くなっていることでしょう。
仕事ができない人が病気だったとしても、上司も困っている
入社して1年目というのは仕事に慣れていないこともあって仕事が上手くいかないかもしれませんが、さすがに度が過ぎると上司が困ることがあります。
初歩的なミスを連発していると上司はどうしてミスをするのか理解できません。それに1日何回も注意するのですが、ミスをしている本人に尋ねると「自分でも分かっているんです。それでもミスをしてしまってすみません」というような回答が返ってきて、それも理解できません。分かっているならどうして直せないのかと上司の疑問は解消されないのです。
そうなってくると上司がストレスを溜めてしまうことがあります。上司としてはしっかりミスを少なくしてもらいたいわけですが、そうはならないことで重荷に感じてしまうのです。それに本人に悪気はなく一生懸命にやっていることが分かっていてもイライラしてしまって爆発寸前ということになってしまうことも少なくありません。
仕事ができない人はADHDという病気の可能性がある!
仕事が著しくできないという場合はADHDという病気が考えられます。日本語だと注意欠陥・多動性障害です。ADHDは子供の病気だと思っている人もいますが、大人もADHDである場合があります。
また大人になってからADHDだということが判明することも少なくありません。子供の頃は天然だとか抜けているとか言われて、それが愛らしく人気キャラクターになっていたかもしれませんが、大人になって仕事をしたり料理や掃除など家事をしたりするようになってはじめてミスが目立つようになり、調べてみたらADHDだったということがあるのです。
ADHDの主な症状としては、ミスや忘れ物などをしてしまう不注意、貧乏ゆすりやキョロキョロと頭を動かすことが多い多動性、思ったことをすぐに言ったり欲しいものをすぐに買ってしまったりする衝動性の3つが主です。
それ以外の症状としては、一度集中してしまうと他のことが気にならなくなってしまったり、時間を守ることが難しかったり、手順を考えて作業することが苦手という特徴があります。
ADHDはアスペルガー症候群ではない
ADHDとアスペルガー症候群はともに発達障害に分類されるのですが、同じものではありません。ADHDは不注意・多動性・衝動性の3つが主な症状であり、アスペルガー症候群はコミュニケーションや対人関係に障害があり限定された物事への強い興味やこだわりがあることが主な症状となります。
そしてアスペルガー症候群の場合は相手の気持ちを推し量るのが苦手であることが多いです。そのためルールを平気で破ることがあります。
そのようにADHDとアスペルガー症候群の症状はかなり違うものです。しかしながら発達障害が1つ確認されると他の発達障害があることが少なくありません。つまりADHDとアスペルガー症候群を併発していることも考えられます。そのためどちらなのか区別がつき難いこともあり、専門家でも診断は慎重に行わなければなりません。
仕事ができないのなら方法を工夫しよう
仕事ができないというのは本人がそう望んでいるわけではありませんし、たいていは仕事もちゃんとやりたい、みんなの助けになれるような立派な人間になりたいと思っていることが多いです。
しかしそれができず、本人も歯がゆい思いをしていることでしょう。
そこで改善していきましょう。それには手順を工夫することが大切です。
段取りが上手くいかないなら、やるべきことをリストにして上から1つずつ確実に終わらせていきましょう。やったものは線を引いたりして消してしまうと良いです。
書類をよく忘れてしまうなら、しまう場所を1箇所にすることをおすすめします。また印刷物であれば元のデータは消さずに保存しておくと良いです。
報告の内容を忘れてしまう場合は、メモを取るようにしましょう。忘れていてもメモを見れば思い出せるようにするのがベストです。そして報告は定期的に行うようにすればタイミングを逃すことがありません。
そのように注意散漫でも工夫することでミスを減らすことができるのです。