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自分の上司が、機嫌が態度に出る人だった!どう接するのが正解か

2017.5.25

上司という立場に就く以上、仕事の手腕が完璧なのは当然として、品行方正・公平無私・常に冷静で、的確な指示を部下に出せる――と、そうした資質を持っていてもらいたいものです。

が、そこはやはり人間、そんな”絵に描いたような上司”に巡り会えることはそうそうありません。

むしろ、そうした「こういう人が上司ならいいな」という素質のどれかが欠けている、そのため部下にストレスがかかる、というケースの方が圧倒的に多いもの。

では、あなたの上司が、自身の機嫌が態度に出るような人だった場合、どう接するのが正しいのでしょうか?

機嫌が態度に出る上司 性格を変えてもらうことは出来る?

まず、基本的に、上司の性格を変えることはまず不可能である、という大前提を、我々は受け入れなければなりません。

最も、これは上司に限った話ではなく、自分以外の他の人、全てに言えることです。

何か、本人が自分の性格によって大きなダメージを受けた時――自分の性格の悪い部分、それが元でとてつもない不利益が出たことを認識し、自分から「この性格を変えなければ」と考えない限り、性格を治すことは不可能です。

今回取り上げる”機嫌が態度に出る”ような上司に「どうかその機嫌でコロコロ態度を変えるのをやめて下さい」なんて意見を出したって、その人は長年、その性格で生きてきたわけですから、ちょっとやそっとのことで(しかも部下からの指摘で)変わることなどあり得ません。

むしろ、そんな意見を出しても、本人も大抵、自分の性格の短所を把握して(時にそれをコンプレックスに感じつつ)生きてきているわけですから、逆鱗に触れる恐れすらありますから、決してオススメできない方法です。

機嫌が態度に出るが指示自体には一貫性のある上司との付き合い方

では不幸にも、そのような機嫌が態度に出る人が上司になってしまった人は、最終的に諦めて振り回されるしかないのでしょうか?

勿論、そんなことはありません。

その上司が、どの程度機嫌で態度が変わるのか、それによって接し方・扱い方を変えていけばいいのです。

まず、一番楽なタイプは”機嫌が態度に出るが、指示や命令自体には一貫性のある人”が上司の場合です。

このケースは、上司の機嫌の良し悪しに関わらず、業務の命令自体が変わっているわけではありませんから、出された指示通りに自分の仕事を進めればいいのです。

そして、その間、上司の顔色・機嫌を一々伺う必要はありません。

それこそ事務的に、「○○の件は終わりました」、「次は△△の業務に取り掛かります」など、報告・連絡を忘れないようにだけしましょう。

もし、相談が必要になった時には、出来れば不機嫌な時には話を持ちかけず、機嫌のいい時に相談を持ちかけるとなおいいでしょう。

しかし、機嫌の良し悪しに関わらず、早急に相談を必要とする時には、この時も機嫌などは気にせず、「早急な指示が貰えないと困る」という点を強調して話を持ちかけましょう。

機嫌が悪いと態度に出るばかりか八つ当たりする上司の接し方

次に見てみたいのが”機嫌が態度に出るばかりでなく、八つ当たりをしてくる人”が上司になった場合です。

これは、八つ当たりの度合いにもよりますが、もし、愚痴を吐かれたり、自分に非がないのにつっけんどんな態度を取る時――つまり気分は良くないが、実質的な害が及ばない人であれば、とにかく受け流す、これに限ります。

不機嫌な態度を取られると、「自分に何か原因があるのでは?」と不安になったり、萎縮してしまう人がいますが、八つ当たりをする人(上司)というものは、得てしてそのはけ口になってくれる人(部下)を探しています。

もしあなたが、「上司の機嫌を良くするためなら愚痴ぐらい付き合う!」と思うのであれば、その機嫌の良し悪しに合わせて自分も態度を変えてもいいですが…これが出来るのは、残念ながら、もともとそうした気質があり、かつ余程気力・体力がある人でなければ務まりません。

上司の機嫌がいい時には、世間話などでコミュニケーションを取り、逆に機嫌が悪い時には”触らぬ神に祟りなし”の精神で、自分にその白羽の矢が立たないよう、自分に割り当てられた仕事を淡々とこなすのが一番です。

機嫌が悪いと態度に出るばかりか命令すら変わる上司の接し方

一番やっかいなのは”機嫌が態度に出るばかりか、部下に八つ当たりをし、かつその機嫌によって仕事の指示が変わるような人”が上司になってしまった場合です。

こうした人との付き合い方で重要なのは、”受けた指示・命令を形に残しておくこと”、これに限ります。

例えばどういうことか――「A社に対して○○を×日までに提出しろ」という業務命令を受けたなら、それをメールや社内システム、日報などで「A社への○○:期日は×日」と、命令を受けた時点で他の人にも分かる形で記載しておくのです。

その後、もし機嫌の変わった上司から八つ当たりや以前の指示が”なかったこと”扱いにされそうになっても、「この日の時点でそう指示・命令を受けました」という、他者に提示できる証拠となり、自分の身を守ることが出来るからです。

そして、もし、あまりにもそのようなコロコロと指示が変わり、通常業務に支障が出るレベルであれば、上司の更に上の立場の人に現状を訴えるのもいいでしょう。

その時にも、この証拠が役に立ちます。

上司の機嫌に一々反応せず、自分のやることを淡々とこなそう

自分の機嫌の良し悪しで、他者を振り回す。

私生活ならまだしも、それを職場でされてしまうと、周囲はたまったものではありません。

ですが、それに振り回されず、自分自身はしっかりとした軸を持ち、淡々と仕事をする。やはり、対応策としてこれが一番効果的だと言えます。

報告・連絡・相談といった、部下から上司へ求められるアプローチはしっかりこなし、自分の不手際を責められないようにしましょう。

自分の機嫌を態度に出す人は、いわば一種の”構ってちゃん”であり、自分の顔色を伺ってくれる人、それに合わせてくれる人に対して全力で甘えようとします。

しかし、それがエスカレートすると、単に気分次第で暴走する上司と、ゴマすりをして付き従う部下、そんな歪んだ関係になりかねません。

出来ることなら、いつも円満、楽しい職場で働きたいものですが、だからといって、上司の機嫌を必要以上に気にする必要はありません。

部下が上司を選べない以上、自分自身が上司の機嫌に引きずられないよう、受け流すだけの柔軟さを持てるようにしましょう。

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