しつこい上司は嫌われる!部下に無視される前に気を付けるべし
自分では自覚がないと思いますが、なんとなく部下との間の距離を感じる事ありませんか?
お昼に誘っても断られる、飲み会でも自分の周りに結界があるがごとく部下が寄ってこない。
これはあなたが「しつこい上司」「嫌な上司」と思われているからです。部下から無視されるようになれば、管理能力を問われる事にも…。
部下に愛される上司になるために、改善が必要な個所をご説明いたします。
このページの目次
しつこい説教をする上司は嫌われる!部下に無視されないようにして
部下が言われた仕事が出来ない、言われた通りにしない、ミスをする。どれも腹正しいですよね。
だから注意をする。それは当然です。
ただ注意の仕方が問題だったります。
嫌われる上司の中には、もう同じ事を何度も何度も繰り返す人がいます。ほとんどリピート機能が壊れた
のというレベルでやたら、同じ話をするのです。あなたの部下も馬鹿ではありませんから、精々2回ぐらい離せば伝わるのです。
しかし、何故あなたは同じ話を繰り返すのか?
それは、あなたの感情の掃き出し行為をしているからです。部下の行動があなたの感情を害していたので、それが治まるまで部下に感情をぶつけているのです。
こういう感情の掃き出し行為は、絶対に部下の心に言葉は届きません。
部下が問題を命令を聞かない、ミスをするというのは注意や場合よっては叱責が必要ですが、それと感情を吐き出す行為を一緒くたにしていしまうと、あなたの正当な注意ですら聞き流されたり、無視されるようになります。
上司のしつこい自慢話の多くは部下に無視される
自慢話ほどつまらない話はこの世にないでしょう。
しかし、それでも自慢話をする人は絶えません。
何故なら自慢話は自分が話しているのが気持ちいいからです。それが偶にであれば、多くの人は聞いてくれるでしょう。しかし事あるごとに話されれば、うんざりしてきます。
飲み会の話題は永遠に上司の自慢話になったらどうしますか?
部下にとっては悪夢です。だから部下は、いつまでも上司が自慢話をしていればそのうち話にも上司にも全く興味を示さなくなり、表面上はともかく、裏では完全にスルーするようになります。
もし飲み会の席で自分の周りに結界が張られて部下が寄ってこない場合、もっと自分が何を話題にしているか気を付けた方がいいでしょう。
もしミーティングの際に、あなたが話していても場の空気がだれているようならば、あなたは気が付かないけど自慢話をしているのかもしれません。
上司がしつこく仕事を指示すると、部下は指示を無視しだす
仕事が出来る人にありがちですが、自分のやり方が一番と思っています。
だから部下に事細かく仕事の指示をして、その通りにやらないとイライラする。説教する。こういった行為はものすごく部下のモチベーションを下げます。
もちろん丸投げはいけませんが、ある程度裁量権を部下にまかせてあげなくてはいけません。
誰でも自分のやり方があるのです。自分のやりやすいやり方で仕事が出来ないと、仕事をするモチベーションの維持すら難しくなります。
それを自分のやり方が一番と固執して、部下にそれを押し付けてしまうと部下はそのうちあなたの指示も無視するようになります。もちろん表面上は従順ですが、ミスした場合、「あなたの指示が悪かった」と責任をあなたに丸投げするようになるでしょう。
上司の「自分流」を押し付けるのでなく部下のやり方も認めてあげなくてはいけません。
仕事の指示は終始一貫していないと部下が混乱する
上司は部下に指示を出す時は、出来るだけ趣旨一貫していなければいけません。
つまり思いつきで部下を動かさない事が大切なのです。
朝に出した指示を、昼にはそれと真逆の指示を出し、また夕方には朝の指示に戻るという事をしていると部下は混乱します。部下はあなたの指示に従って仕事をしていますが、ロボットでもおもちゃでもありません。振り回せばモチベーションが下がってしまいます。
仕事にはそれなりに時間がかかるものです。指示が一貫したものでないと、仕事をするのにかけた時間が無駄になります。
こういう事が続けば、部下は「どうせまた指示が変わるだろう」と思い、あなたの指示を無視するようになります。
部下の就業時間はもちろん仕事をするためにありますが、あなたの指示に振り回されたりすると、仕事をした実感がないまま、無駄な時間を過ごした気分になってしまうのです。
部下に指示を出す時は、ゆっくり考えをまとめてからにしましょう。
どうすれば部下に信頼される上司になれるのか?
部下のモチベーションを下げる行為を辞めることです。
そして、部下を信頼する事です。あなたが信頼しなくては、相手も信頼してくれませんし、あなたが部下を尊重しなければ、部下もあなたを尊重しません。
部下を尊重していれば、相手を貶めるような人格を否定するような言動がなくなります。しつこい説教をする人の多くは、感情を相手に発散するのに夢中で相手を貶める言葉を言ってしまう事があります。
人間ですから、感情的になるのは仕方ありません。もし言い過ぎたという自覚がある場合は、すぐに「先ほどは感情的になって言い過ぎた。すまない」と謝罪しましょう。きちんと間違いを認めらえる人というのは部下に信頼をされます。
自慢話は控えめにしましょう。
部下を信頼して、仕事の裁量権を与えましょう。もちろん間違いやミスをしないように確認は必要ですが、ゴールに至る経路は人それぞれである事を理解しましょう。