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職場に若い女性は必要?若さのメリットとデメリット

毎年新卒の採用を行っていない会社、即戦力を必要として中途採用に力を入れている会社ではなかなか若い人が入社してくることはありません。

職場に新人がやってくると、いい意味で空気が変わるものです。特にそれが若い女性であれば華がありますし、雰囲気が明るくなることもあります。

しかし何も分からない状態の新人を採用するというのは会社にとってみれば賭けですよね。リスクを背負っても職場に若さは必要なのでしょうか。

どんな職場にも若い女性が必要?

どんな職場にも若い女性が必要かというとそうではありません。力仕事が男性に向いているように、女性にも向いている仕事があるのです。

たとえば手先の器用さが必要とされる仕事や、こまめなスケジュール管理が大切になってくる仕事、受付業務など柔らかな印象の人を採用したい仕事などが挙げられます。もちろん年齢や性別でできる仕事が限られる訳ではありませんが、女性から人気があるかどうかも大きく関わってくるでしょう。

それらの仕事をするのにも若い女性が必ず必要というわけではありませんが、男性よりも女性の方が得意な仕事は、当然女性に頼んだ方が効率的と言えますよね。

「若い女性を雇ってほしい!」という男性陣の声を鵜呑みにするのではなく、もし入社することになったらどんな仕事を任せられるのか、どんな役割を担ってくれそうかという先のことまできちんと考える必要があります。

若い女性を必要とするのは男性だけ?職場の空気を読み取ろう

若い人が少ない会社では、若い人の扱い方を知らない大人が多くいます。必要以上に優しく甘やかしてしまったり、逆に厳しく当たりすぎて追い込んでしまうことも考えられますね。

すべての会社が毎年採用を行っているわけではなく、中には滅多に新人が入ってこない会社というのもあるのです。滅多に新人がこなければ、もちろん新人教育をする機会もそうそうありませんよね。採用の機会が少ないからこそ気をつけなくてはならないこともあります。

出入りの少ない社内では、小さな社会が出来上がっています。中には新人をよく思わないタイプもいますし、特に若い女性というのはターゲットにされやすい存在でもあります。

「なんでこの子が採用されたの?」「男性陣の趣味?」なんて言われそうな女性を入れてしまっては可哀想ですよね。若い女性に来てほしいという本音があっても、きちんと周囲が納得する決め手がなければいけません。

若い女性が必要とされるのはこんな職場

職種によって女性の方が向いている場合もありますが、会社のイメージや将来を考えたときに、若い女性を積極的に採用した方がいいと考えられることもあります。

会社の成長に伸び悩んでいるとき、新しいアイディアを持つ人を受け入れていきたいと考えるのなら閉鎖的な空気は無くさなければいけません。せっかく入社が決まっても、排他的な考えを持つ人ばかりがいては長続きしませんよね。

若い女性は華があると言われますが、場の空気を柔らかくしてくれる力もあります。受付業務など、社外の人と対面する職種に女性が多く従事しているのはそのためです。男性ばかりの会社よりも、多少女性がいた方が社内の雰囲気も明るくなり、新しい人たちにとっても溶け込みやすい環境にすることができます。

また女性は小さいことで口うるさいと言う人もいますが、言い方を変えれば気づきがあるということですよね。女性は男性にない視点がありますし、男性にも女性にはない視点があるのです。

様々な考えや視点を持つ人を雇いたいと考えるのなら、若い女性は無視できないのではないでしょうか。

若い女性がくることになったら気をつけること

若い女性に対する扱いは気をつけなくてはならないことがたくさんあります。若い人の採用に慣れていない場合は、若い女性に対してだけでなく、既存の社員に対する配慮も必要です。

新人を甘やかしすぎない

優しくするのと甘やかすことでは違います。きつく当たることでせっかく入った新人が辞めてしまうのでは・・・という心配はありますが、だからといって何でもかんでもやってあげたり必要以上に付きっきりになる必要はありません。

これは本人のためにもなりませんし、厳しい新人時代を乗り越えてきた社員たちからすれば面白くはありませんよね。自分が経験した辛さを味わえ!という考えの持ち主は時代と共に減ってきてはいますが、それでも「最近の若者は」と不満を口にする人は多いのです。

セクハラ発言に気をつける

普段おばちゃんたちには普通に言っていることでも、若い女性にとってはセクハラだと思われてしまうこともあります。

特に容姿に関して「スタイルがいいね」「綺麗な足だね」というのは純粋に褒めているだけなのに、嫌悪感を抱かれる可能性が高いので注意してください。

若い人が入社することのメリットとデメリット

若い人を採用するかしないか、どんな会社も一度は悩んだことのある問題ではないでしょうか。社内の空気の入れ替えをしたい、フラットな社風作りをしていきたい、そんな考えが生まれたときに若い人の採用を積極的に行う傾向があります。

何年も社会にもまれてきた大人とは違い、若いゆえの大胆な発想な行動力は強みです。凝り固まってしまった頭では、到底思いつくことのできないようなアイディアを生み出す力があります。

一方で若いということは圧倒的に経験値が足りていません。一人前になるまで時間もお金もかかり、会社にとって戦力となるまでは長い間コストがかかり続けます。

そのため新人の育成に余裕がない会社は若い人をあまり採用せず、したとしても教育にお金と時間を惜しむので、成長するまでに時間がかかるという負の連鎖に陥ります。

今の会社には若い人が必要なのかという判断は難しいところですが、採用を決めた時点で根気よく向き合っていく覚悟をしなければ、将来いい人材に成長していく可能性は低いでしょう。

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