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会社でミスをするとクビになる?ミスした時に取るべき行動

人間は完璧ではありません。だから間違いはあります。

会社でミスすると「クビになるかも!」と考えたあげく、そのミスを隠蔽しようとする人がいます。また隠蔽までいかなくても、誰にも言わずにそのまま黙っているつもりの人もいます。

しかし、基本的にミスをしても会社をクビになる事はありません。ただ、ミスをした時の行動によって、その後のあなたの評価は決まってきます。

ミスした時に取るべき行動についてご説明いたします。

会社でミスをしてもクビにはならない

会社でミスをしてもそう簡単にはクビになりません。実際会社が解雇をするのは、それなりに正当と思われる理由が必要なのです。でないと、不当解雇という事で裁判をした時に負けるかもしれないからです。

もちろんいろんな会社がありますから、中には裁判に発展する可能性を気にせずに解雇をしてくる会社もありますが、一般的にはそんなリスクを冒す会社は多くはありません。

だから、ミスをしても「会社をクビになりたくない」と恐れる必要はありません。

もちろん上司には叱責されますし、ミスの内容によっては、何らかの罰則が課される事もあります。ただ、減給があっても、損害を弁償しろとは言われません。それは法律で禁止されています。

そしてもちろん命を取られる事もありません。だから、もし会社で何かミスをしたら、この事を思い出してください。

会社でミスした時にクビを覚悟すれば何も怖くない

会社でミスをした時に、一番予想できる悪い事は「クビになる」事でしょう。前項ではその可能性は低いとご説明いたしました。しかしリスク管理の意味でも、腹を決める意味でも「クビになる」覚悟が出来てしまえば、逆に怖いものは何もないはずです。今更上司に怒られるのが何だと言うのですか。

ならば、ミスをしてまずやるべき事は、状況の把握です。

例えば、自分が犯したミスの影響がどのようなものになるかを把握します。もしそういったことが把握が難しい場合、出来るだけ早く上司に報告して、その指示を仰ぎます。

上司が外出中であれば、携帯に連絡、出られないようならば留守番電話を残すともに、メールを売ってください。上司に連絡が付かなければ、その上司に報告します。

ミスの対処は初期対応が全てを決すと言っても過言ではありません。とにかく上司に報告です。

会社でミスして上司にクビと言われたら?

上司の一存で「クビ」にする事は出来ません。クビにするには前述したように正当な理由が必要です。例えば繰り返し繰り返し、何度注意しても同じミスをするとか、ミスを隠蔽したとかその過程で犯罪を犯したとかそういう時です。

だから上司が「お前なんてクビだ」と言っても、余程の事がない限りはクビになる事はありません。

この言葉が出るのは上司も感情的になっているからです。部下のミスは上司の管理能力も問われますし、ミスの対応にこれから追われなくてはいけないので、上司の中には感情的になってしまう人もいるのです。

あなたが人間でミスをするのと同様に、上司もやはり人間で感情的に部下に当たってしまう事もあります。落ち着いてくれば通常の言動に戻ると思いますので、それまでは気にせずやり過ごしましょう。ここでいちいち落ち込んでは身が持ちません。

ミスをした時は謙虚に反省する事が大切

ミスをした時は、「自分が悪くない」という態度をしてはダメです。こうすると関係者はあなたを無責任と見なします。

ミスをするとついつい自分だけの所為ではないと自己弁護したくなりますが、これをミスの報告で言われると聞いている方は本当にイライラします。

確かにミスはあなただけの所為ではなく、組織の運用上の問題かもしれません。システム上の問題もあるでしょう。あなたは偶々運悪くそこに当たってしまったのかもしれません。しかし、他の人がミスをせずにあなたがミスをしたのであれば、やはり運が悪くてもミスをしたのはあなたの責任でもあるのです。

今後ミスの防ぐのであれば、どうやったらミスしないかという視点が大切です。同じように仕事をすれば、いくら気を付けてもまたミスしてしまう事もあるからです。その過程で、ミスをしやすい運用上の問題やシステム上の問題があれば、それは上司に報告しましょう。そして改善して、ミスが起こりにくい、もしくはミスがあってもすぐに発見できる状況を作るようになればいいのです。

そういった過程を見ていけば、あなたがわざわざ言い訳しなくても、そういった問題に上司も気が付いてくれます。

ミスをしても繰り返さなければ問題なし

ミスをするとこの世の終わりのように絶望して、隠そうとしたり、叱責されるのが嫌で会社に出社しなくなるのはあなたのためになりません。

前述したように、人間はミスをしますし、会社もミスをする事が想定内なのです。人間はミスをするからこそ、それのミスをしないようにいろんな手順を作って縛っているのです。

余程の事がない限り、ミスをしただけでは会社をクビになる事はありません。だから慌てずに腹をくくってミスをした時取るべき行動をとりましょう。

まずは現状把握と上司への報告です。上司に中にはミスを報告すると感情的になり部下を怒鳴ったり、人格を否定する言葉を言う人がいます。しかしそれを恐れていけません。上司は報告を受けなければ、無関係ですが、報告を受ければ当事者となります。あなたの仕事は上司を当事者に巻き込む事ですから、一緒に責任を取ってもらうには必要な行為なのです。

ただミスの状況を説明する時には、自己弁護をしないように気を付けてください。自己弁護は、より上司を感情的にしてあなたを無責任な人間と見なしかねない行為です。今後のミスをしないための改善策をかが得ていれば、運用上やシステム上の問題はやがて明らかになります。だから、客観的に自分の行為を説明すればいいのです。

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