上司の言い方がきついので辛い!会社を辞める前に試す事とは?
自分の上司は選べません。その結果時として、「何かの試練?」というレベルの上司に当たる事もあります。特に言い方がきつい上司だと、会社に行くのですら苦痛になる事もあるでしょう。
もちろん「会社を辞める」という選択肢もあります。しかし、会社を辞める前にもう少し上司をやり過ごす方法を試してみませんか?それでも耐えられないならば、「辞める」選択肢もあるのです。
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言い方がきつい上司は何故そんな言い方しかできないのか?
同じ言葉でも伝える人によって、伝わり方が違います。
よくテレビに出ている人でも、身近な人でもかまいません。結構きつい事言っているのに、何故かその人が言うと内容の割には「キツく」聞こえない事ってありませんか?
なんとなくその人が言うと許されてしまうのです。
しかしそれとは逆に、どうも人の神経を逆なでする言動をする人がいます。時々ブログやツイッターを炎上させる人がいますよね。
それは「考え方が非常識!」という事以前に、言い方というか人に自分の考えを伝える事自体に何か問題があるのではという気がします。
コミュニケーションというのは、相手に自分の気持ちを伝える手段です。口下手な人、上手く人と話せない人は「コミュニケーションが苦手」と考えがちですが、それだけではありません。恐らく言い方のきつい人というのもやはり本人の自覚がなくても「コミュニケーションが下手」という人ではないかと思います。
言い方がきつい上司をやり過ごす方法
今の上司はあなたにだけ言い方がきついですか?
それとも誰でも平等に言い方がきついですか?
もし後者であれば、その上司は前述したように本人の自覚がなくても「コミュニケーションが下手な人」でしょう。
そして自分の言葉が相手にどう伝わっているのか、あまり気にしていないのです。
だからあなたが傷ついても、落ち込んでも気づいていなかったり、気にしなかったりする事が多いと言えます。
そういったある意味無邪気なほど無神経な上司の言葉を本気で受け止める必要はありません。本当は自分が言った事をそう思っていなくても、何となく言ってしまっているだけという事が少なくありません。
まして相手は仕事場だけの付き合いの上司です。本当のあなたの事なんて全く知らないのです。そんな人が一体あなたの何を否定できるというのでしょか?
仕事の指示は従う必要がありますが、それ以外に関してはあなたを否定する事なんて上司にはできないのです。
言い方がきつい上司の被害者同盟を作る
みな平等に言い方がきつい上司であれば、あちこちに被害者がいます。
そういう人はいくらあなたが上司に注意されていても、それはあなたが悪いとは思わずに、「また上司がひどい事言っている」と思ってくれている事が多いのです。
陰口や悪口はいい事ではありませんが、それでも同じ苦しみを味わう者同士、その気持ちを共有してもいいのではありませんか?
例えばランチの時、会社から少し離れて誰も会社の人がいないような店で思いっきり愚痴を言い合いましょう。会社帰りの飲みに行ったり、食べに行ったりしてもいいんです。そこで同士を見つけて、苦しみを共有するのです。
被害者同盟の力は強く、そのうちあなたが上司に怒られていても、何故か他の人はみなあなたの味方という事で上司がなんとなくいたたまれない雰囲気を味わるようになるかもしれません。
あなたが上司に怒られた後に、自分の机に戻ると激励のメールやメッセンジャーが届いたりすることもあるかもしれません。
要はあなたが一人ではない事を知ればいいのです。
言い方のきつい上司とは出来るだけ距離を置く
いくら「この人はコミュニケーションが下手なんだ」と思っても、被害者同盟を作っても、やはり正面から罵詈雑言を受ければ、誰だって傷つきます。
ならば、無理して上司と付き合う必要はない訳です。
今は報告がメールでもOKなケースもありますから、接触を減らすためにできるだけ「メール」を活用しましょう。そうするとかなりビジネスライクになります。
考えてみてください。メールを打つにも時間がかかりますから、そこに必要でない事を永遠に書き続けられる人はいますか?どんなに頭に来ていても、普通文章にしている時にある程度冷静になります。
はっきり言えば時間の無駄です。しかし何故かその何倍の時間もかけて、部下を怒り続ける上司はいるものです。
また仮に感情的なメールが来れば、それはパワハラの証拠になりますから、「ありがとう!」という気持ちで受け取っておきましょう。
最終手段は会社に訴えてみよう!
言い方のきつい上司はそもそも「コミュニケーション」に問題を抱えている人なのですから、そういう人が言う言葉をそのまま受け取る必要はありません。それこそ話半分で流してしまっていいでしょう。とはいえ、正面からそういう上司と付き合うとストレスが溜まりますから、出来るだけ被害者同盟を結成して
ストレスの解消をするとともに、ストレッサーである上司と距離を置く事を心掛けてください。
必要最低限の接触でもやはり「この人が上司というのに耐えられない」というのであれば、一度辞める覚悟で会社に相談してみては如何でしょか?
その際には、出来るだけ客観的な資料が必要です。出来れば、上司があなたを怒っている時の音声があればいいです。また前述した感情的なコメントのあるメールなども立派な証拠になります。
上手く行けばあなたかもしくは上司が異動という事になる事もあります。また会社に言うのに抵抗のある人は、パワハラ関係の相談窓口などが公的機関や民間団体などで行っている事もあるので、そこに相談してみてください。