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アルバイトに降格された!異動願いを出すときの注意点

単純な実力不足により社員からアルバイトへ降格。ではなく上司とソリが合わずに納得のいかない降格辞令があった場合、もう頑張ろうという意思もなくなってしまいますよね。

そんなとき退職を考える前に是非検討したいのが、他部署や他店舗への「異動願い」です。

しかし異動願いを提出しても必ず受理させるものではありません。
注意点を踏まえて、自分の希望する部署への異動を成功させましょう。


降格による異動願いの上手な出し方

降格してしまうと、経歴に少し傷がついてしまいますよね。

そこで実施したいのが降格の辞令が出たら、執行される前に異動願いを出しましょう。
平均的に降格の辞令が発令された場合、翌月以降からの実施になるのではないでしょうか。

その場合、その月のうちに異動願いを出してしまいましょう。

そうすれば翌月から違う部署での仕事となるのみで、降格したことにはなりません。
たとえ異動部署で今よりも低い地位だったとしても、そこの部署では下っ端からのスタートという意味でそんなに不思議ではありませんし、プライドは守られるといえます。

しかし部署異動に願い出るリスクももちろんあります。

異動させてくれる代わりに、遠方への転勤になったり工場勤務、などの希望しない部署への異動になる場合があるということです。

降格してそのまま働いた方がよかった。なんてことにならないように少し慎重になる必要もあるといえます。

人事による降格、異動願いへの期待とは

少し目線を変えて、納得のいかない人事があった時にはどうしたら良いのかを考えましょう。

入社や退社の多い時期に合わせて、人事の異動は多くなります。
さらにその時には役職を与えられたり、奪われてしまったりと色々な変化がありますが、降格してしまったり願ってもいない部署へ異動することになった時のお話をしましょう。

大抵の場合は、きちんとした理由は説明をされず決定に従うのみなのではないでしょうか。

理由は知らされていない。などと上司に言われても納得のいくものではありませんよね。

降格や異動に対し、いくつかあげられるプロセスはこちらです。

  • 誰かとトレード
  • 上からの玉突きで自分がはみ出してしまった時
  • バーターによって自分ができの悪い部署や社員の立て直しに使われた時

いずれもこれといった理由があったわけでなく、そうなってしまったからそうした。という程度の理由であることが分かります。

願いも虚しく、アルバイトへ降格または異動になった時

降格や異動を告げられた際に、最も響いてくるものは給与や昇給ですよね。
減給にもしっかりとルールがあり、会社が勝手に好きなだけ減給をしていいわけではありませんのでご安心下さい。

労働基準法で定められているのは、「就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の1日分の半額を超え総額が1賃金支払い期における賃金の総額の10分の1を超えてはならない」とあります。

なので30万円の基本給を27万円以下にすることは出来ないということですね。

しかし減給に対し不満を伝えることで会社との信頼関係に響くことが不安な場合。退職後に手当のカット分を請求することなども出来ます。弁護士への相談が必要にはなりますが、臨機応変に対応ができるということです。

その代わり、異動に関しては法律で定めがないために、納得のいかない人事に対しても異議を申し立てることは難しいのです。

降格、異動には転職で対応してしまう方法

これは経営状況の悪化による降格や異動があった際には、こちらから会社に見切りをつけましょうという選択肢です。

給料が払えなくなり首を切る、減給をするといった状態であれば、給料未払いといった状態に陥る前に見切りをつけ転職しましょう。

もちろん正当な降格や異動もあることでしょう。
しかし不当な降格や異動も世の中にはあるということを頭に入れておくことで、様々な選択肢が見えてきます。

他の会社の状況を調べてみたり、他の部署から話を聞いたりとネットワークを使うことも重要です。

転職エージェントに話を聞くことも非常に有効で、社会情勢を把握しているため自分の会社の経営難などを的確に指摘してくれるようなエージェントもいます。

自分が今の年齢や状況で転職は不利だとお考えの方もいるかもしれませんが、もしかしたらキャリアアップのためには転職は必要なのかもしれません。

可能性を潰してしまわないように、前向きに家族に相談をしてみるのも良いかもしれません。

降格や異動に対する怒りを原動力にしよう

望まない人事や納得のいかない降格、これに対し不満があるのは当然です。

自分はこんなことをしてきたのに評価されないのはおかしい、どうしてあいつだけ評価されるのか。と怒りがある場合は、そこに対し取り組みを改善し見返すことを目標におきましょう。

次の人事でひっくり返すという目標に対し、この怒りが必ず原動力になるといえるでしょう。

また、やはり納得することができずに転職を決意した際も、この怒りが原動力となり今よりもっと自分が活躍できる場所を!という前向きな気持ちで転職に望むことを意識しましょう。

可能性は無限にあるはずです。

自分を過小評価することなく、自信を持って社会に居続けましょう。
そうすることで自然と周りの人間も触発されて良い環境での仕事ができるはずです。

人事異動や降格は、小さな転職と言えます。
仕事を見つめ直すチャンスだと捉えましょう。

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