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教師の仕事は何をやっているの?大変な仕事が多い理由をご紹介

学校の教師の仕事は生徒に勉強を教えること以外にも、実に多くの仕事を行っています。

先生の仕事のうち授業以外の仕事を知ることは少ないですが、細かく考えれば多くの仕事をしなければいけないので大変な職業でもあります。

誰もが学校の先生に教わったことがありますし、それほど忙しそうにしている印象はなかったはずですが、教師の仕事が大変な理由について紹介します。


教師の仕事が大変な理由は思春期の生徒の生活指導は気を遣う

教師の仕事で大変なことは、子供から大人に変わる思春期の生徒に対応しなければいけないことです。

生徒が多いほど個人を見ることは難しいですし、ちょっとした言葉が生徒の心を傷つけてしまう恐れもあります。

特に思春期の生徒は傷つきやすい時期でもあり、反抗したくなる年齢でもあります。

そんな生徒たちを正しい方向に導くのが教師の役目でもあるので、かなり大変な仕事になります。

ただでさえ言うことを聞かないナイーブな生徒を、何人も相手にしなければいけないので、毎日気を遣います。

授業中は勉強を教えていればいいだけですが、授業を離れると教師と生徒の関係性がとても大切になります。

教師として信頼されていなければ何もできなくなってしまいますし、生活指導をする時にも信頼される教師でなければ言うことも聞かないでしょう。

思春期の生徒を相手にする時には特に気を遣うことも多いので、精神的に大変な毎日を過ごすことになります。

教師の仕事は生徒だけでなく親への対応も大変

教師の仕事の大変な所は、生徒だけでなく親への対応もしなければならないことです。

親は自分の子供のことになるとムキになったり、理不尽なことまで言ってくることもあります。

モンスターペアレントという言葉も生まれましたが、学校に対してクレームを言ってくる親も少なくありません。

もちろん適正なクレームであればいいのですが、個人的に自分の子供のことだけを言ってくることもあるので、まさに親への対応は大変なことも多いです。

自分が担任となっているクラスの親への対応によっては、学校へのクレームだけでなく、直接教育員会に電話をする親も少なくありません。

大人だからこそどこに電話をすれば一番効果があるかを知っているので、親への対応はかなり大変な問題です。

特に体罰や暴力事件が起こったり、いじめ問題などが発覚すると、ここぞとばかりに攻撃されるようになります。

日頃から親とのやり取りをしっかりとしておくことで、少しでもクレームを減らすしか対応することができません。

教師の仕事が大変な理由はいじめ問題など思いテーマが多い

学校は社会とはまた違った学校社会があるので、自分たちのルールの中で共同生活を送っているのと同じです。

その中で未成熟な考えの生徒がいると、いじめ問題が起きることもあるので、教師にとっては大変大きな問題が発生することあります。

特にいじめ問題は根が深いので、教師が介入しても解決することは難しいでしょう。

いつの時代もいじめ問題はあるものですが、過激になるとより大きなトラブルに発展することもあるので、事前に防ぐことが教師の仕事でもあります。

学校の中でいじめ問題を完全に無くすことは難しいですが、早急に対処することはできます。

日頃から生徒との信頼関係を築くことによって、いち早く生徒の異変に気づいてあげることが大切です。

学校ではいじめ問題など思いテーマも多いので、対応を間違えてしまうと大変な事態になってしまいます。

教師の仕事は精神的にも大変な仕事ですし、毎日何が起きるか分からないのも不安になります。

子供への接し方が年々変わってきているので大変

教師が生徒へ接する時には、時代によって大きく変化をしてきています。

昔ならば教師は絶対的な存在であり、親からも先生として尊敬できる存在でした。

悪さをすれば愛のある体罰が許されていましたが、年々体罰問題が大きくなっていき、今ではセクハラ問題まですぐに発展してしまいます。

教師の仕事が大変だと思うのはその事態に合った教育の仕方があるので、しっかりと学んで対応しなければならないことです。

教師も自分たちが子供だった時の先生を比べると、今の自分はまったく違う存在と思えるはずです。

昔は男の子はくん付けで女の子はさん付けですが、学校によっては区別するのは良くないので、全員さん付けで呼ばなければならなくなっています。

時代と共に常識やモラルも変わってきますが、教師はその時代に合った常識を生徒と一緒に覚えなければいけないので大変です。

子供の教育を包括的な視点で見ることが大切

子供を教育することが教師の仕事ですが、個人的に生徒と向き合ってもなかなか大変なことが多いです。

生徒一人ずつしっかりと教育することは学校の教師では難しいですが、担任だけでなく親やそのほかの先生と一緒に教育していく意識を持つことが大切になります。

子供の教育を学校に任せっきりの親もいますし、子供が悪さをしても学校の教育のせいにする親もいます。

学校は勉強を学ぶ場所なので、子供の教育を任される場所ではありません。

子供の教育はあくまでも親の責任であって、学校は共同生活をすて成長させることが目的です。

親任せや教師任せにするのではなく、包括的に子供を見守ることによって、子供も正しい道へと成長していきます。

教師の待遇や権限も年々悪くなっていきますが、教師としての気持ちはしっかり生徒を卒業させてあげたいということだけです。

親と教師がしっかりと見守って、子供が立派な大人へと成長できることを願っています。

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