産休中の方必見!退職後に失業保険をもらう条件
現在産休中である、しかし復帰後には退職を考えているという方。
失業保険という制度をご存知ですか?
雇用保険に一定期間以上加入している人であれば、退職後にほとんどの人が受給できる就職支援手当です。
こちらの受給にはいくつかの条件があります。
この条件をクリアして退職することできちんと失業保険を活用し、転職活動もすることが出来ますので是非参考にして下さい。
このページの目次
失業保険をもらうために退職前にしておく事。産休中に知っておこう
まず失業保険を申請し、受け取るには雇用保険に過去2年間で12ヶ月以上加入している事が条件です。
そして直近6ヶ月の給与から1日あたりの手当が割り出され、その金額が支給されます。
産休中は給与が無いため、計算には含まれません。
その為に失業保険をきちんと現在の給与分受給するには、復帰し6ヶ月働いた後に退職する事が良いでしょう。
育児給付金などの制度と同時に、失業保険もきっちりと準備をしておくのが損をしない方法と言えます。
失業保険を受給する方法は、まずは退職し離職票が届いたら市区町村のハローワークへ行き失業認定を受けます。
認定を受けたら説明会に参加、そして数回の求職活動をし3ヶ月の給付制限を経て、受給開始することができます。
もしも退職理由が自己都合でなく、会社都合での退職の場合は給付制限が解除されるのですぐに受給を開始することができますので、退職理由はきちんと職員に説明しましょう。
産休後に退職し転職に向けて失業保険を受け取りたい時
そして失業保険を受給する事が出来たら、パートタイムでの転職を考えますよね。
専業主婦になる方は、失業保険の受給が終わったと同時に、旦那さんの扶養家族になる手続きをお考えください。
もしも失業保険受給中に、転職先が決まったら受給はストップしてしまうのか。
そうなると今月の生活費が厳しいのでは、と不安に思うかもしれませんが、その心配はありません。
再就職手当という他の支援が受けられる為、来月給与がもらえるまでの生活費などには困らないようになっています。
いつも何気なしに給与から引かれ続けていた雇用保険は、このような時の為にあったのですね。
大変助かる制度ですよね。
知らない方は多いのですが、失業保険は平均でも月に15万円ほどの支給額、もちろん個人差はありますが正社員で5年以上勤めていた人は満額で約50万円ほど支給されます。
受給期間は3ヶ月となるので、給付制限を合わせても6ヶ月で50万円ほどがもらえる制度なのです。
退職する前に、産休明けに失業保険の申請をする
失業保険を申請し、退職をするとなると国民健康保険に切り替えたり年金控除の手続きをしなくてはならなかったりと意外とやることは多く、忙しいものです。
失業保険を受け取らず、夫の扶養に入ってしまうという手もありますが、扶養家族になると月に8.5万円ほどの収入になってしまいます。
受給した場合の平均月15万円ほどと比べると、保険や年金を6ヶ月だけ多く払ってもおつりが来るのです。
受給資格があるのであれば、もらったほうが得だと言えます。
しかし実際に子育てに集中するという理由での退職は、失業中と認められない為に失業保険が受け取れなかったというケースもあります。
あくまで手当を受け取れるのは再就職を望んでいるという意思が必要になります。
その意思と、数回の求職活動が認められれば十分に受給資格があると認定されますのでご安心ください。
産休後退職せずに育休に移行できる場合
産休が明けて仕事に復帰しなくてはいけない時期がやってきた時。
しかしまだ子供を預けられる施設が見つかっていなかったり、家庭の事情などで仕事ができる状況でなかったときなどは、無理をして復帰することや退職を考える前に、育児休暇制度について会社に問い合わせをしましょう。
出産に伴う産休とは違い、父親である男性も取得することが可能な育休制度。
こちらは1歳未満の子供を育てている両親に取得の権利のある制度となります。
しかし産休後に育休を取るとなると、気になるのはやはり生活費の工面というところになってきますよね。
これから産休を迎える方は、産休前から産後のことを旦那さんとよく話し合っておくことも必要と言えます。
現在では改善されつつある待機児童問題も、まだまだ深刻なものであり、共働きの家に大きな影響を与えていますよね。
この先も不安が付きまとうことを考えて、やはり失業保険などの国から支給されるお金はもらっておくのがベストです。
産休後に復帰をする人へ
産休が明けて復帰を考えている人、もう復帰をしたが退職を考えている人。
どちらも共働きで子育てをし、その上帰宅後にのしかかってくる家事の山。
正直しんどいことのほうが多いのではないでしょうか。
毎日朝から晩までバタバタでゆっくりしている暇は1秒もないのは当たり前ですよね。
時間に追われ仕事に追われ、気付かないうちにストレスや疲れが溜まって体を壊すママは少なくありません。
無理をしているなと感じたら、すぐに会社や家族に相談することを忘れないで下さいね。
子育てはママが一人で頑張ることではありません。
周りの人や自分の両親、またはママ友など頼れる人を何人か見付けておくと良いですよ。
一番は毎日笑顔でいること。
ママは子供の笑顔の為に一生懸命になりすぎてしまうときがあるかもしれません。
しかし、子供にとってはママの笑顔こそが毎日の生きる源なのです。