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休職中に退職することを決めたなら 円満退職になる辞意の伝え方

2017.6.22

何らかの理由により、会社を休職し、その中で退職を考えるようになった時、それをどのように会社に伝えるべきか――

そんな悩みを持っていませんか?

休職ということは、その原因が心身の不調が原因か、それとも自分の都合によるものかは様々ですが、会社は自分の帰りを待っている、ということです。

そんな中、どう退職の旨を、どんな方法・時期に伝えれば一番波風を立てずに済むのでしょうか?


休職中に退職を決めたなら、会社にはどんな伝え方をすべき?

それが肉体的か、精神的なものかはさておき、仕事をしていた上で体に異変が現れ、結果休職となることは、近年では珍しくなくなってきました。

特にうつ病や自律神経失調症、適応障害といったメンタルヘルス系の疾患で、仕事をすることが難しくなり、心療内科などを頼った結果、休職することになった人には事欠きません。
 

休職中は、とにかく心身を休めて元の状態に戻ることを優先されるように言われますが、そうした休職中の人が一番気がかりなのは、『果たして休職が明けた後、以前と同じように働くことが出来るのか』という一点でしょう。

以前と同じ激務に戻り、再び体調を崩してしまわないか。

仕事を休んだことで、会社での評価が下がってしまわないか。

周囲の同僚は、自分を受け入れてくれるのか――
 

こうした悩みの解決策の一つとして退職を選ぶのも一つの手です。

ただ、休職とはそもそも、自分が再び復帰することが前提になっている休みであるため、休職後、復帰せずに退職をすることに罪悪感を覚える人も多いのも、また事実です。
 

復帰を待ってくれている会社に、どのようにその意思を伝えればいいのでしょう?

会社に恩義も未練もない!そんな休職中の人の退職の伝え方

近年、ブラック企業という言葉が一般化しましたが、「自分が勤めている会社がそれであり、自分が休職することになったのも、元はと言えば会社の方針・上司や同僚との軋轢が原因であり、会社に対して恩義といったものを感じない!」

そういう人にとっては、退職の意思の伝え方は、非常にシンプルなもので済むでしょう。
 

そもそも、労働者(一般的な会社員)は、会社を辞める際には、一方的に告知を行えば、それから2週間後に退職をする”権利”が存在し、かつ、企業側はこれを拒否することが出来ません。
 

「休職中に考えたが、復帰して再び同じ業務に戻ることは不可能と感じた」などを理由として、退職することを通達すればいいのです。

勿論、これがすんなり受け入れられるか、それとも「話し合ってみよう」と言われるかは会社次第であり、中々受け入れて貰えない場合もあるでしょう。

しかし、労働者には、会社を辞める権利があるのですから、会社側がNOと言っても、「無理です」と言い切ってしまい、それでもなお手続きを勧めてもらえない場合には、労働基準局などの、企業を監督する公的機関に相談するといいでしょう。
 

伝え方を工夫して、休職中に退職の手続きを進める方法

問題は、会社に対してやはり恩義や思い入れがあり、出来ることなら円満に辞めたい、というケースでしょう。

今まで働きを認めてくれていた、今も復職を待ってくれている。――それでもやはり、もう心も体も以前のように働くことが出来ない。
 

そんな状態の時には、まず第一に、直属の上司に当たる人に対して、現状の説明をしてみることをお勧めします。

その上司に連絡が取りたくない・取れないような時には、人事部や総務部といった、人員を管理する部署に一報を入れるのがいいでしょう。
 

勿論、会社としては、休職中の社員の扱いに関しては、細心の注意を払っています。

なにせ(シビアな話ですが)社員一人を育てること・その社員が抜けた穴を補填することなどに、必ず金銭が発生しているからです。

ですから会社としても、休職中の社員には、是非とも復帰してもらいたいと考えますから、復帰後には再び体調を悪くしないために、最初のうちは時短勤務を提案したり、異動などの提案してくるでしょう。
 

この話し合いで、自分が納得できるのであれば、撤回するのもいいですし、やはり退職の意思が強ければ、提案を蹴ってもいいのです。

伝え方一つで、休職のまま退職する時の対応が変わる可能性も…

ただ、波風を立てずに円満に辞めたいのであれば

「本当に自分は会社に育ててもらったことを感謝している」

「それでもなお、もう自分には会社に戻ることは出来ない」

「待っていて貰っているのは本当に嬉しいが、復職は不可能だ」

という論調を、自分の言葉で伝えましょう。
 

顔を合わせて話すことが出来ないのであれば(得てして精神的な疾病の場合、こうしたことはままあることです)、電話やメール、第三者を挟んでもいいでしょう。

ただ、「自分自身、会社に戻れないことが残念でならない」「それでもなお、現在の心身では務まらない」、この点はしっかり伝えるように気を配りましょう。
 

いかに会社というものがシビアな場所であっても、事務作業であっても、それを行うのは人だからです。

愛社精神を持ち、誠心誠意尽くそうとしてくれた結果の苦渋の決断だ、ということが伝われば、何かと便宜を図ったり、次の職場に就職する際に不利にならないよう、出来る限りのことをしてくれるケースが本当に多いのです。
 

同じ「休職したまま辞めます」という内容でも、伝え方や言葉の使い方一つで、相手の受け取り方が変わります。

是非自分なりに考え抜いた末、選んだ退職だということを伝えてみましょう。

休職後に退職する場合には、出来ることなら円満退職を狙おう

もしも現在、まだ休職中で、退職するか否かに対して迷っている状況であるならば、直属の上司や人事権を持っている部署の人などに、一度相談を持ちかけてみることをお勧めします。
 

自分が何を不安に思っているのか。

異動や待遇、勤務形態の変更などで、会社は対応してくれるのか。

そのような疑問をぶつけて、その答えによって身の振り方を決めてもいいのです。
 

人は、生活の糧を得るために働くのですが、そのために体を壊してしまっては元も子もありません。

ですから、企業には職場環境を改善し、労働者(社員)が働きやすい・健康でいられる職場を提供する義務を持っているのです。

その方針が自分の望むものであるならば、退職せずに復職するのも立派な選択です。
 

それでもやはり、退職の意思が変わらないのであれば、自分らしく働ける場所を探すためにも、一歩を踏み出してみましょう。

その時には、是非、会社側に少しでもいい印象を持ってもらえるよう言い方・伝え方を工夫してみて下さい。

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