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源泉徴収票を転職先に出すと過去がばれる?バレない方法を紹介!

転職する先に気になるのは、面接用の履歴書にある「職歴」ですよね。
前の会社や家庭の事情で空きがある人や、病気などで貯蓄で生活していた方からすると、あまり質問をされなくない部分です。
しかし、面接をする人からすると職歴は「すぐに辞めないか?」「どんなことが得意なのか?」などを知るために重要な項目です。
言いたくないことを理由に少し誤魔化してしまった場合、転職先にバレてしまうことはあるのでしょうか?
今回は「源泉徴収票を転職先に提出すると職歴がばれるのか?対処法はないのか?」を紹介しますね。


転職先にばれる「源泉徴収票」って何?

源泉徴収票と聞くと、なんだか難しい書類のように感じますよね。
源泉徴収票とは、会社から貰う年末調整の結果表のことです。
年収が分からないと計算ができないので、基本的には12月分の給与と共に会社から受け取ることが多いと思います。
また、必要に応じて、会社にお願いすると昨年分を貰う事も可能です。

個人事業主の場合は、会社務めじゃないので、自分で年末調整をして確定申告を書き、所得税の計算も行います。
会社に勤めている場合は、会社が年末に「年末調整」を行い、個人の給与・社会保険料・扶養控除・生命保険控除などを元に年間の所得税の計算を行います。
給与を見ることが出来るのはもちろんですが、自分が年間どれほどの所得税を支払っているのかを確認できる書類です。
税務署に送る源泉徴収票にはマイナンバーが記載されていますが、本人に渡す源泉徴収票にはマイナンバーが記載されていません。
マイナンバーが記載されていないので悪用されることは滅多にありませんが、家を借りるときなどに必要に書類なので適当に扱わないようにしましょう。

源泉徴収票を転職先に提出すると何故ばれる?

会社によって異なりますが、面接等を無事通過した後に、会社から源泉徴収票を提出するように言われます。
源泉徴収票を要求される理由は、所得税の計算をするのに必要だからです。

例えば、5月に会社を辞めたとします。
5月に会社を辞めたとすると、5月までの給与などの情報は前の会社でしか把握されていません。
違う会社に勤め始めると、5月までの情報を知らないために会社側が所得税の計算をすることが出来なくなります。
計算をしたいために源泉徴収票を要求しているのですが、上記でも紹介した通り、源泉徴収票は1年の給与などのまとめが書かれている書類です。

源泉徴収票には、途中就職と途中退職の日時の記載欄があるので、会社に職歴がばれてしまいます。
長期間の無職を「働いていた」と誤魔化した場合は、源泉徴収票を発行することが出来ないために提出が出来ずにばれてしまいます。

年末調整で必要な情報なので提出を渋ると「怪しい」と勘づいて良い印象を壊してしまうので、職歴は正直に書くか、通過後でもいいので嘘を突き通さないようにしましょう。

源泉徴収票を転職先に提出してばれるのを阻止するには?

履歴書を提出して嘘を突き通している場合は、ばれるのを阻止するか、正直に報告をするしかないですよね。
正直に報告したことで、印象が悪くなり、働けなくなるかもしれないのでかなりの勇気が必要になります。
退職する覚悟で報告するなら、いっそのこと嘘を突き通そうと思う人も多いのではないでしょうか。

職歴を誤魔化して通った場合は、源泉徴収票が1番の問題です。
1番手っ取り早いのは、「今年は自分で確定申告を提出します」と言って、自分で確定申告を提出することです。
「提出する」と言って引き延ばしても、良い事はありません。
確定申告はかなり面倒なので理由を聞かれると思います。
理由を聞かれた場合は、「前の会社との問題で間に合わないと判断したため」など、源泉徴収票を提出できないことを言いましょう。

源泉徴収票の壁を乗り越えれば、人伝いのうわさなどが起きない限り、職歴のことに関してはばれないでしょう。
しかし、もし厚生年金から国民年金に移動している場合は、年金の手帳でばれてしまいます。
確定申告まで記入したのに年金でばれてしまっては、苦労したうえに悪い印象が増加してしまいますので、切り替わりがないか注意をしましょう。

転職先に提出したくない理由を考えてみよう

職歴を誤魔化してしまうと後が大変なのは、上記で分かっていただけたかと思います。

次に考えてほしいのは、「誤魔化す必要はあるのか?」です。
源泉徴収票や年金の切り替えなどで、職歴詐欺がばれてしまうのは時間の問題です。
確定申告を提出することで誤魔化したとしても、「自ら面倒な確定申告をするほどの理由」を上手く言わないと怪しまれてしまいます。
また、嘘を突き通したままで仕事をするのは、荷が重いですよね。
会社仲間と飲む時も噂にならないように注意する必要がありますし、ブランクがなかったことにしていた場合はその分、柔軟に動く必要があります。

前の会社でパワハラなどを受けていたり、家庭環境で精神疾患などになったなど、言いにくい事もあると思いますが、嘘をつくほど悪い事でしょうか?
面接官は職歴だけで人を選ぶのではなく、その人柄で会社に必要かを考えます。
精神疾患で無職だったことを秘密にして、再発した場合、会社は対処できるのでしょうか?
会社側からのトラブルで辞めたと言って、落とすことはあるでしょうか?

誤魔化しとおすことで、期待値を上げて自分のハードルを高くしてしまうのは簡単です。
しかし、誤魔化していたことでばれてしまった時、期待が高かったために印象がどん底まで落ちることは覚悟する必要があります。

そこまでして誤魔化す必要があるのか、提出できないことや本当の職歴について話した方が楽になるかもしれません。
言うタイミングを間違えると、言った方が後悔する可能性もあるので、十分タイミングを見極める必要がありますが、後悔しないように、一度考えてみましょう。

源泉徴収票や年金の切り替えで、転職先には職歴はバレる!

職歴詐欺をする人は意外とネットの相談では多くいるように見えます。
しかし、相談をすると言う事はそれほど切羽詰まった状態になっていると言う事ですよね。
年末調整をするためには源泉徴収票は必須ですし、年金の切り替えでばれてしまうのは時間の問題です。

後々面倒な印象を持たれないように、履歴書は正直なことを書きましょう。
職歴に空白があると、面接時に理由を聞かれると思いますので、正直に答えましょう。
正直に答えることで面倒なことになりませんし、それで落ちた場合は会社は自分を受け入れる自信がなかったと言う事です。
受け入れれない会社に居ても長続きしないので、次の行動が早くできるようになったと考えましょう。

職歴詐欺をしてしまった後の場合は、確定申告を自分で提出することでばれない可能性があります。
しかし、飲み会なのでうっかり口を滑らしてしまうとばれてしまうので、ずっと気を張っていなければなりません。
気を張ったままの環境で仕事をするのは無駄に疲れるので、タイミングを計って「職歴を訂正させてください」と正直に伝えましょう。
数ヶ月の詐欺なら「記憶違いで書き間違ったかもしれないので」と言い訳もできます。
1年以上の場合は、記憶違いとは言えないので言い訳が必要になるでしょう。
言い訳で誤魔化しを増やしてあやふやにするか、正直に言って会社の対応を見るかは自分次第です。

会社の環境で後悔しないように、十分気をつけてくださいね。

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