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上司から呼び捨て、「さん」づけで名前を呼んで欲しいと感じる人は多い

あなたは上司から名前を呼ばれるときに、「さん」づけで呼ばれていますか?

結構呼び捨てされている場面を、あちこちのお店や会社で耳にします。

部外者であっても、上下関係がわかりますし、聞いていてあまり良い印象を受けません。

皆同じ平等な人間なので、お互いを尊ぶ意味でも名前だけは「さん」をつけて呼んで欲しいと思います。

上司というだけで名前を呼び捨てにしてもいいの?

どうして他人を呼ぶときに呼び捨てにする人がいるのでしょうか。

自分の方が先に職場に入社したから、立場が上だということを示したいのでしょうか。

舐められないようにしているのでしょうか。

例えば、転職して中途採用で入社した場合や、出産育児に一段落した女性がパートに出た場合など、年下の先輩がたくさんいることになると思います。

そこで1回りも2回りも下の若い人から、呼び捨てされたらどうでしょう。

やるせない気持ちや腹が立つ気持ちでいっぱいになるのではないでしょうか。

それでも先輩にあたるわけですし、仕事を教えてもらわなければなりません。

こんな屈辱的な思いをするなら、仕事を辞めてしまいたいとも思うことでしょう。

仕事を年下の人に教えてもらうことになるのは覚悟の上で入社しているわけですが、名前を呼び捨てにされるのは心外です。

上司が名前を呼び捨てにする心理は!

まず、自分が優位に立ちたいから呼び捨てにする、というのは間違いないと思います。

自分の方が権力があるということを示して、自分の言うことを聞くように服従させたいのです。

会社によっては、会社全体が入社の遅い人を呼び捨てにする風潮があるところもあるようです。

それに従って、自分の意思には反しても、仕方なく目上の人を呼び捨てにしている人もいるのかもしれません。

また、呼び捨てにした方が親近感が湧くといった理由から、呼び捨てにしている会社もあるかもしれません。

体育会系のノリで呼び捨てしている場合もあるかもしれませんが、やはり職場では全員同じように「さん」をつけて欲しいものです。

そこの職場での入社の時期は遅くても、これまでの人生経験ではずっと先輩なのですから、その方々を呼び捨てに出来る心情が人として理解出来ません。

上司が名前を呼び捨てにすることによるデメリット!

上司が呼び捨てで名前を呼ぶと、指示を出すときにも偉そうになってしまいます。

「○○さん、これを明日までに仕上げておいてください。」と、なる場面でも、「○○、これを明日までに仕上げておいてくれ。」とならないでしょうか。

人の言葉とは不思議なもので、相手のことを丁寧に呼べば、自然と丁寧な話し方になるのです。

丁寧に言われればこちらも丁寧になりますし、させていただきますという心理になります。

しかし、命令口調で言われると内心は気持ちよくありませんね。

上の人が偉そうにしている会社では、下からの意見が言えない雰囲気になってしまい、アイデアも自由に発言出来ないのではないでしょうか。

社長さんであっても、苗字に「さん」づけで、一般社員と変わらない呼び方をして欲しいと言われている方もいらっしゃいます。

そういう会社は明るくて風通しが良いように感じます。

職場での名前の呼び方は統一するべき

職場において、人によって呼び方を変えるのもよくありませんね。

AさんにはAさん、BさんにはBと呼び捨て、CさんにはCちゃんなどでは、呼び捨てにされた人は、自分が嫌われているのかと思ってしまいます。

特定の同僚などに親しみをこめて呼ばれている場合でも、誰かが呼び出すと他の人までつられて同じように呼んでしまうことはよくあることです。

プライベートでは、仲が良ければ呼び方は自由ですが、職場にいる間はお互いに「さん」づけで呼ぶ方が周囲も気持ちが良いものです。

女性などに「ちゃん」というのも、セクハラと勘違いされても困りますし、特定の人にだけ「ちゃん」をつけるのも問題があります。

名前のことで職場の全員が嫌な思いをしないよう、統一して呼ぶことが必要だと思います。

あだ名とかニックネームで呼んでいると、本当の苗字がいつまでも覚えられない場合も出てきそうです。

名前を呼び合い、たくさんの人の名前を覚えよう!

人は自分の名前を覚えてもらうと大変嬉しいものです。

誰かのことを言う時に体型や髪型や癖などで思い出されると、ちょっとわかりずらいですし残念ですね。

職場できちんと名前を呼び合うことで、隣の課の人や関係会社の人の名前もしっかり覚えていくことが出来ます。

自分の名前を知っているはずはないと思っていた人が、意外にも名前を言ってくれたりすると、驚きと同時に喜びを感じますし、相手の人との関係も縮まった気がします。

名前を覚えてもらっているということは、自分に興味を持ってもらっている、尊重してもらっている、存在を大切にしてもらっているということに繋がるのだそうです。

名前を覚えてくれていた人には好印象を受けますよね。

お互い名前を覚えることで、会社全体の雰囲気も良くなりますし、お客様やいろんな関係先との関係も良くなること間違いなしです。

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