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職場でイライラする人注目! ゆとり世代との接し方!

2017.5.15

まだ社会に出たばかりの若い世代を揶揄する言葉として、よく”ゆとり世代”という単語が使われます。

自分の権利ばかりを主張し、堪え性がなく、叱るとすぐに不貞腐れ、挙句の果てに、すぐに逃げ出す――ゆとり教育で育った世代のことを、皆、口を揃えてそう評します。

そのような人が職場にいて、何かとイライラする人・ストレスを溜めている人も少なくありません。

ただ――接し方を変えるだけで、あなたの抱えているそのイライラを解消することが出来る可能性があります。

職場のゆとり世代社員に、イライラする人は多い!

そもそもゆとり世代とは、高度成長期に激化した学業重視の”詰め込み教育”を見直し、”学業以外の時間を増やし、子供をより人間性豊かな人にするため”に始まった”ゆとり教育”の元で育ってきた世代を指す言葉です。

ゆとり教育について、この場で詳しく語ることはしませんが、結果的に、”甘やかされて”育った、勉強の本質や人間関係構築の仕方を知らない若者が増えた、と言われています。

こうした”ゆとり世代”の若者は、丁度今、社会人として働いている20代後半から下の年齢層に当たります。

この世代に相当する人の特徴として、

  • 自主性がない
  • 効率ばかりを求める
  • 自分の都合・権利ばかりを主張する
  • 成長意欲がない
  • 執着心がない
  • 自分に自信がない
  • 刹那的である(将来への展望がない)

などが挙げられます。

こうしたゆとり世代の職場での姿、引いては生き方そのものにイライラする人は少なくありません。

何故なら、その人――ゆとり世代よりも先に生まれ、生きてきた人達にとっては、彼等の生き方は、まさに自分達が忌み嫌うように教えられてきた姿だからです。

職場のゆとり世代にイライラする人は、接し方を変えてみよう

現在、団塊世代と呼ばれる、大戦後の日本を、文字通りゼロから作り上げた世代が次々に引退し、職場をリードしているのは、団塊ジュニア世代――いわゆる団塊世代に「自分達を見習うように」と育てられてきた世代です。

その世代の人は、とにかく、勤勉に働くことを良しとされ、個人よりも周囲との和を重んじるように(言い方は悪いですが)躾けられた世代と言っても過言ではありません。

しかし、逆にゆとり世代の人にとっては、自分を殺してでも和を重んじる心理が理解できません。

どんなに頑張ったところで、結局美味しい所を持っていくのは、一部の限られた人のみ、と認識しているからです。

そして、結局自分に何の見返りもないこと、得にならないことに尽力することを馬鹿らしい、と感じています。

ならば、自分を優先して何が悪い?――というのが、彼等の主な主張です。

教育というものは恐ろしいもので、何か劇的な発想の転換が起こらない限り、染み込んだ考え方は変わりません。

では、ゆとり世代の働き方にイライラする人は、そのままやり過ごすしかないのでしょうか?

勿論、そんなことはありません。

接し方を変えるだけで、彼等は劇的に成長してくれるのです。

ゆとり社員にイライラする人必見!職場で接する時の注意点

ここで、典型的なゆとり世代の代表、そんなA君がいるとしましょう。

あなたはA君の上司・先輩であり、彼の能力を判断した上で、ある仕事を割り振りました。

しかし、A君は「無理です」の一言で、仕事を受けようとはしません。

と、こんな時、一番やってはいけないことは、”精神論の押し付け”です。

A君は自信がないので、自分の力を過小評価しています。

それを奮い立たせるために、あなたは「君なら出来る!やれる!」と励ましたいでしょうが、彼は失敗したくない一心ですから、自分の意思を曲げません。

そんな彼にやる気を出してもらいたいなら、まず、あなたが論理的に彼の能力を客観的に判断した、という説明をするほうが、彼の心に響きます。

その上で、失敗やミスを恐れていても「失敗することは決して悪いことではない」という点を伝えるのも重要です。

ミスをした後に、それを放置することが悪いだけであり、失敗自体は誰でもやること、そして上司や先輩という上の立場の人間は、そうした若手のフォローをするために存在するのだ、頼っていいのだ、ということを事ある毎に伝えましょう。

ゆとり社員には、小刻みに仕事を成功させるのがコツ

それでもなお、A君が固辞する時には、彼が何故そう思うのかを聞きたく思うでしょうが、彼は漠然と不安を感じているだけで、それを説明する言葉を持っていません。

そんな時は、仕事をもっと細かく区切り、少しずつ達成させる方法を取りましょう。

例えば、本当は10ある仕事の全てを、20日にかけて頼もうとしていたならば、それを1ずつに分割し、更に日数も2日ずつ、というように、スケジュールを組み、小さな成功を積み上げさせて、達成感と自信を持ってもらうといいでしょう。

そして、仕事を教える時は、具体的な例を示し、それに沿って仕事を進めるように指示を出します。

自分で考えることが苦手なA君でも、具体例があれば、仕事を勧められます。

同時に、ただ「こうやるんだよ」とやり方を示すだけではなく、「こうすると効率よく仕事が進む」という理由を伝えると、A君は納得しやすくなります。

そうして、スケジュール通りに仕事がこなせれば、A君に「やれるじゃないか」と、一言でも褒める言葉を伝えましょう。

やれて当然、と本心では思っていても、その一言があるかないかで、A君は自信を持ちやすくなります。

ゆとり社員との接し方を変えれば、やがて強い味方になる

仕事は見て覚えるもの、上司はただ叱責するもの――そうした環境で仕事をしてきた人にとっては、過保護な方法を取らねばならないことに、自分達ばかりが損をする、そう思うかもしれません。

しかし、損をしていると感じているのは、実はゆとり世代も同じです。

彼等は彼等なりに、『自分達の生き方が正しいと教わってきたのに、いざ大人になる頃になってそれが間違いだったと後ろ指を指されている世代』であることに、劣等感を持っています。

そしてむしろ、自分達に対してイライラする人に、逆にイライラしている――そんな悪循環が置きています。

ただ、幸いなことに、現在はなりふり構わず働かなければならなかった、戦後の復興時期や高度成長期と異なり、日本は豊かになっています。

つまり、お互い、溝を埋める時間を持つことが出来るのです。

その為、この世代の人は即戦力にはならないかもしれませんが、大器晩成型と考え、じっくり腰を据えて付き合いましょう。

どの世代が良い、悪いというものではありません。

その世代で育った人、それぞれが持ち味というものを持っています。

皆が眉を潜めるゆとり世代の社員達も、じっくり腰を据えて付き合うことで、彼等の弱点を克服し、長所である効率的な考え方を発揮してくれる、強い味方になります。

お互いイライラして空気を悪くするより、接し方を変えて、より良い職場に出来るようにするのも、上司・先輩の役割です。

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