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モラハラ上司に復讐したい!そんな人へ準備と実行法をお伝えします

小学校の時いじめっ子だった人が大人になって社会人になるとどうなりますか?あるいは悪いことに、そのいじめっ子があなたの上司になったらどうなりますか?その結果は、あからさまな攻撃的行動や、たくみな心理的拷問、モラハラになり、職場は生き地獄と化してしまいます。

職場のモラハラは思ったより一般的で、ある調査では会社員の37%は仕事中にモラハラを受けたと回答しています。研究者の中には、職場のモラハラは性的嫌がらせよりも大きな問題だと言う人もいます。

モラハラ上司に傷つけられてもう限界という時、どうやって復讐したらいいでしょうか?

モラハラ上司に復讐するために心の準備を

モラルハラスメント、精神的嫌がらせとは、個人やグループが行動や言葉または文書により、誰かの尊厳を傷つけ、身体的または心理的悪影響を及ぼすだけでなく、 職場環境を悪化させ、雇用までを危険にさらすことを言います。

モラハラ上司を相手にする時、人々が犯す最大の過ちは、相手のペースに巻き込まれることです。これはほとんどの場合、オフィスで起こっている問題が、子供の頃に経験した問題の繰り返しだからです。

家庭と職場には構造的な類似性があり両方の日々の仕事は根本的に同じなので、職場でも家庭と同じような問題が起きるのは特に驚くことではありません。同僚の中には無視できる人もいるのに、それができない人は、家族関係の問題を追体験しているのです。モラハラを受けると、突然意地悪な継母のいた家の記憶が蘇るのです。

モラハラに立ち向かうにはモラハラにいちいち反応する状態から抜け出し、氷のように冷たくなる必要があります。ミスタースポックのように自分の周りに精神的な壁を築き、冷静でいるための訓練をし、感情を抑えるためにできることは何でもしてください。

復讐のためにモラハラ上司の行動を記録します

ここではお決まりの「良いニュース」と「悪いニュース」があります。良いニュースは、すべてがすぐに終わること、そして悪いニュースは、行動を起こす前に準備が必要だということです。

今からはモラハラ行為は全て記録に残し、正確に何が起こったのか、モラハラの詳細をすべてノートに書いておきます。モラハラ上司から来たおかしな電子メールなどは全て印刷しておきます。

ここで探すべきものは、モラハラ上司があなたの人生を悲惨なものにする方法ではありません。それは誰も気にしません。あなたが文書にしようとしているのは、モラハラ行為が職場の士気を損ない、生産性を低下させ、顧客に迷惑をかけているなどの例です。

ここではハイテクの手を貸りて、モラハラ上司が会議で嫌味を言ったら、密かにMP3プレーヤーでそれらを記録してください。モラハラが非常に深刻なら、ビデオペンを買って、ビデオログを取ることを検討してください。ただし自分のデスクから離れたデスクにペンをセットして、あなたが録画していることがばれないようにしてください。

言うまでもなく、文書の作成は完全に秘密裏に進めなければならず、信頼できる同僚も含めて、誰にも教えてはいけません。理由は簡単で、行動を起こす前に発覚すれば、モラハラ上司にこちらが先にとどめを刺されてしまうからです。

モラハラ上司に復讐するには、失敗した時の準備も怠りなく

ここまで来ると、もう後戻りのできない地点に近づいています。結果の可能性はたったの2つ、パワハラ上司が解雇されるか、またはあなたが会社を離れるかです。

2番目の結果になる現実的な可能性があるので、ネットワークを構築し、次の就職先探しを始める必要があります。これをあなたの第2の仕事にして、日々就活に励んでください。

一方、支出はできるだけ切り詰め、余分なお金は貯金し、会社の方針が許せば有給休暇をためて、できる限り安心して会社を辞められるように備えてください。たとえ次の仕事がすぐに決まらなくても、当分はやっていけるようにすることです。運がよければ、もっと自分に合った仕事を見つけてから辞めることができるでしょう。

しかし、もし会社に残りたいなら、次のステップは鋼の神経を必要とします。もしシナリオ通りに行かなくても次の計画があると分かっていれば、そうした心構えもしやすいでしょう。最終段階では人生最大の大勝負に打って出ますから、それが非常に重要になってきます。

覚悟を決めて一世一代の大勝負に出ます

人事担当者の言うことを聞くならば、次のステップは問題を人事部に持ち込むことですが、実はそれは大きな間違いです。人事部はあなたを助けることはできませんし、すぐに問題を単なるあなたとモラハラ上司の間のもめ事に矮小化します。彼らは事を荒立てないことしか頭になく、あなたの目的のためには役に立ちません。

代わりに、あなたは会社の経営トップに直訴するという大勝負に出る必要があります。誰か重役と直接話をする機会を見つける必要がありますが、比較的小さな会社やオープンオフィスの会社なら、これは比較的簡単なはずです。そうでない場合は、しばらくの間重役を追いかけて、直接話す機会を辛抱強く待ちましょう。

2人だけなったら、会社の生産性を損なう可能性のある大きな問題がある、またはもし自分ではない誰かが報告すれば、会社が訴えられる可能性もあることを知ってもらいたいと説明してください。

これまでに作成した証拠の文書と、可能であれば、モラハラ行為のビデオを重役に見せてください。いかなる状況においても、この情報を他の誰にも見せるつもりはなく、今見せているもの以外にコピーはない、愛する会社が傷つくのを見たくないからこうしているのだと説明します。

あなたとモラハラ上司の対立という形には絶対にしないで、モラハラ上司対会社という形にします。モラハラ上司の行動がいかに会社の目標達成を阻害しているかという話に持って行くのです。

勝機のない戦いでもやる価値はあります

しかし、モラハラ上司があなたの上司であれば、その上司の上司である重役がモラハラ上司の行動を大したことではないと考える可能性は高いと思った方がいいでしょう。なぜかと言えば、おかしな幹部は自分のイメージでおかしな上司を雇うからです。

とにかく、直訴が終わったら、重役の手を煩わせたことを謝罪して重役のオフィスを出ます。どれだけうまく訴えたかによりますが、仕返しが成功してモラハラ上司がクビになるか降格になる可能性は15%です。悲しいことですが、85%の確率であなたが斧を振り下ろされる側になるでしょう。

しかしきちんと出口戦略を描いておいたなら、それは大した問題ではありません。あなたは橋を燃やしていますが、現実の状況、つまりモラハラ上司の下で働くことは、単にあなたにとって妥当な選択ではなかったと考えてください。

最終的に会社を去ることになっても、思い残すことはありません。

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