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上司がプライベートを干渉してくる!干渉する理由と対処方法

上司がプライベートを干渉してくるというのは、今の時代問題があります。

確かに仕事とプライベートを分けるというのが現在の考え方です。しかし、プライベートが仕事ときちんと分けられない以上やはりある程度お互いに浸食しあうものです。

しかし過度な干渉をされた場合は、やはりきちんとした対処が必要です。プライベートを干渉してくる上司の理由とその対処方法についてご説明いたします。

上司がプライベートに干渉してくる理由は?

上司がプライベートに干渉してくる理由はいくつもあります。

純粋な好奇心の時もありますし、そういう性格の場合もあります。また、仕事に関連して必要だから干渉する事もあります。

例えば、部下に元気がない、仕事にミスが多いけど、職場自体に問題がなさそうな場合、プライベートの出来事が影響している可能性があります。そういった場合は、上司として部下にプライベートな質問をする事があります。

それは職場での部下のメンタルヘルスを保つためにも、上司に求められえる役割でもあるのです。

例えばシングルマザーで、子育てについて悩んでいたり、家に病人がいて看病に疲れていたり、色々人はプライベートに問題を抱えています。上司はプライベートな悩みについて、解決はできなくても仕事を配慮する事で手助けをする事ができるのです。

だから逆に全く部下のプライベートに関わらない上司というのも問題があります。

上司が過度にプライベートに干渉する場合はパワハラになる

上司は、部下の管理上でもある程度は部下のプライベートに踏み込む事も必要ですが、それが過度になると問題です。

例えば、悩みと関係ない事、特に異性との付き合いに関する質問を繰り返しする場合。

結婚や出産など個人の意思にかかわる事に対して、「女性は早く結婚した方がいい」「出産した方がいい」などと自分の価値観を押し付けてくる場合。

仕事には関係ない個人の人生の事に対して、やたら意見を押し付ける場合。

こういった行為の他、上司による質問や話題はとても不愉快と感じた場合は「パワハラ」が成立します。

パワハラ問題は当人に行っても解決しません。上司の上司かもしくは人事に相談しましょう。

また会社の人に抵抗がある場合は、公的機関の相談ダイヤルもあります。特に女性の場合、結婚、出産
容姿などに関する上司の発言はセクハラに該当する事もあるので、そういった内容であれば、それも合わせて伝えましょう。

プライベートな事を干渉する上司のタイプとは?

前述したように、ある程度部下のプライベートを把握しておくのは上司の役割でもあります。しかし、過度な干渉はやはり問題です。

そして部下を不愉快にするようなプライベートの干渉をする上司の多くは、自信家の人が多いようです。というのもそういった上司は自分の価値観を絶対視しているので、自分の意見が正しく、その他の意見は正しくないと思っています。そのため自分と違う価値観の人間の存在を認めません。それは「間違っている」のだから上司として「直してあげないといけない」と思っています。

また逆に劣等感の裏返しからやたら過干渉になる事もあります。自分が上司として認められていないという不安がどこかにあり、だからやたら部下のプライベートに干渉して自分の管理下の置こうとするのです。知らない事は恐怖ですから、干渉して情報を得る事で安心感を得ようとするのです。

プライベートに干渉してくる上司の対処方法

上司が部下のプライベートに関する質問をしてくるとしても、本来は部下には答える義務はないのです。とはいえ、上司に向かって「その質問には答えたくありません」と言うのは中々勇気がいりますよね。場合によっては人間関係の悪化を招く事もあるので注意が必要です。

しかし、義務はない事は確かです。面倒くさそうな上司の場合は、出来るだけ接触機会を減らすとうのが一番いいでしょう。報告もできるだけメールにして、同じエレベーターには乗らない、同性の場合はトイレのタイミングをずらす、飲み会では隣に座らないという風に話をする機会を減らすのが一番です。

また他の同僚の協力を得て、プライベートな話になりそうな時は、他の同僚に仕事に質問をしてもらうという風にかわす方法を作りましょう。仕事中でもそんな話をしてくる場合はほんの少し付き合った後に「何時までにこの仕事を終わらせないといけないので…」など言って話を打ち切りましょう。

上司には部下のプライベートを干渉する権利はない

上司の中には、部下を自分の子供のように感じている事もあります。仮にそこに愛や好意があったとしても、部下が不愉快に感じるほどの干渉をしてはいけないのです。

部下も大人であり、自分の経験に基づき、自分の判断で人生を歩んでいます。それを仕事の上司だからといって自分の価値観を押し付けるのはやはりやりすぎなのです。

自分の価値観を押し付けるタイプの上司はプライベートを干渉している、部下が不愉快と思っているという事についての意識が欠けています。悪気はないのかもしれませんが、悪気がないからといって何をしても許される訳ではありません。

しかししつこい人の場合は、やはりパワハラとして訴えた方がいいでしょう。ある程度の規模の会社であれば、セクハラ、パワハラ問題には敏感などで対処してくれると思います。ただ会社がどうしても対処してくれないなら異動願を出すというのも一つの手です。

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