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上司とは常に嫌味な言い方をすることが当たり前になっている危機

会社など社会人の一員としてなんらかの組織に属することは報酬を得るためには必要なこととなり、それによって自分自身を成り立たせる、本来は喜ばしいことであると思います。

しかし、現代社会、特にバブル崩壊後の1990年代半ばころから現在にかけて社会に出て喜びを得る人は減っているのではないでしょうか。

中でも上司から何かにつけて嫌味な言い方をされて他愛のないことでさえも余計な神経を使わせ人間の嫌味な部分はその人そのものの出自にて決まるものも多くあれば、現代の不況、日本社会の崩壊がすべての悪循環を招いています。

上司とは何のために存在するのか 部下はいつも悩まされすべては嫌味な言い方が殺す

社会に出て会社などの組織に属することはまず最初に上司と出会うことでしょう。
縁故採用で入社した場合は除けば上司というものは血の繋がりのない他人であることがほとんどだと思いますが、会社で仕事をしていくことや報酬を得るためには上司をはじめ周りの社員が力を出し合い、新人には手を差し伸べて成長させていくものです。

つまり上司とは新人にとっては「親」のような存在になるべきです。

しかしながらその「親」が日々嫌味な言い方ばかりを繰り返し場の空気を重くさせてしまうのであれば、新人をはじめ先輩社員もすべて仕事をすることに対しての士気を下げてしまっています。
嫌味な言い方をしていることに気がつかない上司は残念ながら多く存在します。

報酬を得ることに対してなぜ人はそこまで嫌な思いをして動かなくてはならないのでしょうか。
報酬を得ること、社会に進出することは本来は喜ばしいことであるのにその士気を下げる上司という存在を信じられなくなれば、すべての人間は崩壊します。

日本社会の経済はこのような「毒上司」によって崩壊の一途をたどっているのです。

嫌味な言い方をする上司はすべての人間や社会を崩壊へと導く

私がこの記事を草稿している現在は明日からまた勤務の一週間が始まる休日の夜です。
私と同じように明日からまた一週間が始まることを疎ましく思う方も多いのではないでしょうか。
いわゆる「サザエさん症候群」「ブルーマンデー症候群」といった症状に悩まされる時間帯です。

仕事の内容が複雑だ、やりがいを感じない、といった仕事そのものに対する不満もあってこのような重い気持ちになることもあると思いますが、「上司」という本来の心のよりどころに毒しか感じない、考えるだけで憂鬱であるような毒上司が年々増えてきています。

すべては日本社会の経済破綻から人員削減があり、そこから一人当たりにかかる業務の責任の増加から毒上司は生まれます。

もちろん上司そのものの出自が関わっていて、極端な言い方をしますとサイコパスなどの精神疾患を持ってしまった上司もいることでしょう。
どっちにしても嫌味な言い方が常に飛び交う現場とはすべての人間や社会を崩壊へと導いています。

嫌味な言い方では人は成長しない上司がばらまく毒

報酬を得るためには仕事をしますが、そこでなぜ人は苦しんでしまうのでしょうか。
報酬を得るためには仕事を得ていくことが人間界の常ではありますが、そこで嫌味な言い方をして部下を育てていくといった風潮が多く見られます。

そのような日勤教育に近い風潮はいつの世も続くのでしょうか。

人間は本来褒められて成長するものです。失敗して叱責はあれどもその失敗がないと人は成長しませんし、そこでくじけないでほしいと叱責のあとには激励があります。叱咤激励です。

叱咤までできる上司は山ほどいても激励ができない上司もたくさんいます。
嫌味な言い方で部下を成長させることを履き違えているのではないでしょうか。
また嫌味な言い方をすることを感じていない上司がいるのであれば部下の才能を潰してしまう、会社も潰してしまうことにつながりかねません。

社会全体を眺めていてもこのような風景が日常的になり、多くばらまかれた毒によって押しつぶされてしまう人間は今後も増えるでしょう。

嫌味な言い方から良いエフェクトは生まれない

上司という会社の「親」は部下を育てることも仕事のひとつにあります。
部下を育てることは会社や組織の今後を安定させていくこと、大きくすることで報酬を得ることができます。

それは上司自身が人生を生きるために必要な報酬を得ることになる重要な部分となります。
その部下を殺してしまうことは嫌味な言い方もひとつであり、さらに悪化した場合はパワハラに繋がり、部下を破滅に追いやってしまい社会不適合とさせてしまいます。
部下一人がいなくなってその後も会社を安定させることができればいいのかもしれませんが、したことは返ってくるものです。

部下という一人の人間の心を破綻させてしまう、部下という存在を殺してしまうことで、上司も今良かったとしても今後返り討ちを食らうなんてこともあり得ます。
因果報応、どの社会にも溢れています。

叱ることと嫌味な言い方は全く違うものです。

毒しかないのなら解毒する言葉で少しでも明るくしよう

毎日仕事をしていて「楽しい」と感じることがある方はとても喜ばしいことです。
業務の内容が大変であっても楽しいと感じるのは人間関係が良好であることが多くを占めるのではないでしょうか。

仕事の内容を問わずに人を苦痛にさせてしまうのは言葉の暴力があふれること、特定の人を仲間はずれにさせること、一番怖いのはその人の自信を喪失させるような言動です。

人は成功を得て自信を得ます。自信を得ることで新しい仕事にも挑戦し経験値を増やしていきます。その積み重ねで仕事のスキルをどんどん増やしていき、やがては会社を大きく発展させていきます。
部下や周りの人員の成長によって上司という存在も成長します。その成長があって社会での報酬を得ていくのではないでしょうか。

現在社会の労働の場を眺めていくと一緒に働き苦楽を共にする仲間、家族という意識が失われてしまっているように思います。

「大丈夫か?」「一緒にがんばろう」そのひとことで救われる人もたくさんいます、それが今後の会社の発展をうらなうなんてことにもつながっているのかと思います。

毒しかない社会では人は生きていけません、そのためには上司という「親」がご自身を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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