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「欝で退職しました。」その転職理由、ちょっと待った!

2017.6.12

欝で退職したけど、面接で転職理由を聞かれたらどうしよう・・・。

欝ってイメージ悪そうだし、転職活動の際に不利になってしまって採用してもらえなくなるかも知れない・・・。

これって、欝で退職された方が復帰して転職活動を始めるとき、真っ先に直面する悩みなんですよね。

そこで、今まさに欝から復帰して転職活動を行おうという方が、欝で退職したという事実を正直に伝えなくて済む方法はないか、伏せておくことに問題はないかを検証します。

転職理由は慎重に!やっぱり「欝で退職」は企業にとってリスクになる

鬱で退職したって、イメージ凄く悪いかも・・・その心配、実はごもっともですよ!

まず考えなくてはいけないのは、前提として鬱病は採用する企業にとってもリスクなんです。もしも自分の会社の社員が欝になってしまった場合、企業は慰謝料に基づく損害賠償請求を受けることもあります。またこのご時世です、ブラック企業なんてレッテルを貼られてしまったら、今後のビジネスにも支障が出てしまいます。

ですから欝で退職を経験した人が面接に来た場合、企業の採用担当の方は、どんなにあなたが完治したことを主張したとしても、「欝の再発リスク」を恐れて慎重になってしまうんです。ウチの会社の業務量には耐えられるのか?残業時間はどれくらい許容できるのか?何か特別なケアは必要なのか?などなど・・・。

こんなに多くの心配を抱えては、企業の採用担当の方もポジティブな採用ができなくなってしまいますよね。結果として、欝で退職したということを正直に伝えた場合、採用される確率が低下してしまうのが現実なのです。

転職理由は自由!欝で退職したことを言う義務はない

実はそもそも、転職理由をどう言うかは、個人の自由です!欝で退職したからと言って、それを包み隠さず正直に告白する必要すら最初から無いんです。

もちろんこれは、経歴を詐称してもいいということでは全くありません。少し思い出して欲しいのですが、退職届けなんかに書く「一身上の都合により」というのは、どういう意味にも取れますよね。なのでこれは経歴の詐称には当たりません。また、今ドキの履歴書なんかも見てみると、ちょっと前まであった「賞罰欄」も無くなっているものが多くなっています。ですのでこれに関しても、特記しなくても経歴詐称には当然なりません。

これは多様性を重視する社会の流れで、どんなバックボーンの人でも受け入れていこうという風潮が企業の側にも広がっているということもあるのですが、求められてもいない自分の不利になるような情報を、敢えて言う義務もなければ必要性もないということなんです。

ですから、欝が原因で退職をした場合、ポジティブな表現方法に変えて伝えることが友好な手段になるのです。

「欝で退職」は不要!ポジティブな表現の転職理由の例5選!

でもポジティブな表現と言われても、具体的にどう伝えればいいの?という方のために、良く使われているポジティブな表現の転職理由を挙げてみますよ!

  • 更なるスキルアップを目指して勉強するため
  • 家族の介護、フォローのため
  • 新しい分野でゼロから挑戦したいと考えたため
  • 御社の○○部の仕事に魅力を感じたため
  • 自分の能力や資格をより活かせる環境で働くため

どうでしょうか?ここで挙げた例は、決して大袈裟な表現ではないんです。

退職期間中は、得てして時間ができるものですから、本を読んだりすることも増えると思います。そんな時にビジネス書や資格の本を読み込むなどすれば、それは立派なスキルアップです!また退職して家にいると、自然と家族のために色々と行動することが増えていくことと思います。それは家族のために費やした時間なのですから、堂々と主張していいんですよ!嘘じゃないんですから。

以上のように、表現の仕方によって、欝で退職したことをポジティブに伝えるということは可能なんです。大事なことは、それを引け目に感じずに、自分の可能性を広げる機会であるということをしっかりと自分で認識してあげることです。そうすれば、前向きな言葉に変換することができますし、そうして出てきた言葉というのは、採用担当の方の印象もグンと良くしてくれます。

最終的には、自分の身体と心に相談を

始めにも述べましたが、欝は完治していようといまいと、採用担当の方にとってもリスクとなります。いくらもう大丈夫だと主張しても、どうしても採用される可能性は低くなってしまい、社会復帰への扉が閉ざされてしまいがちになってしまいます。

しっかりと身心が癒えて、新しいスタートを切ろうという意欲に溢れているのであれば、自分からその扉を閉ざしてしまうことはありません。逆にその高いモチベーションを利用して、ポジティブな表現でどんどん自分をアピールしてしまいましょう!

ただし、もしもまだ少しでも身体と心に不安がある場合、そんな不安定な状態の内に再び激しい業務の中に飛び込んでしまっては、欝を再発してしまうリスクも当然ある訳です。せっかく新しいスタートを切ったのに、これでは元も子もありませんよね。企業によっては、正直に欝を発症したことを伝えることで、より良い環境を整えてもらえるということも無くはありませんが、極めて稀だと思ってもらって結構です。

ですからそんな時は、無理せず休養をとって、自分のためにゆっくりと時間を使ってあげて下さい。しっかりと身心が癒えて、新しい環境にスタートする準備ができさえすれば、もうこちらのものですから!

欝は逃げではありません!無理をせずポジティブに再スタートを!

世の中の企業では、メンタルヘルスへの理解が少しずつではありますが深まっています。しかし、やはり未だに十分に受け入れられているかというと、そうではないのが現実です。いざ転職を考えた時に、どうしても欝で退職したという事実は、採用の場面ではマイナスに働いてしまうことが多いのです。

しかし、転職理由は自由で構わないのです。また自分が不利になるような情報は、求められてもいないのです。それよりも、自分は何が出来るのかということを念頭に、再スタートを切ろうというモチベーションを高く持ちながら、退職していた時期の自分を見つめ直してみて下さい。そうすれば、欝で退職したからこその経験や思考が思い起こされるはずで、それは強みに変換することができるんです。

それこそが、アピールすべき、あなただけのユニークな転職理由になるのです。

無事に採用を勝ち取り、再び充実した仕事が出来るように、身体と心をいたわりつつ、ポジティブな思考で転職活動と向き合って下さいね。

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