退職後、年金手続きの他に忘れないよう必ずやっておく事をご紹介
退職後にすぐ再就職をする場合は、会社が雇用保険や年金手続きを代わりに行ってくれるところが多いようです。
しかし、少し時間が空いてしまう場合や会社では出来ない場合など、状況は様々と言えます。
働いている時、毎月欠かさず給与明細を確認している人は実はとても少ないのです。
そんな人にもわかりやすく、絶対に忘れてはいけない保険や年金にまつわる手続きをご紹介します。
このページの目次
退職後に年金手続きを忘れないようにする為に
退職後は国民健康保険への切り替え、国民年金への切り替えが必ず必要になります。
地域の役所へ出向き、保険課、年金課でそれぞれ手続きを済ませる必要があります。
そこで覚えておきたいのが、結婚し扶養に入る場合や収入の減少、失業と認められた場合などは年金が免除になる可能性があります。
その場合、職業安定所で失業の認定を受けなければなりません。
その為保険の切り替えと同時に行いたいのが、失業認定の申請となるのです。
再就職する場合でも、ゆっくりと就活をする場合でも、本人が働く意思があり病気やその他の事情で再就職が出来ない場合でなければ、失業手当というものがもらえるのです。
そして年金免除の手続きも職業安定所で申請することも可能です。
なので、まずは市役所に行く前に職業安定所にて、今後の活動について相談をしどのように申請するのが一番良いのかを職員に相談をすると良いでしょう。
年金手続きを忘れない為に、退職後までに準備しておく事
退職後にスムーズに手続きを済ませる為に必要な準備もあります。
それは失業認定を受ける為に必ず必要な、離職票です。
この離職票ですが、基本的には退職日から10日程で自宅に届くものなのですが、催促の電話や通知を何度もしつこくかけてやっと手に入るような少しブラックな会社もあるのです。
その為離職票が何日までに必ず必要です、などと遅れないように急かしておくと良いですよ。
この離職票さえ手に入れば、失業保険を受け取る手続きや、年金の手続きなどもとてもスムーズに申請することができるので覚えておきましょう。
そしてもし10日を過ぎても届かない場合は、地元の職業安定所から会社のある地域の職業安定所に催促の連絡をすることができるので、連絡をお願いするようにしましょう。
自分で連絡をできれば良いですが、退職理由によってはなかなか連絡をしずらいケースもあるので、そんな時はすぐに頼りましょう。
退職後に年金手続きを忘れてしまった時
もしもすでに退職していて、手続きを忘れて放置してしまっている場合。
年金の手続きを忘れてしまっているだけであれば、国民年金の未納通知が自宅に届きます。
その後未納分の払込書が届きますので、それで未納分も全て払ってしまえれば完了です。
しかし申請を怠ってしまっていると失業中期間の免除などが、後からでは出来ないのでそのまま未納分を支払いましょう。
国民健康保険への切り替えを忘れてしまっていると、保険に加入していない状況になりますので保険を使った病院などでの免除がなくなり、全額自己負担となってしまいます。
病気にならないから大丈夫と甘くみてはいけません。
保険未加入時期に事故にでもあったら、相当大変な金額が負担になると考えてください。
家族がいる場合は特に、家族のことも考えてきちんと手続きは済ませるようにしましょう。
退職後に知っておきたいこと
ここまで、保険と年金について述べましたが、もうひとつ大切なお金にまつわることがあります。
それは住民税です。
所得に応じて支払う住民税は、無職になっても昨年の所得が反映される為免除になることはありません。
現在無収入であっても昨年までと同じ金額を払わなくてはならないのはとても大変ですよね。
その為に失業中、再就職までの期間に生活を援助してくれるのが失業手当ということなのです。
今まで払い続けていた雇用保険が、ここで返ってくるのです。積立貯金のようなものですね。
もちろん申請後に再就職が決まったからといって払い戻しになったり、手当が無くなるということもありません。
一定の条件を満たす会社に再就職が決まれば、再就職手当というものが受給できるのです。
ここまで日本は失業者に優しく温かい制度があったのかと驚く人も多いのではないでしょうか。
転職で新しい人生を手に入れよう
退職理由は何にせよ、今までとは違う新しい生活が待っていますよね。
仕事内容であったり人間関係に悩み退職する人はとても多いです。
退職は決して悪いことではなく、頑張っている同僚と比べて後ろめたさを感じる必要は全くないのです。
なぜならば、社会人はみんな自らがやりがいのある仕事を自由に選び、そして正当な評価を受けるという義務があります。
今回の会社は自分と合っていなかった。それだけなのです。
寿退社や家族の転勤など理由はネガティブなものばかりではないかもしれませんが、新生活は退職につきものですよね。
時代の流れに続くように、会社も変わり続けています。
居心地の良い、やりがいを見出せる会社とはいくつもあるわけでなく、探して出会えるものでもないかもしれません。
妥協はすることなく、探し続けるのも良いのではないでしょうか。