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気分屋の上司に振り回されて疲れないために 効果的な対処法とは

2017.5.26

気分屋の人と付き合っていくのは、プライベートでも時に苦労するものなのに、それが会社の上司だったとしたら、もう、目も当てられません!

一番困るのが、その気分次第で指示や業務命令が変わってしまうこと。上司本人の指示があったのにも関わらず、その本人から「何をやっているんだ!」と怒られた、なんていう理不尽話は事欠きません。

もし、自分の上司がそうした気分屋だった場合には、どんな対処法を取るべきなのでしょうか?

気分屋の上司を相手にする時の対処法、どんなものがある?

上司は、言わば自分の属するチームの参謀・指揮官・統率者であるわけですから、常にびしっと一つの方向性を示し、部下を導いて欲しいものです。

しかし、自分の仕事は完璧にこなせても、実際は気分屋で、言うこと・やることがコロコロ変わるような人だった時には、部下たちはたまったものではありません。

と、そんな気分屋の上司や、その人に振り回され、疲れ果ててしまっている人は、実際とても多く存在します。

中には、振り回されたせいで起きたミスを、自分ひとりのせいにされて心が折れた人、うつ状態になってしまった人、ついていけなくて辞めてしまった人も、枚挙に暇がないほどです。

しかし、中にはそのような気分屋の上司を物ともせず、ガンガン仕事を進めていける人がいるのも事実です。

そうした気分屋の上司への対処が上手な人には、ある共通点が存在します。

それが

  • 上司の気分に振り回されない軸を持っている
  • 上手く指示を出させるコツを心得ている

の二つです。

気分屋の上司には自分の”軸”を持つことだ第一の対処法

まず一つ目の”上司の気分に振り回されない軸”とは、一体どのようなものでしょうか?

これは、端的にいうと「人の機嫌をいちいち気にしない」ということです。

ついつい、上の立場にいる人の機嫌を伺い、「今日は機嫌が悪そうだな」とか「今日は機嫌がいいから仕事が進めやすいな」と判断しがちですが、コロコロと気分が変わる人に対しては、この”機嫌を伺う”というのが一番の悪手なのです。

特に社会に出たての新人さんなどは、上司の機嫌が悪いと、つい「自分のせいかも」など考えてしまうものですが、大半はもっと別なこと――それこそ、仕事にすら全く関係のないことで機嫌が悪い、ということの方が多いのです。

そのため、自分に明らかに落ち度がある時以外は、上司の気分で対応を変えるのではなく、常に自然体で接する、つまり自分の軸を持って、それに沿った行動が取れれば、上司の気分で振り回されることがなく、結果、疲れ果てることもありません。

勿論、これはとても高度なテクニックであり、これが出来るか否かは、元々の性格による所が多いのが難点です。

気分屋の上司のコロコロ変わる命令 変えさせない対処法はある?

続いての”上手く指示を出させるコツ”とは、どんなものなのでしょう?

これは、ころころと気分で命令が変わるタイプの上司に対して、とても有効な対処法だと言えます。

まず、上司から、「A→B→Cの順序で仕事を進めるように」という指示が出たとします。

この時、業務に入る前に、「A→B→Cのやり方で本当にいいのですね?」と、予め確認を取り、後から「やっぱりB→A→Cの手順に変更しろ」という変更を出しにくくする、という方法です。

言うなれば”言質を取る”方法です。

勿論、最初から上司に対抗するために、言質を取ろうとするのは、逆に上司の機嫌を悪くすることに繋がりますから、確認の仕方にも少しコツがいります。

例えば

「以前、同じような仕事をした時には、B→A→Cという方法の指示を頂きましたが、今回はこの通りに進めて構わないのですね?」と、上司にYES/NOを答える余地を残して”確認”するのです。

こうすれば、『決してあなたをやり込めたい・恥をかかせたいわけではないんですよ』という意思表示にもなりますし、上司にとっては自分を上手にフォローしてくれた、という印象が残ります。

気分屋の上司が不機嫌な時は、言葉の使い方に注意を払おう

気分屋の上司を相手にする時には、特に発する言葉の使い方に注意を払う必要があります。

大抵、上司になるような年齢の人であれば、自分の性格の欠点――気分屋であることは、自分でも把握しているものです。

その欠点を、面と向かって批判されると、いわゆる逆ギレを誘発してしまいます。

へりくだる必要は勿論ありませんが、言葉を一つ変えるだけで、相手への伝わり方は180度変わります。

前述の言質を取る方法にしても、「すみません、確認させてください」と一言付け加えるかどうかでも、全く反応に差が出てきます。

特に機嫌の悪い時に話しかける時は、言葉遣いには十分注意しましょう。

もし、言葉遣いに自信が持てないときは、緊急の事案でないのであれば、無理に話しかけたりせず、機嫌がよくなるのを待つ方がいいでしょう。

いわゆる触らぬ神に祟りなし、です。

そして機嫌がよくなったら、普段通りの態度で接しましょう。

「自分が上司の機嫌を良くしてみせる!」なんてことをする必要は、全くありません。

気分屋の上司の対処が困難なら、更に上役に証拠を持って相談を

気分屋の上司への対処法は、やはり一朝一夕で身につくものではありません。

ただ、上司の機嫌がどんな時に切り替わるのか、それをまず見極めると、対処法も徐々に分かってきます。

そうすれば、機嫌の悪くなる、いわゆる地雷を自分が踏むことを避けられますし、同僚が地雷を踏み抜きそうになった時にフォローが出来たりと、更に適した対処法が取れるようになっていきます。

ただ、そうした対処も出来ないほどに、気分屋で、部下のことを単なる八つ当たり相手・サンドバッグでしかないと思っている上司に対しては、わざわざこちらから何か働きかける必要はありません。

むしろ、そうした状況で困っていることを、更に上の立場の上司に報告するなど、改善を求めるほうがいいでしょう。

この方法を取る時は、決して一人では動かず、同僚同士で協力し、「被害を受けているのは一人ではない」ことを同時に伝えると、より効果的です。

また、命令がコロコロ変わる、それによって仕事が上手く周っていないという、客観的な証拠も出せるように集めておくのも重要です。

上司だって人間であり、完璧な人ではありません。

とは言え、それに振り回されて疲れるなんて、無駄な労力です。

ぜひ、気分屋の上司に振り回されず、自分の芯を持って仕事に打ち込んでいきましょう。

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