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【いい加減にしてくれ!】職場で愚痴ばっかり言う人の心理

学校と同じように職場にもさまざまな性格の持ち主がいます。友達のように仲良くなる人もいれば、正直この人とは合わないと感じる人もいるでしょう。

中でも職場で煙たがられるのが空気を悪くする人です。本人に自覚があるのかないのかはわかりませんが、口を開けばいつも愚痴ばっかり、そんな人に出くわしたことはありませんか?

職場の愚痴ばっかり言う人にありがちなこと

なんでもない私語は大して気にならなくても、誰かの悪口を言っていったり不満を言っていたりするとなぜか耳が反応してしまうものです。

誰のこと・どんなことを言っているのか、自分が言われているのではないか、そんな風に考えてしまうこともありますよね。人間はポジティブな言葉よりネガティヴな言葉のほうが影響を受けやすく、たとえ自分には直接関係のないことだとしても気持ちが重くなります。

職場で愚痴を言う人は大抵いつも同じメンバーであることが多く、勤続年数が長いために周りは口出しすることができないような非常に扱いづらいタイプが多いのです。実際はそうでなくても、自分は仕事ができると思い込んでいるのもタチが悪い特徴のひとつです。

口だけ達者で手は動かさない、文句は言うけど改善に向けて行動しようとは思わない、そんな他力本願の働き方をする人に多く見受けられます。

愚痴ばっかり言うことで、職場の空気を悪くしている自覚はある?

愚痴で盛り上がっている会話が聞こえてくると、また始まった・・・とみんな同じことを考えているような空気になります。シーンとした中で響くろくでもない会話は、遠くから聞こえてくるだけでも苦痛です。

そこまで空気が変わってしまうのに、本人たちは気付かないのか不思議に思いますよね。よほど空気の読めない人たちなんだなと思うかもしれませんが、もしかすると相手はわかっててやっていることも考えられます。

自分たちの気に食わない人がいると、わざと聞こえるように話して嫌がらせをするケースも少なくありません。直接言えばいいものを、遠回しに攻撃して楽しむのです。

大抵ぐちぐち言うのは1人ではなく、グループとなって標的を追いつめていきます。自分たちの思うように動かない人がいると面白くないので、刃向かったらこうなるという見せしめの意味を込めていることも考えられます。

職場にも原因あり?愚痴ばっかり言う人を取り巻く環境

みんなが嫌だと思っているのに、なぜその人は愚痴をやめようとはしないのか。それには周囲の環境が大きく関わっています。

近年では風通しの良い会社を目指し、年齢も性別も関係なしにフラットに仕事をできるような社風が推奨される傾向にあります。しかし年功序列が染み付いている人からすればあまりいいものでもありません。

長く勤めれば勤めるほど良しとされていたのに、いきなり今日から実力主義になります!と言われてもついていけるわけがありません。どんなに有能な人材がきたとしても、自分より後に入ってきた人間は自分より下なのです。

そういった考えを肯定するわけではなくても咎めもしない、そんな曖昧な態度でいる周囲の人間にも原因があるのです。面倒なことに巻き込まれたくない気持ちはわかりますが、黙って見ているとこは助長していることにも繋がるのではないでしょうか。

嫌なことは聞かないふり!割り切って考えることの大切さ

愚痴を言うことが習慣になっている人は、注意をされたぐらいではなかなか止めないのが現実です。むしろ指摘されることで逆上し、エスカレートしてしまうという危険性もあります。

仕事において人間関係はとても重要ですが、せっかくやりがいのある職につけたとしたら、そんな人のせいで辞めてしまうのはとても勿体無いことです。私語厳禁としたところで休憩時間に暴走するだけですし、仕事に集中して頭を切り替えるしかありません。

聞こえないふりをするというのはとても難しいことですが、愚痴を言う人はそれが趣味なんだ。愚痴しか話せることがないんだ。というくらいに思って気にしないようにするのが一番です。

どうせ職場でしか顔を合わせませんし、この先一生の付き合いになるわけでもありません。その人と同じ空間にいる時間なんて、人生のうちのほんの一瞬に過ぎないのです。

健康に働くための環境改善は会社の義務

もうどうしても我慢ならない、そう思ったら上司や人事、会社の労働組合に訴えを起こすのも一つの手です。会社とは全員に等しく健康的に働ける場を提供しなければいけません。

こんな小さなことで、と思っているようなことが大変な心の病にまでなってしまうこともおおいのです。心の病は一度患うと完治までに時間を要し、完全な社会復帰までは多くの人たちの手を借りなくてはなりません。トラウマとして心に大きな傷が残ることもありますが、これは慰謝料をもらったからといって消えるわけでもありません。

仕事を苦に自殺をしたり鬱を発症するケースが後を絶たない日本では、働き方や働く環境の見直しが必要とされています。愚痴を言う人くらいいて当然と思わず、どんなに些細なことでも1人が訴えを起こすことで大きな一歩となるのです。

あなたのためにも、あなたの後輩たちのためにも何かできることがないか、考えてみてください。

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