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上司が責任を押し付ける人だとしたら?上司から自分を守る方法

上司の仕事は部下の責任を取る事です。しかし中にはその責任を押し付けるタイプの人がいます。

こういう上司の下についた部下は不運ですが、このまま唯々諾々と上司に従っているといつの間にか、無責任な上司に利用されるだけ利用されて、やがて自分をすり減らしてしまいます。

モンスター上司から自分を守る方法についてご説明いたします。

上司の仕事と責任を押し付ける上司の問題点

上司の仕事は何でしょうか?

いつ見ても、くだらない雑談をしているか、ネットを見てぼーとしているか、書類を見ているかなんて感じで実際具体的な仕事が判らないという人いますよね。

上司と言っても、色々役職によって違いがありますが、部下のいる上司は基本「管理責任」があります。何故ならそのため管理職と言われているくらいなのですから。

実務を部下がやっても、何か問題が起こった時には、上司が責任を取るために、上司はいるのです。はっきり言えばそのために給料をもらっているのですから。もし責任を押し付けてくる上司がいれば、それは「給料泥棒」と言ってもいいでしょう。

責任とは何でしょうか?

例えば部下がミスをした時、その対処を実際にやる事でしょうか?そういう場合もありますが、実際の対処は部下にさせる事ももちろんあります。しかし、常に自分の管理下で仕事をしてもらうため「ホウ・レン・ソウ」をきちんと部下にさせる上司です。対処方針を決めたり、会社に報告したりというのは少なくとも上司の役目です。

それを丸投げする上司というのは上司とは言えません。

責任を部下に押し付ける上司の心理

部下に仕事を丸投げする上司の心理というのは大きく二つのタイプに分かれます。

一つ目のタイプは仕事に全く興味がない人です。まあ、何となく取り繕っていますが、実務を離れて何年もたち、仕事に内容が全く判らないのです。そしてそれを知ろうとする努力もしません。だから部下が相談しても、報告しても、それがキチンと仕事できているか判断できません。自分が判らない仕事ですから、対処したくても対処できないのですね。そのため、仕事は全て部下に丸投げ、具体的な指示は一切なく、問題がなければ放置、問題が起これば、上に向かって自己弁護をしだします。

二つ目にタイプは、かつての自分を美化してい人です。ナルシストと言ってもいいでしょう。やたら自分のやり方に固執して、それがどれだけ無駄なやり方や古いやり方でも、それが正しいと押し付けてきます。とにかく自分の言葉が絶対なので、まずミスが発生したらやり方の所為ではなく、プレイヤーである部下を責めます。自分のやり方は正しいから、間違える訳ない。間違えたのだとしたら、部下が悪いと本当に信じているのです。だから、どんなに説明をしても、「言い訳をしている」と切り捨ててきます

責任を押し付ける上司との付き合い方

仕事丸投げタイプの上司は、逐次報告する事が自分を守ります。何か問題が発生した場合、その発生過程が後で検証されます。その際に、あなたが独断で上司に相談せず仕事をした結果、問題が発生したと言われないように、「ホウ・レン・ソウ」は確実にしておきましょう。上司が把握しているかどうかは上司の問題です。

「ホウ・レン・ソウ」は証拠が残るように、メールや書類などで報告しましょう。

さて、「俺のやり方が一番上司」ですが、こちらも何か問題が発生した時のために、証拠が必要です。もし口頭で何か仕事のやり方を指示された時は、上司の指示を自分でメールにまとめて「こういう仕事の方法で良いですか?」というメールしておきましょう。もし仕事の指示が上司からメール出来たら、それは必ず取っておきます。

その結果何か問題が発生しても「上司の指示通りやった」という事ができます。

問題発生時に上司が責任から逃げも意味がない

平時はいい上司だと思っていたけど、問題発生時にはすごい勢いで責任を全て部下に押し付けてくる上司はいます。

しかしまともな会社であれば、そういった上司の態度は軽蔑される事はあっても、評価される事はありません。何か問題が発生すれば、上司も連帯責任を問われるのが会社の組織です。

また、問題発生時に本来上司が出て取引先の対応をしなくてはいけないケースにて、ひたすら部下しか出さない会社というのは、その取引先がそのうち会社を切りにかかります。また場合によっては、担当者変更を言い出してくることもあるくらいです。

つまり上司がどんなに問題から逃げて責任を部下に押し付けてこようと、いつまでもそんな対応が通るほど会社も世間も甘くありません。

だから、責任を部下に押してつけて逃げまくる上司は、いずれ皆から見放されます。時間の問題ですから、それに巻き込まれないように、前述した自分を守る手段を講じて距離を置いてください。

責任を部下に押し付ける上司は上司とは思わなくてよい

上司の最大の仕事は、部下の管理責任です。つまり部下のミスは上司のミスであるのです。しかし、それを仕事と考えず部下にすべての責任を押し付ける上司というのは決して少なくありません。

こういう上司に合ったったのは不運ですが、こんな風に無責任に振る舞っていれば、やがて会社から淘汰されます。大切なのは、その時に一緒に巻き込まれない事です。

そのために、仕事丸投げ上司に関しては、「ホウ・レン・ソウ」を確実に行って、証拠を残してください。そこで部下が何か誤った対応を取ったとしても、上司に「ホウ・レン・ソウ」を行った上であれば、上司にも責任がある事が明確になります。しかし、これをしていないと部下の独断という事になり、上司は責任を免れてしまう可能性があります。

俺のやり方一番上司に関しては、どんなに荒唐無稽や古臭いやり方でも基本部下は指示通りに動かなくてはいけないので、そういった指示を確実に上司がしたという証拠が必要です。上司がメールで指示したら、そのメールが証拠ですし、口頭で指示したのであれば、その内容をメールでまとめて上司に送って、この方法でいですかと確認をとりましょう。

あなたがやるべき事をきちんとやったと判明すれば、責任を問われるのは上司となります。

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