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あり?なし? 男性が職場に香水をつけていくのは許されるのか

2017.6.2

香水を付けている男性というと、何となくおしゃれで、仕事が出来そうな、スマートなイメージがありますが、実際、男性が職場に香水を付けることについては、否定的な意見も決して少なくありません。

そもそも、日本人は体臭が(香水文化の発達した)欧米の人よりもキツくないため、香水は必要ない!という意見も根強く、”スメハラ”という言葉も存在するほどです。

男性が職場に香水を付けていくことはありなのか、なしなのか。

そして付ける場合のマナーについて見ていきましょう。

そもそも日本には男性が職場で香水をつける文化が浸透していない

日本人は昔から嗅覚に対して敏感で、そして清潔好きです。

日本の江戸時代、既にトイレの文化(厠ですね)が発達していましたし、庶民でさえ足繁くお風呂屋を利用し、自然から得られる香りを楽しむ文化があります。

加えて肉より魚中心の食生活であることもあり、日本人は欧米人に比べ、ずっと体臭が薄いこと。

こうした様々な理由から、日本人にとって香水は”おしゃれなアイテム”であり”日常生活においては必要性がないアイテム”だと考えられています。

こうした文化の土台があるため、職場において、特に男性が香水を付けることに対して、否定的な意見が少なくないのです。

「職場は仕事をするために来る場所なのに、必要以上のおしゃれは必要ない」

「男性らしさをアピールしたいならば、仕事をこなす姿でこそすべき」

「香水を付けている男性は自意識過剰に感じる」

「そもそも職場の男性から香水の臭いがするのが嫌」

と、中々厳しい意見が散見されます。

男だって好きな香水を付けたい!ならば職場に適した香りを選ぼう

そうはいっても、男性だって、自分の好きな匂いを感じながら仕事をすれば、モチベーションのアップにも役立ちますし、自分の魅力をアピールするために香水を使いたい、逆に目立ってきた男性特有の加齢臭隠しをしたいと思う場面もあるでしょう。

そんな時には、職場のマナーを守って香りを愉しめばいいのです。

ふわっと、さり気なく香る匂いであれば、世に言われる「爽やかな石鹸の清潔感のある香り」と代わりありません。

香水は千差万別ですが、ベースは以下の5つに分類されています。

  • フローラル:花の香り
  • シトラス:柑橘系
  • シプレー:苔、樹木、
  • オリエンタル:動物系、スパイス系
  • フゼア:シプレーにフローラルやシトラスを合わせたもの

職場で男性が付けていても問題ない、と思われているのが、やはり爽やかさを感じる”シトラス”の香水になります。

年齢が高めの男性であれば、”シプレー”といった、重いながらも爽やかさを残す香りでもいいでしょう。

しかし、”シトラス”と言っても、柑橘系にもライムか、レモンか、それともグレープフルーツかで匂いが違うように、実際につけてみなければわかりません。

文字やブランド名などで判断するのではなく、実際に匂いを確かめてから購入し、使用しましょう。

男が職場で使う香水を選ぶ時は、変化後の匂いも要チェック!

香水は、付けてから時間が経つと匂いが変化していきます。

付けたばかりの頃を「トップノート」、付けてから3時間程度までが「ミドルノート」、そしてそれ以降が「ラストノート」とそれぞれ呼ばれ、朝と夕方とでは香りの質が全く異なることが少なくありません。

最初は爽やかな花の香りだったものが、しばらくすると柑橘系に、そして最後には人の好みの別れる甘く重たい香り(オリエンタル系統)に変化してしまい、結果、「嫌な臭い」と思われることはおろか、自分自身も匂いに酔って気持ち悪くなる可能性があるのです。

ですから、香水を選ぶ時には、その日、その時で決めるのではなく、必ずテイスティング(実際に自分の手首に香水をつけて、時間経過で香りを判断する)を行いましょう。

ラストノートまでしっかり確認し、上記で触れたような、職場で男性が付けても浮かないもの、そして何より自分がこれだと思うものを選び、つけるようにしましょう。

複数の香水を試したいときは、ムエットと呼ばれる香水を含ませる試香紙を置いている店もあります。

それぞれの匂いが移り合わないようにしつつ、こうしたムエットで確認してみるのもいいでしょう。

自分では物足りなくても香水をつける量は増やさない!

一度に使う香水の量についても、是非注意しなければなりません。

同じ匂いをずっと付け続けていると、自分の鼻の感覚が麻痺して、それまでと同じ量では何か物足りない、薄くなってしまったように感じてしまいます。
ですが、その自分の感覚に合わせて香水の量を増やしていくと、職場の人達にとっては、一種の拷問かと思うほどのキツイ臭い(もはや”匂い”ではありません)になってしまいます!

自分はあまり感じなくても、それはあなたの体に香水が馴染んだからであって、決して香水の量が少ないわけではありません。
首筋に一吹き、手首は両方を合わせて一吹き。
そう決めたなら、例え自分は薄く感じても、量を増やしてはいけません。

そして、香水と一言で言っても、含まれる香料の量によって、低い方から「オーデコロン」「オードトワレ」「オーデパルファン」「香水」と分類されています。

オーデコロンとオーデパルファンの香料の濃度は3倍違いますから、オーデパルファンを使用する時には特に付け過ぎにならないように注意しましょう。

体臭を誤魔化すために逆にスメハラにならないよう香水を楽しもう

匂いというものはやっかいで、体温によって活性化し、空気に乗って広がるものですから、閉じ込めておけるものではありません。

その場にいる人全てに対して、自分が同じ空間に居続ける間、強制的にその匂いを嗅がせ続けることになるのですから、もし、香水を付けていることを注意された時には、素直に使うことを辞めましょう。

自分にとっては心地よい匂いでも、強すぎたり、人によっては頭痛がする匂いだった時には、それは職場には適していない香りです。

これがいわゆるスメルハラスメント(スメハラ)です。

香水と共に、強すぎると職場の人に迷惑をかける、スメハラの原因として挙げられるのが、衣類の柔軟剤や芳香剤です。

自分はいい匂いだと思っていても、それが万人に受けるものではないということを、しっかり考え、適量に留めなければなりません。

そして体臭が気になるのであれば、香水で隠すだけでなく、制汗剤をつけたり、シャンプーやボディソープを体臭軽減効果のあるものに変えたり、入浴時には湯船にしっかり浸かる、洗濯は小まめに、かつしっかり乾かすなどの他の対策も取るとよりいいでしょう。

そうしたことを踏まえた上で、自分の好きな香りを楽しみ、仕事へのモチベーションを上げていきましょう。

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