上司の説教が納得いかない!反論するべき?黙っているべき?
上司が説教する事はままよくあります。しかし、中には的外れだったり、納得いかないものもあります。
さてここで考えるべきは、納得できない説教をされた場合の社会人としての対応です。反論すべきか、それとも黙って説教をされるべきでしょうか?
どちらにも一長一短、メリット、デメリットがあります。納得いかない説教を上司からされた時の対応についてご説明いたします。
このページの目次
上司から納得いかない説教をされる事はよくあり事
社会人になれば、理不尽な内容で説教される事はよくあります。
例えば、「メモを取らずに自分の頭で覚えろ」と言われて頑張ってメモを取らないようにしていたけど、何か頼まれた仕事を忘れたら「メモしておけ」と怒られたなんて話よく聞きますよね。
それを新聞に掲載されたあるサラリーマン川柳では「俺のボス ヤフーでぐぐれと 無茶をいう」という適格に表現したものがあるぐらいです。そうです、世の中の上司の説教の大半はこれぐらい理不尽なのです。
納得のいかない説教の多くは、上司の勘違いと、当人の矛盾から発生します。勘違いというのは、本来説教すべき対象じゃない人を説教する場合、もしくは説教する内容が明らかに誤認した事実の上に成り立っている場合です。
当人の矛盾から発生したパターンは、メモを取れと言ったり、取るな言ったり、状況によって指示が違う場合です。
上司から納得いかない説教をされた時は反論すべき?
反論するメリットは、とにかくストレスを解消する事が出来ます。また納得できない説教が上司の勘違いから発生したものである場合、その誤解を解く事が出来ます。上司によってはきちんと謝罪してくれる人もいるでしょう。
デメリットとしては、上司との関係が悪化する可能性がある事です。これが誤解によって発生した説教だろうと、相手の矛盾から発生した説教だろうと、部下から自分の非を指摘されて、不愉快に思わない人は決して多くないのです。大概は「恥をかかされた」「言い訳ばかり」と曲解されたあげく、10分で終わったものの、下手に反論したがために、1時間になったりする事もあります。
また上司の性格にもよりますが、部下からの反論内容は関係なく「口答えをした」という事実を問題視して、「生意気」「上を敬わない」と目を付けられてしまう事があります。
上司から納得いかない説教をされても黙っているべき?
黙っているメリットとしては、上司には「自分の考えを理解してくれている」「きちんと反省している」と思われることです。従順な部下というのを好む上司が多いので、説教も早く終わる事が考えられます。
黙っているデメリットとして、上司が「こいつなら何しても許される」と勘違いする事です。人間は、無抵抗な人間を安全な場所から攻撃する事を好む生き物です。何のリスクも負う必要がないからです。そのため、反論しない部下に対して、ストレス解消の相手として想定されると、パワハラが始まります。
また、上司が勘違いしているために発生した説教であれば、誤解を解く事が出来ないままなので、あなたの評価が低くなってしまう事もあります。また上司が自分の矛盾に気づかないまま、あなたをずっと振り回し続ける事になるので、その分あなたは心身がすり減ってしまうかもしれません。
反論しても、黙っていても、デメリットは多い
例えば上司がきちんと筋道立てて説明すれば、理解してくれる人だったり、自分の非を認められる人ならば反論するメリットはありますが、そうでない場合は、デメリットが多くなります。
かといって、黙っていれば、今度はパワハラのいけにえの危険性があるために、ただ従順にしていれば大過なく過ごせない時代です。
上司の性格に合わせて自分がどうするか、決定してもいいでしょう。また逆に自分の中できちんとした一線を設けて、その一線を超える場合だけ反論するという方針もいいと思います。
例えば、仕事のミスに関しての説教であれば、甘んじて受けるけど、人格を否定する発言であれば、即座に反論するとかです。
それにはどこまでは許容できて、どこからが腹正しいと感じるのかをきちんと自分で把握しておく必要があります。そして反論する時は、出来るだけ感情に流されないようしましょう。
理不尽な上司と納得できない説教を受け止めるには
結局これは自分の問題なのです。
上司に公正さや正しさを求めるのは間違ってはいませんが、希望は叶うとは限りません。多くの場合、世界は残酷で、理不尽な事が多いのです。
上司の納得できない説教の多くは、上司の勘違いや矛盾する考え方から出ています。ただもしかしたら、そこにはあなたがきちんと捉えれば説教の趣旨が明確になるモノもあるかもしれません。
反論するにしろ、黙っているにしろ、どちらともメリット・デメリットがあり、これが正解と言われるものはありません。また上司の性格によって反論した方がいいケースもあり、黙っていた方がいいケースもあります。その判断は正直中々難しいものです。
ただ、相手に基準を求めるのでなく、自分の中に基準を設定して、相手がそれを超えてきた時だけ反撃するというのもいいと思います。
上司との関係は続きますから、何か発言する時は今後の事も視野にいれて反論しましょう。