経理の仕事は難しい?未経験者でも出来る経理
経理の仕事は確かに難しいです。というのも最終的に会社の決算に必要な書類を作るために、あまり日常では使われない言葉でお金を仕分けしなくてはいけません。これが未経験者に経理を難しくしているのです。
しかし、そこまで難しい部分を未経験者に任されるのは滅多にありません。未経験者にも出来る経理についてご説明いたします。
このページの目次
経理の仕事が難しいと感じる理由
経理というとお金の管理をしている人というのがざっくりしたイメージです。前述した通り、最終的には会社の決算書を作るのが仕事です。
会社の決算書を見た事ありますか?
慣れない人が見れば、ほとんど呪文のような事が書いてあります。しかし、判る人が見るとその会社の業績や将来の見通しなども判るようになっています。
こういう決算書などは、日々の売り上げや経費などから計算を始め、税金やら給料やら売掛金、買掛金等々、お金を聞きなれない言葉にカテゴリしていきます。これを仕分けといいます。
難しいのはこの仕訳という考え方。そしてあまり日常で使わない言葉がカテゴリとして使われるからです。
しかし、その元になるのはあくまでも日々の出てくる簡単な数字の群れなのです。経理の基本を知りたい人はやはり簿記を勉強されるといいでしょう。そうするとこの呪文の意味が判るようになります。
難しいと諦めないで!意外に簡単な経理の仕事
経理の仕事というのは難しいと敬遠されがちですが、構えなくても本当は大丈夫なのです。
ただ正確性は求められます。どこかで間違いがあると、まるでカードで作ったお城のようにあっという間に崩れてしまいます。
さて日々行う業務としての経理の仕事をいくつかご紹介します。
「現金出納業務」とは出納という難読漢字が含まれていますが、簡単に言えば、売り上げ金を銀行の収めたり、現金で支払いが必要な経費のためにお金をおろしたり、支払ったりする事です。
「支払い・請求業務」というのは、社員が一時的に建て替えた経費を払ったりします。そのための書類の作成やチェックも含まれます。また、請求書などの発行も含まれます。
またこれに給料計算などをすることもあります。
これらの業務は会社によってすでにフォーマットが決まっていて、そこに正確に数字を記入して作成するものが多く、間違えさなしなければさほど難易度は高くありません。
経理の仕事が難しいと感じるポイント
未経験者のハードルが高いと感じるのが「売掛金」「買掛金」当たりになると思います。
普通はサービスなり商品の対価としての支払いがあります。
しかし会社というのは、支払いが起こる前に、サービスなり商品なりを先に渡すという事が通常にあり得るのです。
それは将来「売上になるお金」「支払わなくてはいけないお金」として、きちんと管理しなくてはいけないのです。
将来売り上げになる予定のお金を「売掛金」、将来支払う必要があるお金を「買掛金」と言います。
お互い会社のやり取りになるので、この行為に付随していくつか必要な書類を作成しなくてはいけません。
例えば売掛金の処理の場合は、その商品やサービスの対価を請求書という書類にして、取引先に送る必要があります。逆に買掛金の場合、注文書を作成する必要があります。これらも会社によって一定のルールが決められている事が多いので、それに基づいて仕事をすればいいのです。
経理の仕事は潰しが利くのがポイント
経理の仕事は、どの会社にも必ず需要があります。
経理のない会社は存在しないからです。そして会社によって多少ルールの違うモノの、基本的な考え方ややり方はほぼ共有されています。
そして、ある程度年齢がいっていても、それは「経験がある」と評価される珍しい業務なのです。
就職が困難な時には資格があればと考えて、いろんな資格を皆頑張って取得していますが、意外に汎用性が低く、頑張った割には需要がないという経験もされたことがある人も少なくないでしょう。
しかし経理というのはもちろん簿記の資格があればそれに越したことはありませんが、なくても経験があれば、採用される事もあるのです。確かに正確性の求められる仕事ですし、色々神経を使いますが、慣れてしまえばさほど大変ではないかもしれません。
数ある職種の中でも、非常に汎用性が高く需要が高い業務が経理なのです。
経理と言うだけで出来ないと思わない!大変だけど楽しい仕事
経理の仕事というのは、どの会社にも必ず必要とされる業務です。そのため、汎用性の少ない仕事の資格を取るよりも、経理の勉強をする事をオススメします。
確かに会社によって多少ルールが違う事もありますが、その根本の考え方は統一されているのです。特に経理にはまる人は仕分けに仕方について、永遠に語り合えるとも言われるほどです。
確かに普段慣れない言葉の意味を覚えなくてはいけませんし、独特の考え方に慣れなければいけません。また、毎月数字を見て、計算が合わないと今までの書類を全てひっくり返してチェックしなおさなければならない事もあります。だからこそ正確性が求められる訳です。
しかし、経理にもやはり段階がありますから、未経験者の人がとにかくルール通り正確に行えばさほどハードルが高い事はありません。
経理と言って怖がらずに是非チャレンジしてみてください。