夢の中でも仕事してるなんて・・・疲れが癒えないあなたへ
世の社会人は一週間のうち半分以上を会社で過ごし、さらにその一日の大半を仕事に費やしています。やりがいのある楽しい仕事ならまだしも、そうではない人がほとんどですよね。
忙しいときには朝起きてから寝るまで、休日でも関係なしにひたすら仕事で頭が支配され、常に疲れている状態だという人も多いのではないでしょうか。
仕方がないことだとは思っていても、心身ともにしっかり休息を取らないといつか限界がきてしまいます。仕事してる夢を見るまでになったら、気を付けるべきかもしれませんよ。
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寝ているのに疲れてる、夢でも仕事してるのは鬱の兆候?
近年では過労による精神的な病気にかかる人たちが増えてきています。一昔前はそんなのやる気がないだけ、意識が弱いだけだと一蹴されていましたが、仕事のストレスを甘く見てはいけません。
一度鬱を発症してしまうと治療には長期間を要し、家族をはじめとした周囲の人たちからのサポートが必要になります。鬱になった原因がトラウマとして残り、社会復帰も簡単にはできなくなってしまいます。時には自分を追い込んで仕事に打ち込むことも大切ですが、自分の限度をきちんと把握し、いざとなったその環境から身をひくという選択もとても大切です。
新しい仕事をはじめたばかりの時期は覚えることも多く、毎日緊張しながら過ごしているために仕事を夢を見ることも多いでしょう。しかし抱えきれない仕事に押しつぶされそうな、職場での圧力に苦しんでいるような夢を立て続けに見るようであれば、それは自分からの脳からのSOSかもしれません。
要注意!仕事してる夢を見ると疲れが蓄積されやすい
仕事の夢を見ることで疲れが取れないというケースが多々あります。身体自体は休息を取れているはずですが、頭では仕事をしていることになっているためです。好きなスポーツをしているときにどんなに激しい運動をしていても、それを苦痛だと思わず楽しくこなしていれば疲れたという意識にはなりにくくなりますよね。しかしその逆になると、身体を実際に動かしていなくても、実際に仕事をしていたかのような疲労感を感じてしまうのです。
また、仕事の夢から覚めても今度は現実の会社に行く準備をしなければならないので、まるで終わりなくひたすら仕事をしているような感覚に陥ってしまうため、疲れが癒えることなく蓄積されてしまいます。
“朝は新しい自分に生まれ変わる”なんていいますが、こんな生活ではせいぜい一週間に一回程度しかリセットされることはないでしょう。
仕事してる夢を見たくない!少しでも疲れを取り除くために
仕事から帰ってきてそのまますぐに寝てしまうと、頭は仕事モードから切り替わらずに睡眠に入ってしまいます。夢を確実にコントロールすることは至難の業ですが、少しでも“仕事脳”から切り替えてリラックスした状態で眠りにつくように心掛けてください。
・お風呂にゆっくり浸かる
寝る時間を少しでも確保するためにシャワーで済ませがちですが、極力湯船に浸かるようにすると翌朝の身体がすっと軽くなります。全身がしっかりと温まるので体調管理にもぴったりですし、ぐっすりと眠れるのでおすすめです。
・映画を観たり音楽を聴く
お気に入りの映画を観たり音楽を聴いたりすることで気分転換になりますよね。趣味に費やす時間はリラックス効果があります。自分の頭の中で想像したり、映画の世界に入り込んだり、仕事の光景を頭から排除するにはぴったりです。
生活リズムを正すとメリットがたくさん!早寝早起きの大切さ
ハードな仕事をこなしている人でも、早く寝てしまうと朝が来るのがもったいないと夜更かしをする人がいます。もともと就寝時間が遅いタイプの人は、たとえ早く家に帰れたとしても結局寝る時間が変わらないということもありますよね。
しかし人間の身体は遅く寝て遅く起きるよりも、早く寝て早く起きた方が効率よく動くことができます。遅くに寝てぎりぎりまで起きないという人は朝食の時間をしっかりと取れていない可能性があります。朝は食欲がないからと抜くのではなく、食べやすい野菜や果物だけでも口に入れると脳の活性が高まり、仕事の効率化が期待できます。また起きてすぐは集中力が十分とは言えず、判断力が鈍っていることもあるので通勤の慣れた道でも車の運転は危険です。
朝の時間の余裕は、一日の心の余裕ともなります。ゆっくりと朝食を食べ、頭がすっきりとした状態で仕事に臨むようにしましょう。
ストレスの溜め込みすぎ?仕事を見直すという選択肢
会社の先輩たちを見ていると、今の仕事に対しての不平不満を口にしながらも何年も働き続けている人たちっていますよね。そんなに嫌なら辞めればいいのに、客観的にみるとあっさりと結論が出ますが、当事者となるとそう簡単にいかないものです。
本当に今の仕事が好きで夢の中でも仕事をしている、という人はある意味幸せな状態かもしれません。しかしあなたは好きでもない仕事に追われている嫌な夢を見ているわけですよね。普段自覚があまりなくても、夢で見るほどストレスを感じているということですから、一度仕事について考え直す時間を持つことも大切ではないでしょうか。
大手企業の社員が鬱になったり過労死したり、追い込まれて自殺するというニュースが後を絶ちません。苦労してせっかく掴んだ内定、それを投げ出すわけにはいかない。周囲の期待を裏切ってはいけない。家族に迷惑をかけられない。そう自分を追い詰めた結果、最悪の事態に繋がっているのです。
日本人の働き方も、時間をかけて少しずつ変化してきています。一つの会社で長く勤めあげることが良しとされてきた時代から、やりたいことや特技を生かして個々がスキルアップしていくことに重点を置く社会に変わっていくのです。今の仕事があっていないと少しでも感じるのであれば、次のステップを検討してみてはいかがでしょうか。