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あなたも統合失調症かも!職場で無視されていると感じた時の対処法

「昨日まで優しかった同僚に無視されているのでは?」

「誰かが話していると自分の悪口を言っているのでは?」と被害妄想にとりつかれてしまう。

このように急に職場でハブられていると感じるようになったら注意が必要です。

実は、自分が統合失調症だと気づかずに苦しんでいる事例が数多く見られます。

そこで今日は、統合失調症の症状と対処法をまとめてみました。

職場で挨拶しても無視された!その原因は総合失調症にあるかも?

統合失調症の発症メカニズムは、まだ解明されていません。
しかし何らかの精神的な出来事が深く関わっていることだけは、間違いありません。

まず初期段階に多い症状は、仕事に対する意欲、集中力の低下です。
つまらないミスを繰り返したり聞き間違えや報告忘れなど日常の些細な出来事が精神的負担として積み重なっていきます。

よくある話が新入社員の電話の応対です。

「相手の会社名や名前が聞き取れない」
「もう1度名前を聞き返しても聞き取れない」

このようなことを毎日何十回も繰り返していると精神的におかしくなってしまいます。

その結果、毎日が極度の緊張状態になり何をやっても心ここに在らずになってしまいます。

本人や職場の同僚も統合失調症が原因だとは思わないので何か変だなというわだかまりだけが残り孤立してしまいます。

急に職場の同僚に無視されたと感じるのもここに原因があると思われます。

統合失調症って何?どうして職場で無視されたって感じちゃうの?

統合失調症の初期症状は、まず自分を責めることから始まります。
「ミスをしたのは、私が悪いからだ」「仕事に対する熱意がないのは私が怠けているからだ」と自分自身を責めることで納得させようとします。

自己評価の低い完璧主義者に多い症状です。

しかしそんなことで精神的問題は、解消されません。
その結果、自分自身に向けられていた不安や悲しみは、他の人に向けられます。
いわゆる責任転換です。
自分の中で問題を解決に導くプロセスを放棄して問題の原因を自分以外に怒りや憎悪として擦り付けます。

そして統合失調症の症状が悪化してくると「幻想」や「被害妄想」にとりつかれて現実との区別がつかなくなります。
「何も言われていないのに腹を立てる」「何もしていないのに無視されたと感じる」
など自分自身でも訳の分からない状況に陥ってしまします。

これで職場で無視されても気にならない!知っておくべき 統合失調症の症状とは?

統合失調症は、気合で治すことはできないので精神科に相談することなります。

統合失調症の治療は、「薬物療法」と「心理社会的療法」の2つが基本になります。
患者の状態に合わせた薬物を投与しつつカウンセリングなど精神的なサポートをしていきます。

症状の改善には、家族や恋人の支えも重要になってきます。

治療開始が早ければ早いほど完治する可能性が高まります。
しかし統合失調症は、再発を繰り返す病気なので長い目で見た治療が必要になります。

ただ1つだけ注意が必要なことがあります。
統合失調症は、症状を抑えることは出来ても完治せるのは、限りなく難しいのである程度の覚悟が必要です。

とにかく無理をしないことです。
体調が良いからと勝手に薬を飲むのを止めたりせずにお医者さんを信頼し周りのサポートを受けながら静かに安らげる空間で治療に専念しましょう。

職場の同僚が総合失調症だったらあなたは、どうしますか?

基本的には、何もしないが正解です。
近すぎず遠すぎずの距離を保ち自然な雰囲気を作ることが重要です。

もし本人が統合失調症だと気ずいていないのならそれとなく病院を勧めてあげるべきです。
ただし言い方を間違えるとトラブルの原因になるので注意が必要です。

現在治療中の同僚がいる場合は、統合失調症に理解を示してあげるべきです。
仕事を急かしたり要求したりせずにマイペースで働かせてあげましょう。

逆に「あの人ばかり特別扱されてズルイ」「あの人ばかり楽をして」とストレスを貯めこまないようにしましょう。

統合失調症は、決められた用量の薬を毎日飲むのが絶対条件なので飲み忘れがないか確認してあげると喜んでくれると思います。

それに精神的に悩んでいる人全般に言えることですが、「頑張って」「大丈夫だよ」と励ましの言葉は厳禁です。

総合失調症は、長期間の治療が必要なので長い目で見てあげましょう。

これを知ればもう大丈夫!これであなたも総合失調症の不安から卒業!

どうでしたか?

統合失調症は、誰にでも起こりうる病気です。
身近のちょっとした精神的な変化で発症する恐ろしい病気でもあります。

そして統合失調症になったことに本人すら気がつかないので発見までに時間がかかり、周りも含めて大変苦労する病気です。

しかし統合失調症は、症状をしっかりと理解し適切な治療をすれば何不自由なく仕事を続けることが出来ます。

そのためには、周りの理解とサポートが重要になってきます。
1人で抱え込んで悩まずに家族や恋人そして会社の同僚とみんなが1つのチームとして統合失調症と向き合っていけばかならず状況は改善していきます。
そして発見が早ければ早いほど治療の効果が高まります。

ですから皆さんも自分は、「人付き合いが苦手だから」「この同僚とは性格が合わないから」と心を閉ざしてしまう前に専門家に相談してみることをオススメします。

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