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会社に異動願いは通る? 結婚を理由に辞表を出す前に出来ること

2017.5.16

女性にとって、結婚後に仕事を続けるか否かの判断は、とても重要になってきます。

確かに、物理的に勤務が無理になる状況を除けば、環境、年齢、お互いやそれぞれの家族の考え方、色々なものを考慮して考えなければならないことです。

ただ「仕事を辞めるか、続けるか」、その2つの選択肢しか考えてはいませんか?

もう一つの選択肢として、”会社に異動願いを出して、勤務地や働き方を変える”方法も残っています。

結婚で会社を辞める前に、異動願いを出す道が残っているかも

一昔前までの日本では、「女性は結婚相手を探すために会社に入り、結婚相手を見つけたら仕事を辞めて、家庭に入る。その後時間が出来たらパートやアルバイトで働くが、基本的には家庭を優先」という考え方が一般的でした。

しかし、それはもはや古い考え。

結婚後もしっかり働きたい、そう思う人には働き続けることが出来る環境が整いつつありますし、そのための補償も(まだ不十分な点はありますが)充実してきました。

事実、その”一昔前”とは違い、会社側としても、女性のことを腰掛け社員(ちょっと腰を降ろしたと思ったら、すぐに結婚で辞めていく)としてではなく、れっきとした戦力としてみなし、重要な仕事を任せる・役職を付けることも当然になってきています。

ただ――実際、結婚をするとなると、その環境の変化から、仕事を辞めるか否かの決断を迫られるのは女性の方、というケースが多くあります。

これには様々な理由があってのことですが、自分がこれまで会社で培ってきたものを全て捨てることに、どうしても納得がいかない思いを抱えている人もいるでしょう。

もしかしたら、そんなあなたには”異動願いを出す”という手段が残されているかもしれません。

結婚を理由にした異動願い、果たして受け入れられるもの?

どうして、女性ばかりがキャリアを諦めなければならないのか…という気持ちもあるでしょうが、これは性差として、如何ともしがたい壁、結婚に付随することが多い妊娠・出産があるからです。

そして、子供を育てることは、決して一筋縄や一般論では語れない、100人いたら100のケースがあることで、線を引いてぴっちりと思い通りにいく事柄ではないため、状況によっては女性がキャリアを諦めるケースが多いのです。

特に遠距離恋愛のように、結婚を期に彼の住む土地に引っ越すため、女性が仕事を諦めるのも、結局は、こうしたことが根底にあるからです。

ですが、引っ越しのように、物理的に現在の職場に通うことができなくなったとしても、全国に拠点のある会社であり、かつ引越し先にも事業所があるケースや、家事・育児の時間を確保するために、部署を変わりたい、雇用形態を変更したい、というケースの場合は、”異動願い”が通用することがあります。

異動願いが受け入れられれば、自分のキャリアを丸ごと捨てる必要もなくなる可能性もありますし、会社としても、1から社員を育てるより、社内のことに精通している社員に残ってもらえるほうが嬉しい、という場合も多いのです。

結婚を理由に異動願いを出しても、会社が受けてくれないことも?

勿論、全ての異動願いが受け入れられる、とは限りません。

会社、つまり企業とは、社員に利益を上げてもらう見返りとして、給与を支払うという、実利を取る組織です。

少し厳しい話になるかもしれませんが、異動願いが受け入れられるかどうかは、会社にとってその社員がどれだけ会社に貢献したか、という点が非常にシビアに検討される機会と言っても過言ではありません。

その中で、もしあなたが今まで、率先して仕事を進める”会社にとって良い社員”であったなら、「別の事業所・部署でもきっと会社の利益に繋がるだろう」と、便宜を図ってくれるでしょう。

ですが、逆だと判断された時には、「異動をさせても利益を見込めない」と、申請を却下される可能性があります。

勿論、評価はしていても、異動先に空きがないといった理由などで、申請が通らないケースもありますし、出勤時間がまちまちで、他の社員のようにフルタイムで勤務できない契約社員より、新しく社員を雇い入れるほうが会社として利益に繋がる、というケースも多々あります。

それでも、ただ辞めることを結論として出す前に、打診をしてみることをお勧めします。

結婚を理由にした異動願い、どんな風に出すべき?

結婚を理由とした異動願いを出す時には、まず結論を出さず、「結婚する」という旨を、自分の直属の上司に対して報告をしましょう。

そして、その時に事情を話して「それでもこの会社で働き続けたい」という旨を伝え、異動願いを出したい、という点を相談しましょう。

上司は部下の動向を管理する責任がありますし、同じく部下から出された会社・仕事に対する要望に関しても、必要部署等に報告する義務を持っています。

その後は、上司と密に話し合いを持ち、要望が通るか否かの会社からの判断を待つことになります。

ただ、一点注意したいことがあります。

それは、結婚・異動直後に、妊娠をするケースです。

社員一人を異動させるだけでも、会社としては、かなりの労力を使います。

そうしてせっかく用意した席に、ほんのちょっとの間しか座らないまま産休・育休を取ることは、女性に与えられた正しい権利の行使ではありますが、周囲に与える心象は、決していいものではない、ということは忘れてはいけません。(事実、結婚を理由に異動願いを出した時点で、会社からも確認されることもあるようです)

ダメで元々、会社を辞める結論を出す前に異動願いを出してみよう

異動願いが受け入れられるかどうかは、偏に、あなたの今までの働き方がどうであったか、という点に付きます。

単に仕事が出来るだけでなく、社風を理解し、会社のために力になってくれるのであれば、別の部署や事業所に異動させても、またその場で頑張ってくれるだろう、と快く送り出してもらえ、かつ、新天地でも受け入れてもらえるでしょう。

それに、周囲の同僚とのコミュニケーションも重要です。

仕事は出来るが、周囲と足並みを揃えるのが苦手。そんな評価をされていたとしたら、別の部署で問題を起こすのではないか、と考えられても仕方ありません。

そうした自分の評価を改めて目の前に突きつけられることにもなりますが、今までの会社で培ってきたことを、これからもこの会社の中で発揮したい!――そうした強い意思があっての異動願いであることを、あなたは周囲に伝える必要があります。

ダメで元々、退職もやむ無しだったことを考えれば、異動願いを出してみるのも一つの手です。

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