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気分屋の上司にウンザリ!機嫌悪くなる人にどう接するべきか

2017.6.14

機嫌が悪い人には極力近寄りたくないものですが、それが職場の、しかも上司だった時には、その機嫌が悪いからと、接触しないわけにはいきません。

なんとかそれ以上機嫌悪くなることがないように、おっかなびっくり接してみたり、機嫌が更に悪くなるのを覚悟の上で話さなければならなかったり…と苦労する部下の話は事欠きません。

もし、自分の上司が、こうした気分屋で、すぐに機嫌悪くなるようなタイプだった時には、どう接すればいいのでしょうか?

すぐに機嫌悪くなる上司! そんな上司の態度に左右されない!

気分屋で、すぐに機嫌が悪くなる上司に対しての対処法として一番効果があることというと、実は”上司の機嫌を伺わない”ことだと言えます!

…と、これが結論になるのですが「そんなことが出来るわけがない!」という声が聞こえてきそうですね。

その理由は考えるまでもありません。

やはり、上司は職場で近くにいる人、しかもそれが、自分の仕事の指示を出す人・自分の評価をする人に当たるわけですから、つい顔色を伺ってしまうのも仕方ありません。

加えて、機嫌が悪い人は、往々にして周囲の空気を悪くしますから、何より働きづらさを感じてしまうものだからです。

ですから皆、上司の機嫌が悪い時には、気遣ったり、腫れ物に触るように接したり、ビクビクオドオドしてしまうのですが、この周囲のビクビクが、余計に上司の気分屋に拍車をかけることになっている事実があります。

端的に言ってしまえば、気分屋の人が機嫌を露わにするのは、”かまってくれる人がいる”、”自分の機嫌を伺ってくれる人がいる”からです。

小さな子供が、お母さんの気を引くために必死に泣き真似をする――そうした行為と、本質は同じなのです。

すぐに機嫌悪くなる上司は、本人自身もコンプレックスが…

実は、気分屋でコロコロ機嫌が良くなったり悪くなる人の大半は、自分自身、それをコンプレックスに思っています。

まして上司という立場に就いている年代の人であれば、それまでの人生の中で、自分の機嫌をコントロール出来ずに失敗してしまった経験を、多かれ少なかれ必ず持っています。

そうした痛手を受けてもなお、自分の気持ちのコントロールが難しいことを、誰よりも一番知り、悩んでいる状態です。

このようなタイプの人が上司の時には、やはり「今日は機嫌が悪いな」と感じたら、その時点で普段よりもあっさりとした対応に務め、かつ気持ちの整理を自分でつけるまで”そっとしておく”のが一番です。

あまり顔色を伺って、なんとか気分を良くしようと、部下がアレコレと働きかける必要はありません。

もし仕事に関することで話しかける必要があるならば、その時は普段と変わらない態度で話せばいいのです。

ただ、世間話を振ったり、後回しに出来る頼み事や休暇の申請などは、ちょっと控えたほうがいいでしょう。

上司の”機嫌悪くなる・良くなる”スイッチを把握しておこう

とは言え、気分屋の上司と仕事をする上で、部下として備えておきたいものがあります。

それは何かというと、”機嫌悪くなるスイッチ”の場所の探り方です。

例えば上司と雑談していて、いきなり機嫌が悪くなってしまった時、何が上司の機嫌を損ねたのか、その前後の会話内容を考えてみましょう。

特定の話題が出た時だったのか、それともタメ口だったのか、職場で話すには相応しくない単語が出たのかなど、思い返して”機嫌悪化スイッチ”が入る傾向を知っておくのです。

傾向が判断できれば、自分がそのスイッチを入れてしまうことも、周囲の会話がその方向に向かわないように、それとなく軌道修正をしたり、そもそもそうした会話には参加しないようにしたりと、自己防衛することが可能になります。

そしてもし自分に余裕があるのなら”機嫌良くなるスイッチ”の場所も把握しておくといいでしょう。

常に上司の顔色を伺うイエスマンよりも、さっと的確にフォロー出来る人の方が、上司にとっても周囲にとっても好印象です。

機嫌が悪い上司には、どう話を切り出すべきか

機嫌が悪い上司に普段通り接するほうがいい、とは言っても、勿論、機嫌のいい時よりは、少し態度に気をつけたほうがいいでしょう。

怖がって逆に慇懃無礼にならないよう、口調にも注意したほうがいいのは勿論ですが、一番気をつけたいのはタイミングです。

これは、多分自分自身でも体験があることでしょうが、イライラしている時に何か別の案件を持ち込まれても、「今そちらに割く余力があるとでも思うのか!」と苛立ちが募るばかりです。

勿論、急ぎの案件であれば話は別ですが、自分の都合ばかりを優先せず、様子を伺って話を持ちかけましょう。

急ぎの場合には、話の切り出し方にポイントがあります。

「○○さん、お忙しい所申し訳ありませんが、数分お時間を頂けますか」と、時間を割いて”もらう”こと、これを承知している旨を伝えるといいでしょう。

そうすれば、上司としても「急ぎならばしょうがない」と気持ちを切り替えてくれるでしょう。

そして、話が終わった後には、再度「お時間ありがとうございました」など、感謝の気持ちを伝えましょう。

これが出来るか出来ないかは、(上司が気分屋か否かに関わらず)上手に社会を渡っていけるかの試金石とも言えます。
是非、身につけておきたい”技術”です。

上司の機嫌に振り回されすぎず、自分の仕事を全うすることが第一

勿論、中には野放図に振る舞い、周囲が自分に振り回されている状況を楽しんでいる、始末に負えない気分屋もいますが、このような人はむしろ気分屋というよりも性格の悪い人だと言え、それこそ必要最小限の接触に留めるほうがいいでしょう。

また、あまりに気分屋で、仕事の指示・命令すら、気分によって変えられてしまうような時には、それは実害が仕事に出ているわけですから、改善を要求していいのです。

改善を訴える先は、上司よりも更に上役に当たる人、パワハラ・モラハラなどの専門部署や人事部などです。

この時、機嫌の良し悪しで指示が異なり、業務に差し障りが出ている客観的な証拠――例えば、指示のメールや、言動をメモしたものなどがあると、話が通りやすくなります。

ともあれ、そこは仕事の場。

気分屋の上司に振り回されていると、理不尽だと思うことも多く発生し、疲れてしまうこともあるでしょう。

しかし、業務を全うするという責任をまず果たせるか否か、そして、上司の機嫌に振り回されず、自分は平常心を保って仕事をするのも、社会人として必要な資質です。

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