仕事のお悩み解決所

会社で一日中働いても休憩なし!?それは会社に必要以上に拘束されているかも

2017.6.13

皆さんは、お仕事の休憩時間はどう過ごしていますか?そもそも、きちんと休憩できていますか?

ランチに美味しいご飯を食べに行ったり、書店で面白そうな本を覗いてみたり、はたまた街歩きをしてみたり。有効的に休憩をとることで、単調な業務をより充実した仕事に変えていくことができるということはよく言われていますよね。

しかし、特にブラック企業と言われる会社を初め、まともに休憩なしで社員を必要以上に拘束して仕事をさせるという会社が存在することも事実としてあるのです。

そこで、仕事と休憩の関係性に着目し、会社が社員に休憩を与えることの必要性、皆さんがきちんと休憩を取ることの必要性を紹介していきたいと思います!

休憩なしは根拠なし!?会社の法的責任とは

休憩なしで働かされている多くの方は、泣き寝入りするしかないのでしょうか?

もちろん答えはNOです!なぜならば、一定の労働時間に対する一定の休憩時間は、会社が皆さんに与えなくてはならない法的根拠のある対価なんです。労働基準法に依ると、休憩に関しては次の三つの原則が適用されます。

  • 6時間を超える労働時間に対して最低45分の休憩
  • 8時間を超える労働時間に対して最低1時間の休憩
  • 労働者全体に対する一斉付与

いかがでしょうか?日本は法治国家ですので、法律の枠を外れた就業規則を会社が作成することはできません。その法律が、労働者に対して休憩時間を与えるよう明言している訳ですから、これは堂々と声を挙げていいということの大きな後ろ盾と言えますよね!(ただし6時間を「超える」ことが必要になるため、6時間ジャストの労働時間では休憩は発生しません。また8時間ジャストでは、最低45分の休憩時間という判断になりますのでご注意を!)

もしも会社がこれに違反した場合「使用者は6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」に処せられます。またこのご時世です、一度こうした行為でブラック企業のレッテルが貼られてしまえば、ビジネスの世界では致命的です。つまり会社の方こそ、自らの行為で最大の被害者になり得るということなんです。

こんな時にも要注意!会社待期は休憩なしと同じこと!

中には一応休憩時間はもらってるな、なんて方もおられるのでは?しかしそんな方こそ注意が必要です!

労働基準法の定義する休憩時間とは「会社の管理下に置かれない」ことが原則です。休憩時間という名の下に電話番をさせられたり、来客に備えて待機させられている方も多いのでは?これは「会社の管理下」と判断できるため、立派な労働時間に当たるんです!

また同じ理由で、会社側は休憩時間における皆さんの行動を指定することはできません。ですから、休憩時間にスマホでゲームをしていようと会社にはそれを止めていい根拠がありません。(他の方が働いている目の前で堂々とするのはモラルの面から避けた方がいいでしょう・・・。)

悪い企業だと、業務のためにあの手この手で社員を拘束してきますが、その発言や行動に正しい根拠はありません。堂々と、当然の権利を主張するべきです。皆さんが有意義に休憩時間を過ごすことは、法律で定められた当然の権利なのです。皆さん自身の能力アップやストレス発散のために時間を割くことを強くお薦めします。ひいてはそれが会社の業績アップにも繋がるのですから。

会社にとっても、休憩なしは成果なしの悪弊だ!

社員に休憩を与えようとせずに拘束したがる会社の経営者は、業務時間と成果が比例すると本気で考えている人が多いようです。12時間仕事をすれば12時間分の成果が、逆に5時間しか仕事をしていないと、5時間分の成果しか出ないと考えているのです。

しかしもちろん、これにも根拠はありません。逆に、適度に休憩を取らなければ、個人のパフォーマンスは劣化し、成果は時間と共に反比例して悪化します。

これには様々な要因がありますが、長時間の労働に対し、身心が持たないことが大きな原因です。例えば、人間には一日の中で体温が高くなる時間帯と低くなる時間帯があり、起床後2〜3時間後の午前中や夕方といった体温が高くなる時間には脳も活発に働くことができるため、結果として効率的な仕事に取り組むことができます。逆に就寝前といった体温が低い時には、脳の働きも鈍化するため非効率的な仕事しかできません。

また長い間目を酷使することによる眼精疲労も主要因の一つです。眼精疲労は目の痛みや疲れと同時に血行不良も引き起こします。この血行不良が、肩のこりや腰痛、吐き気も催し、更に脳へ巡る血液に対しても血行不良を起こすことで物理的に集中力を削いでしまいます。

以上に挙げたのはほんの一例ですが、会社は成果を上げようと奮起する一方で、自ら成果を下げる行動を取ってしまっているいうことに他ならないのです。

決定版!休憩時間を有意義に過ごす方法5選!

ここまで述べたように、有意義な休憩の過ごし方はご自身の能力を上げ、その結果仕事に還元されて会社にとってもメリットとなります。

そこで、休憩時間を無為に過ごさないための、有意義な休憩時間の過ごし方をご紹介します!

瞑想

目を閉じて考え事をせずに10分ほど静かにしていると、スーッと頭が軽くなっていきます。

書店へ行く

自分の興味ある事柄に関する本を読むことで、集中力のリセットができます。またビジネス書も多いため、仕事で使える情報も入手できてしまいます。

ジョギング

身体を動かすことによって血流を良くし、集中力を持続させることができます。またストレス発散にも最適です!

街歩き

オフィスという閉鎖空間では、気疲れもしてストレスが貯まりますが、好奇心の赴くまま街を歩くとリフレッシュできますし新たな発見があるかも!?

仮眠を取る

特に食事を取った後に有効です。食事によって血糖値が上がると、物理的に覚醒状態が低下してしまい睡魔に襲われます。手っ取り早く睡魔を排除するには、今のところ最も有効な手段と言えます。

いかがでしたか?この中から、ご自身が一番リフレッシュできる、もしくは仕事のモチベーションに繋げられるという方法を試してみて下さいね!

より充実した仕事のために、より充実した休憩を

ここまで目を通して頂き、いかに休憩なしという労働形態が悪弊であるかが分かって頂けたのではないでしょうか。

休憩時間というのは法律的にそもそも設けられなくていけません。また休憩が無いということは、社員のパフォーマンスの劣化に繋がり、最終的には業績の悪化にも影響してきます。自分自身の正統な権利として、あくまでも自分や自分の仕事のために使う時間であることを心がけて、正常な休憩時間の設置と利用を主張していきましょう。

もちろん、労働基準法の中の「一斉付与」のように、労使間で合意が成されている場合には必ずしも適用が義務づけられていないものも存在するため、私たちにもある程度の妥協は必要だと思います。(「一斉付与」は完全に業務が止まってしまうため現実的には難しく、時間差で休憩を取るのが一般的。)

しかし必要以上に会社に拘束されるような不都合があった場合、自分のためにも会社のためにも声を挙げましょう。身体と心が壊れてしまうようなことがあっては全てが遅いのですから。

適度な休憩時間を利用して、これまで以上に充実したお仕事を迎えて下さいね!

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