会社でミスをしたら?上司へミスを報告するポイント4つ
人間ですから間違いはあります。問題は会社でミスした時のその対処方法です。ミスした事は怒られますが、それ以上にミスした事についての対処がその人の会社での評価を決定づけます。
ミスは終わりではありません。そこからどう上司に報告して対処していくかが大切なのです。
上司へミスを報告する際に大切なポイントを4つご紹介します。
特に新入社員の人は是非参考にしてください。
このページの目次
ミスの報告を怠れば、会社の信用にキズが付く
どんなに仕事の出来る人だってミスはします。それは仕方ないのです。ただ仕事の出来る人と出来ない人の違いを言えばミスの後の対処方法なのです。
仕事の出来る人というのは、自分が会社の一員であり、会社の看板を背負っているという意識があります。つまり自分のミスは会社の信用問題と直結して意識しているのです。だから、ミスが起こった時、考えるのは「以下にして対処をするか」という事です。
しかし仕事の出来ない人はそういう視点に欠けています。意識は自分に関する事だけですから、上司への報告は遅く、説明は主観的で逃げ腰になりがちです。
結果、ミスへの対処が遅れて、会社の信用に傷がつき、ミスをした当人への風当たりも強くなります。ミスの対処には早めの着手が必須です。
上司の報告へのポイントの一つ目は「ミスをしてから時間を置かずに素早く」です。
会社へのミスの報告は、複数回に分けて行う
ミスの上司への報告ポイント二つ目は「報告は複数回に分けて行う」です。
ミスが起こって会社が知りたいのは、ミスの内容と原因、被害状況そして今後の再発防止のための対策です。
全てを素早く報告するのは事実上難しいでしょう。ならば、報告を複数回に分けるべきです。
会社によっては、ユーザーや取引先の会社へと連絡が必要な場合はがあります。ならばそれに必要な「ミスの内容」「被害状況」が優先順位が高くなります。
ただしミスの被害が継続中の時は、まずはそのミスに対して対処を優先してください。
そのため、上司に報告する際には、第一報としてミスの内容、そしてすぐに判明するのであれば被害状況を伝えましょう。
原因と対処方法については、それ以降の報告という事で、上司に聞かれる前に伝えておきましょう。
ちなみに「原因は?」と聞かれて「判りません。」と答えるのはNG。判らなければ調べろ!と怒られますから、「調査中です。」回答した方がいいでしょう。
会社にミスの報告をする時は「客観的」になる
ミスを人に説明する時に、どうしても「自分は悪くない」とアピールしたくなります。誰がやってもこのミスは起こるよね!というミスは確かにあるのです。
しかし、ミスの内容を説明するのに、自己弁護的に話をしていると、上司にとっては言い訳のように聞こえて聞き苦しく、その上ミス内容が掴みにくくなります。そのため上司は余計イライラして、あなたの態度を「責任感がない」「当事者意識にかける」として、その後の評価も辛くなりがちです。
自分を弁護したいという気持ちは当たり前ですが、そこはぐっと我慢して、自分が行った行動とその結果起こった事を説明する事にしましょう。
つまり自分がその時「どう考えた」「どう感じた」というのは情報として余計です。特にミスの発生状況は時系列にして、誰がどのような役割をしたかという事実の報告するようにしましょう。
上司への報告のポイント3つ目は「客観性を維持する」です。
ミスを報告する事が自分を守る事になる
考えてみてください。ミスを犯してそれを隠したらどうなりますか?
やがて発覚におびえながら、そのミスが人目につかないように自分で対処しなくてはいけないのです。そして大概ミスというのは後から、大きくなって判明します。その場合は、ミスした事よりもそれを放置したことに対して、怒られることになります。
しかしミスをすぐ会社に報告すればどうなるでしょうか?
まずいつか発覚するミスにおびえる必要はなくなります。その上、そのミスに対処するために、会社がバックアップしてくれるのです。ミスの度合いのよっては、上司やさらにその上の人間が対処するようになるでしょう。
ミスをした事はもちろん怒られますが、その後の対処方法によって、会社から評価される事もあり得ます。
どっちが楽でしょうか?
ミスを隠して発覚におびえる事でしょうか?それとも会社が一緒にミスを対処してくれる方でしょうか?
本当に自分を守るのであれば、ミスは報告すべきです。
ミスを上司に報告するには「再発防止策を加える」を加えよう
ミスの対応が終わっても、これをまた繰り返すのは嫌ですよね。自分のためにも会社のためにも、ミスの再発防止策を考える必要があります。
人間は間違いをしますから、間違える事を前提に間違えても、必ずどこかでそれを発見できるような対策を考えておくといいでしょう。
特に何か問題の発生した後は、それが大木家蹴れば大きいほど、会社のそのミスが二度と起こらないようにある程度の予算を組んだり、人を増やしたりするのを認めてくれる傾向があります。
もちろん上司などもっと上の人間が考えるべきなのかもしれませんが、ミスをした本人が一番ミスが起こしやすい状況を理解しています。その経験を生かして再発防止策を上司に報告しましょう。
上司へのミスの報告はご説明した「ミスをしてから時間を置かずに素早く」「報告は複数回に分けて行う」「客観性を維持する」「再発防止策を加える」4つのポイント押さえて是非実践してください。