事故を起こしてしまった!報告を職場にする際に気をつける事
仕事中に事故が起きてしまった場合。予期せぬ事態にとても慌ててしまうものです。
そのような時、やみくもに行動してはかえって事態を悪化させる事もありえます。
どのような事に気をつければ良いか、どのように職場に報告するか、事故を実際に起こしていなくても心得ておく必要があります。事故を起こしてからアタフタしてしまわないように次の点をチェックしておきましょう。
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事故内容の報告を必ず職場にする
他の社員が仕事のミスや事故に気付いてない、会社の外で事故を起こしたからばれない、そう自己判断をして職場に報告をしないことは絶対にしてはいけません。しっかりと起きてしまった事を全て報告するようにしましょう。
ミスや事故が小さいものでもその対応次第で事が大きくなってしまうこともあるのです。また小さいと自分では思っていてもそれは間違いで大きな事故だったという事もありえるのです。必ず職場、また上司や担当者などに報告をし適切な対応方法を聞くと良いでしょう。
また事前にこのようなミスをしたらこう対処するようにと指導を受けていてその通りに対処したとしても、一言報告を入れておくべきです。ただし報告はなしでいいと言われているものに関して執拗に報告を入れてはやりすぎですので、状況判断もしっかりするようにしてください。
状況により職場への事故の報告を後回しにする
事故やミスを起こしたらまずは職場や担当者に報告するのは基本です。ですが状況によりその場を先に対処する事が先決な場合もあります。
例えば仕事で車を運転している時に交通事故を起こしてしまった時は事故で怪我をした人はいないか判断し、場合によっては救急車をよんだり警察の方に来てもらうなどが優先となります。同じく例として仕事の出先で食事をしていたら飲み物をこぼして鞄や書類が濡れてしまった時など、まずはお店の人に謝罪したり周りの席の人に迷惑をかけていないか確認・対処が先決です。
例えて出したものは極端な例ですが、その他でもその時その場所の状況を考えまず何をするべきか判断する必要があります。もちろんその場での必要な対処が終わったら職場への報告は必ずし、対処中に迷った場合などは自己判断せずに職場に報告して相談するべきです。
職場の担当者への事故報告は詳しくする
事故やミスの報告は気が重いものです。だからといって内容を控えめに報告したり嘘の内容を報告したりしてはいけません。正しくありのままの内容を報告してください。
ファックスを送ろうとして間違えましたといった大まかな報告でなく、Aの書類を送るはずがBの書類を送ってしまったのか、宛先を間違えてしまったのか、具体的に報告するべきです。
もちろん怒られたり注意を受けたりして気まずくもなるかと思います。しかし正確に報告する事によって職場の上司や担当者もその後の対応を考え指示してくれて第二被害を生まずに済むでしょう。曖昧な内容を伝えてしまうとその後の対応もまたズレてきてしまうかもしれません。
ミスにミスを重ねる方が余計気まずくもなります。事故報告の怖れは勇気をもって一旦手放し、社会人としてしっかり対応するようにしてください。
事故を起こしてしまった際の対応は誠意をもってする
事故やミスを起こし、報告をして対処をして終わり。そうではなく、報告や対処をしっかりとするのは良いのですが一つ一つを重く受け止め誠意をもって対応しましょう。
お客様の元に違う荷物を送ってしまった、この場合に職場の上司に報告し、お客様に荷物を送り返してもらって正しい荷物を送る指示を受けたとします。結果としては正しい荷物がお客様の元に届きますしなんとかなった!と安心するかもしれません。しかしお客様の立場としてはどうでしょうか?もしかしてすぐに正しい荷物の方が欲しかったかもしれない、その正しい荷物を使って何かしようとしていたらその計画を壊してしまっているかもしれない。そもそもお客様としては間違えた荷物を送り返す手間が増えてしまっています。
このように相手の立場を考えたら謝罪の連絡もその後の対応も誠意をもって最後までしっかりとやり遂げるべきです。
事故を起こすかもと過敏になりすぎない
事故やミスを起こしたら大変、職場の上司に報告も怖い、仕事はしっかり慎重にやろう!と気をつけるのは悪い事ではありません。ただあまりにも慎重になりすぎて仕事の効率が悪くなりすぎてしまったら逆効果です。
例えば封筒に書類を二種類入れて送る時、しっかり二種類入っているか再度確認といったダブルチェックであればまだしも二回三回四回と確認をいれ、封をした後にまだ心配だからと封をあけなおして確認したりその後は宛先が合っているか何度も何度も確認をする。間違える事がないようにという心構えは立派ですが時間だけが過ぎとても効率が悪いです。
あまり心配をしすぎず、気を抜かずに丁寧に仕事をしていればそうそう事故やミスは起こりません。慎重であればいいのですが過敏にならないようにした方が良いでしょう。自分のしている仕事に自信をもって堂々と勤務しましょう。