職場で冷たい態度を取る人がいて、辞めたいならば辞めるべき?
職場で冷たい態度を取る人がいる、同僚だったり、お局様だったり、上司だったり、先輩だったり。人は自分が好かれていないと知る事はとても傷つく事です。辞めたいと思うのも当然です。
人間関係が原因で退職するのは甘えという考え方もあるでしょう。でも人間関係がない職場なんてないのです。
人間関係で辛い思いをするならば、辞める事は決して甘えではありません。
このページの目次
辞めたいと思う前に職場で冷たい態度を取られる原因について考えよう
生理的に受け付けないという事もあります。人間には相性がありますから、特に原因が思い至らない事もあり得ます。
冷たい態度を取る人自身に問題がある事もあります。
しかしここではまず自分に原因がないか考えてみましょう。
人を好きになるには理由はいらないけど、人を嫌いになるには理由があると言われています。
もしかしたら、あなたが気づかない所で、その人があなたに冷たくする理由を作ってしまったのかもしれません。
職場で一番嫌われるのが「仕事が出来ない人が出来ていると勘違いしている場合」である事をご存知ですか?
自己評価が高く、実際は口だけという場合、特に仕事を一緒にしている人の態度が冷たくなる傾向があります。
もし職場で、態度が冷たい人が実際に仕事を一緒にやっている人だった場合、一度自分で思っているほど仕事が出来ていないかを疑った方がいいと思います。
辞めたいと思うほど職場で冷たい態度を取られる原因
「仕事が出来ない人が出来ていると勘違いしている場合」職場で冷たい態度を取られる事が多いとご説明いたしました。
ここではもう少し具体的な特徴をご説明いたします。
周りから自分の仕事を正当に評価されていないと感じていませんか?チャンスがもらえれば、もっと自分の能力をアピールできるのと不満で日々過ごしている事が多いでしょう。
ミーティングが大好きで、いつも積極的に色々発言していませんか?
業務改善に意欲的で、上司や先輩に日々色々意見を言っていませんか?
単純作業ばかりで飽きているので、もっときちんとした「仕事」をしたいとアピールしている。
これが、入社数年経った人であれば、全く問題ありません。しかし、入社して1年以内の人であれば、それは残念ながら、「仕事が出来ない人が出来ていると勘違いしている人」の可能性が非常に高くなります。
ちなみに補足として、「急ぎの仕事などは回ってこない。」「説明されない仕事は出来ない。」が当てはまればかなりの確率で該当する事となります。
辞めたいと思うほどの職場の冷たい態度を取る人への対策とは?
もしその人の冷たい態度が業務に支障をきたすレベルのものであれば、それは上司に相談するべきです。
例えば、業務に必要な情報を与えてくれないなどです。
しかしただ受け答えが自分だけに冷たい、距離を置かれているというレベルであり、業務に支障がないのであれば、上司に相談しても無駄です。学校の先生ではないので、「仲良くしなさい」と言うなんて事はないでしょう。
さてここでもし仕事がらみで相手の態度が冷たくなったのであれば、仕事に真摯に取り組んで、その人の迷惑にならない、助けになるというレベルになれば態度は軟化するでしょう。
もう単純に馬が合わないというレベルであれば、「仕事だけの付き合い」として割り切る方が楽です。人に敢えて嫌われる必要はありませんが、会った人全員に好かれる必要もないのです。相手が距離を置きたがるのであれば、それを尊重してもいいでしょう。
また、何か誤解の上で関係が悪化したようならば、積極的に話しかける事で勘違いが解ける事もありますが、逆効果の事もありますので注意しましょう。
仕事は教えてもらって当然という態度は止めよう
教えてもらってない仕事を出来る訳ないですよね。それは当然です。そして、自分が仕事が出来るように会社は仕事を判るように教えなくてはいけないというのも、当然の理屈です。
しかし、仕事を教えている人というのは、会社の一員ですが、多くの場合仕事を教えたからといって、別に給料が上がる訳ではないのです。もちろんそれなりに評価は受けるでしょうが、自分の仕事がその分滞り、それに対して誰もフォローはしてくれないというのは、よくある事です。
たから新入社員から見れば「仕事を教えて!」というのは当然の権利ですが、先輩や上司から見れば、余計な手間でしかないのです。だから中には冷たい態度を取る人もいますし、不親切な教え方をする人も出てきます。
例え仕事を押してもらうのが当然の権利だとしても、相手の時間を割いてもらっているのですから、感謝の気持ちは忘れずに伝えましょう。
また質問する時は必ず上司や先輩の都合を確認しましょう。仕事を教えてもらうのが当然という風な態度をとっていると、始めは優しい人もやがて冷たい態度を取るようになります。
職場の人間関係を改善するのはかなり大変である事を理解する
職場で冷たい態度を取る人がいた場合どうすればいいか?正直な所、一度拗れた人間関係を改善させるのは至難の業です。
ただ今後のためにも、何故こういう状況になったのか自分で原因を考える事が重要です。
この記事では、自分に原因があるパターンを二つご説明いたしました。
一つは、自分は仕事が出来ると勘違いしている人、二つは、仕事を教えてもらうのは当然と考える人です。
もし記事に挙げた特徴に心当たりがあるようならば、自分の言動に少し気を付けた方がいいでしょう。
一度固定されたイメージというのは覆すのは大変です。失敗を取り戻すには、その何倍も成功を重ねなくてはいけないのです。ただし仕事の関する事であれば、仕事で取り換えす事は決して無理ではありません。
冷たい態度を取る人が嫌がらせをしたり業務に支障が出るレベルになったら、上司に相談した方がいいですが、そうでない場合は、上司に相談してもあまり実がありません。こういう人だと割り切ってお互いに距離と開けた方が敢えて上手く行くこともあります。
しかし、もし会社に行くのが辛い、辞めたいっというのであれば、それは無理する必要はないと思います。ただ、次の会社でも同じ事を繰り返さないように、自分に原因がある事が判った人はその経験を生かしていただければと思います。